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『価値観の変化に危機感を覚える』人生釣り三昧#70

先週のnoteを投稿した際、連続更新記録が途絶えており「なぜ!?」となってのですが振り返ってみるとその前の週は1週間丸々出張に出ておりnoteを更新することを微塵も思い出さないまま一週間が終わっていたことに気付いたかずおかです。

#失われた1週間

さて。

今回は『価値観の変化に危機感を覚える』というタイトルでお話ししていきたいと思います。

前々からずーっと感じている事だし想定していた通りの未来に進んでいっているけど最近また一段と日本の雰囲気というか未来が暗くなっているような気がしているよという話です。

なんだかシビアな話になる気がしますが結論としては目を背けるのではなく向き合いたいと考えております。

それではよろしくお願いいたします。


▼「もうがんばれない」が蔓延する日本▼

コロナウイルスが話題になってから既に3年近い年月が経過しようとしていますが未だに日本では話題の中心になっています。
これといった打開策も生み出されぬまま今日に至るのが一番の問題化とは思いますが…

春の第6波以降「もうさすがにこの夏は大丈夫だろう…」と思った人も多いのか人が集まるイベントも徐々に以前の形に戻していこうという動きが見られましたがまさかの過去最大級となる第7波が襲来。

正直ここまでくると検査したらした分だけそりゃでるだろうといったところですがメディアが発信を続ける以上、日本人は素直にその情報を受け止めてしまいまた過敏になるんだろうなぁと思っています。

これだけならまだしも追い打ちをかけるかの如く円安や元首相の暗殺、参院選では暴露系ユーチューバーや元アイドルの当選。

真面目に生きてる人ほどこの一年は何かとしんどくなる、日本という島国で生きる未来がより一層不安になっていると感じざるを得ない一年なのではないかなと勝手に考えたりしています。

言動に出ているかは別として僕の周りでも「もうがんばれない」と張りつめていた何かが切れてしまったような人が増えたように感じます。
それも高齢者ではなくほとんどが現役世代というのがまたしんどい。

僕自身「環境が悪いと感じるのも思い通りの人生が歩めないのも全て自分の努力不足だろ」と言い聞かせながら生きてるタイプでその気持ちに変わりはないのですがそれを他人にも押し付けるというか「この考え方で生きてみなよ」と安易に言いにくい雰囲気というものを感じる事が本当に増えました。

なぜここまでの状況に陥るのかを考えると要因は様々かと思いますが現役世代の大衆的な層への影響を考えるとやはりインターネットの影響は強いのかなと…
SNSを中心としたインターネットの世界では真実か嘘かは別として日々膨大な量の情報が日々流れ込んできます。

その中には自分が興味のあるジャンルだけでなくトレンドだったりから流れ込んでくる情報も多い訳で興味が無くても「政治」や「社会情勢」、その他バッドニュースも沢山目にするんだと思います。

これまでは自分の周りの環境だけなら確かに自分の努力次第でどうにかできるかも!と思っていた人たちも流石に政治や社会情勢、為替といった大きな外的要因については「自分ではどうにもできない」となり心が折れてしまったのではないでしょうか。

実際に仕事を進めていく中で自分も結構苦労しているので凄く分かります。
そういった大きな外的要因のせいで同じだけの売上、利益を生み出す事のハードルが一気に上がってしまった感覚です。

「もうがんばれない」ムードが蔓延した日本(特にインターネットの世界)ではその世界に目を向け足を突っ込むと一瞬で心が飲まれてしまいます。

手っ取り早い対策として僕自身実践しているのは「SNS(インターネット)から距離を置き、自分の肉眼で見える世界と向き合う時間を増やす」なのですがこれだけスマホへの依存度が高まるとそれもまた難しいんでしょうね…

僕らは僕らが思っている以上にインターネットに依存しているだけでなく、自身が感じている以上に弊害が出ています。
そんなこんなで最近は大衆的な価値観が悪い方向(ネガティブな方向)へと変化している事に強い危機感を覚えています。

ま、それも飲まれる飲まれないの前に気付けるか気付けないかが最初の問題だとは思いますが…

▼国内市場自体がニッチの極み▼

さてさて。
だいぶシビアな前置きになった気がしますがこういった流れというのは遅かれ早かれやってくることが分かっていました。

どれだけの人がそれを感じているのかは分かりませんが日本が背負っている物というのは決して小さい物ではないどころかかなりの重荷なんです。

よほどのことがない限り2100年に向けて人口はどんどん減っていく事が目に見えている国であること。
(日本の人口については2100年には超希望的観測で6000万人、下手すりゃ4000万人、最悪3000万人と言われているくらいです。)

