見出し画像

『玄人層に潜む自称玄人層』人生釣り三昧#83

トヨタの新型クラウンがこれまでと大きくデザインの方向性が変わり、個人的には嫌いじゃないんですが発売以降出張で色々な地域に足を運んでいるのにも関わらず未だに一台も目にしていないことに気付いたかずおかです。

#そんなに売れてないのかな

さて。

今回は「玄人層に潜む自称玄人層」というタイトルでお話ししたいと思います。

仕事柄、常に色々な商品の企画を進めているのですがその中で最近特に感じるというか「こういう事か、勘違いしていたかも。」と思いつつあることについてのお話です。

よろしくお願いします。

▼ターゲット層のピラミッド▼

前置きでも書いたように僕はグッズ類(服、帽子、バッグ、グローブとまぁ色々)の企画を主な担当業務としています。

すると当然「このグッズはこんな人が使う(着る)だろうな」というのを常に想像しながら企画を立案し進めていくわけですがあらゆるものの企画立案~商品化においてターゲット層を考えるという手順が踏まれると思います。

そんなターゲット層を表す方法も色々ですが個人的にはピラミッド型の図が一番しっくりきます。

こんなやつです

今日はこのそれぞれの層について話していくわけでもなければ「売り上げを作っているのはロイヤル顧客の層がほぼ全てを占めていて、一般顧客の方が圧倒的に数は多いけど売上的にはそうでもないんだよ」という話がしたい訳でもありません。

この図で言うのであればロイヤル顧客層の層を釣り業界の自分が置かれている環境下に置き換えてもう少し掘り下げて考えれるかもというか勘違いしやすい点があるかもという話です。

▼玄人層はそこにいない▼

実際に商品を買っている「一般顧客層」と「ロイヤル顧客層」だけに絞って更にピラミッド図を展開した場合、自然と釣り市場だと「釣りの技量」というところも顧客層と大きく関わってくると思っていました。

ロイヤル顧客層には玄人~上級者が居て、一般顧客層には中級者~初級者がいるというイメージです。

実際にそれが当てはまることも当然あります。
しかし、そうじゃない事も全然あり得るなというのを最近感じる事が増えました。

玄人層には「(自分の技量を踏まえた上で)これでも十分」という考え方の元、価格帯的にはミドルクラス程度の道具を積極的に選んでいる人も多数いるわけです。

逆に知識と経験が豊富だからこそ本当に必要な機能を理解できるしどの道具を選べばいいかの判断まで出来るんだと思います。

かといってこのロイヤル顧客層が初心者の集まりか?と言われればそうでもない事が殆どで、そうなるとこの層の実態はなんだ?と思うわけです。

そんなこんなで色々と考えていると「自称玄人層」というところが結構な割合を占めているんじゃないかというのが今の考えです。

「自称玄人層」というとそのままの通りなんですが「自分の事を玄人と思っている玄人じゃない釣り人」です。
#悪口じゃないよ

この人たちは自分は玄人だと思っているので分かりやすいSNSやYouTubeの簡単な宣伝には反応せず、練り上げられた販促もしくは自分の信頼する人からの助言というに一番反応を示します。

ただ他の層に比べて反応を示した時の買い方は豪快といった印象で、その信頼される側の人が本当の玄人層といったところでしょうか。
ざっくりですが自称玄人層の中の2~3%程度が本当の玄人という感覚で捉えています。

そうなると余計にこの自称玄人層がロイヤル顧客層の多くを占める事になると思っていて、その層の売上が80%近くを占める以上、攻略しない手はありません。

▼自称玄人層に効果的な戦略を模索する▼

その攻略法としてのセオリーが「本当の玄人層を納得させる商品を作り上げる」であることは間違いないでしょう。

2~3%の玄人を納得させればその層が自称玄人層への宣伝媒体としても機能するので。

ただ、何となく、本当に何となくなんですがそれ以外の方法で上手く自称玄人層を反応させることも出来るんじゃないのかなと思っています。

具体的な攻略法や戦略が見えている訳ではありませんがそこに属する人たちの心理状況を丁寧に読み解いていけば新しい攻略法が見えてくるのかなと。

信頼における圧倒的な存在を「本物の玄人」以外の何かに置き換える事で反応させることが出来るかもしれません。

もしくは集団心理を活用することになるのかもしれません。

どんな方法があるのか分かりませんが色々と考えてみたいと思います。
というお話でした。

まだまだ頭の中でもフワッとした考えすぎて全然整理できてなかったので文章でも全く上手く伝えられている気がしませんがその辺を自分の中で整理するためにも考えていきたいと思います。

それでは今回はこの辺で。

でゎでゎ👋


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?