さらに人間も一生物なので当然死んでいくのは高齢者からですがまだまだ高齢者は増えていき子供を産みやすい環境が生まれる気配は無さそうという事を考えても少子高齢化は当分終わらないということ。

その裏では100~150年周期の大地震(南海トラフ)は今日も来る日に向けてエネルギーを溜め込んでいますしその日までのタイムリミットは刻一刻と近づいています。

大事なのはいずれも予想ではあるが遅かれ早かれ間違いなく訪れる未来の一つだということです。
ただでさえ生きてるだけでしんどいという雰囲気が蔓延していく中、日本はこういった大きな問題を抱えている国でもあるんですよね。

そういった大きな問題が起こるタイミングで段階的に国として落ちていくんだろうなというわけです。

そういった事を考えていると日本人のムードというか気持ち的な部分ってのは大衆的に見ると落ちていく一方と考えた方が現実的。
子供達が生まれる数が増えないまま人口が減っていくというのは既に価値観が形成された人間が今後も国内市場のターゲットということです。

ある程度の規模を越えて長く商品やサービスを売っていく事を考えると日本人を相手にしていくのって考えれば考えるほど無理ゲーなんです。

日本市場自体がニッチの極みみたいな市場になっているにも関わらず、今日も僕らはそこをどうにかしようと思ってしまっている。

僕自身、手掛けた物は世界中の釣り人に向けて飛び回っていますが未だに大半は日本で流通しています。

今でこそ成り立ってはいますが今の規模を国内だけで保つことが厳しくなることは目に見えていて拡大するなんてもってのほか。

いよいよデザインや機能についても国内市場だけに目を向けるのではなく世界の主要各国で大衆が好むデザインや風合いというものを学ばなければならないなと思う事が増えました。

何だかんだ3年続いているとはいえ長い目で見るとコロナなんてものは一時的なものに変わりありません。

この先に待っているのは衰退し続ける国内市場とインバウンドに頼らざるを得ない国家としての未来です。

▼インバウンド以外になにがある▼

直近だとハウステンボスが香港の投資会社に売却されましたが小さい規模で似たような話は多く存在します。
(北海道とかは特に露骨だった気がします。)

それが遂にハウステンボスの規模でも起こってしまうようになっているだけの話です。

買収された企業や土地から生まれる商品やサービスというのは間違いなく日本人だけにに向けたものではありません。

インバウンドで訪れる外国からの観光客が主なターゲットとなる為、外国語への対応やサービスの基準もそちら側に合わせるものが多いのではないかと思います。

その時に障壁となるのが「日本語」で、海外の人達は日本を訪れた時にサービスの質や商品の機能ではなく言語が通じる事を結構優先するはずなんです。
だって僕らでもそうじゃないですか。

やっぱり言語が通じるって本当に安心する。
外国だとなおのことです。

その辺が本当に顕著になってくるとコロナ明けの未来ではサービスや商品をインバウンド狙いの設計にせざるを得ないし日本人が日本語しか話せない未来は考えにくいかと思います。

「最低でも英語と中国語で現地の人と会話は出来ないと仕事にならないよね」という未来はそう遠くないところまで迫っているのでしょう。

だからこそ日本語以外の言語を最低限話せないとヤバいかもと思うことが増えました。

発展途上国や植民地時代がある国では当たり前のように母国語以外を使いこなすもしくは母国語が英語になっている国がありますがもうその感じです。

自分の知識不足、経験不足も相まって上手く言葉で説明できていないなと思いますが「この時代に生きる日本人って結構ハードモードだよね」というのが少しでも伝われば幸いです。

勿論、釣り市場に置き換えても同じことが言えるので僕が未来で描いている世界一の釣り場というのもインバウンド大前提の設計で考えていますし、今の仕事でもそれは常に頭の片隅に入れておかなければならないと言い聞かせています。

こんなことを話していると第一に「日本から出ればよくないですか?」という疑問が飛んできそうですがそこはやっぱり母国だからなのか「日本を諦めたくはない」というのが今の答えです。

冒頭でも言った通り目を向けるのはとってもしんどいし苦しいですがまだ頑張れそうなので引き続き目を背けず向き合っていきたいと思います。

それでは今回はこのへんで。

でゎでゎ。


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