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BUCK-TICK TOUR THE BEST 35th ANNIV 福岡公演

2022年11月27日に福岡サンパレスで開催されたBUCK-TICK TOUR THE BEST 35th ANNIV のライブレポ(もどき)です。
例により阿保みたいに長文、妄想多め。そしてがっつりネタバレいたします。ネタバレ回避中の方はご注意ください。

***

コロナ以降初、約3年ぶりとなる福岡でのコンサート。
8月のFT ONLYの延期、本ツアーもユータさんのコロナ感染で2公演が延期と本当にどきどきしながら迎えた当日。コンサートが当日無事に開催されることがすでに奇跡なのよねぇ。(しみじみ)

今回の座席・・・なんと今井さん側の最前列(!)でした。
電子チケットを何度も確認しては震え、当日も会場に向かう地下鉄の中から手が小刻みに震えるほど緊張。会場到着後、気を落ち着かせようとツアトラの写真を撮りに行ってみたりして。帰宅後に確認したらブレブレの写真が何枚もあって笑ってしまった。

余り早く行くと緊張でどうにかなりそうだったんで、ちょっと遅めに入場。
ずんずんに前に向かう。え、ちょっと待って。今井さんの真ん前じゃん!
いや今井さん側って知ってはいたけども!!ち、近っ!!!…と席に着いた時点で心の中では一人大騒ぎ。一人参戦の方が多かったのか、奇妙な静けさと緊張感に包まれた最前列にさらに緊張が増す。

相変らず小刻みに震えながらステージ上を眺める。
今回は幕がないのね。あ、今井さんのところに椅子がある。仮面と燭台があるってことはアレやるのかな。とちょっと落ち着いて(?)来たところで、客電が落ちた。

THEME OF B-T
この曲が流れると、あぁ、また会えた!って胸がいっぱいになる。
B-Tに出会ってからのあれこれを思い出して泣いてしまう。
最近メンバー出てくる前に泣いてる。泣くの早すぎ。

ニコニコ笑顔のユータさん、元気そうでよかったぁ!!!って一安心。
安定のカワイイ笑顔、見られて嬉しいよ。つられてこっちまでニッコニコになったよ。(その割に衣装の記憶は一切ない)

アニイは死角でほぼ頭しか見えず。衣装の記憶なし。

ヒデさん
全体的に黒。巻きスカートっぽいやつのプリーツ部分が銀色。首元には太めの鎖。胸元開き気味。うん、なんか…一見シンプルだけど、すごく…凝ってた…よ。(3人雑でごめんなさい)

今井さん
白のフリフリシャツにベスト…紫?いや赤だっけ?あんなに間近で見たのに色忘れてるってどういうこと。黒と金の太めのストライプにダイヤ柄の膝丈パンツ。透けてる黒×紫のタイツ(TMレボリューション風)。がっつり厚底でヒールの高いブーツ。ヒール部分は透明。あのブーツで歩くどころか飛び跳ねて回っちゃうの、怖すぎる。入退場時には杖。

あっちゃん
黒レースのチュニック。裾の長さがランダム。ひらひら綺麗。中に赤地に黒レースのノースリーブ。黒の細いパンツ(タイツ?)。黒(たぶんレース)のリストバンドからはキラキラの細い鎖が手の甲~指へ。美しい手をさらに美しく引き立てる小道具。これ好き!その他小道具は、仮面・女優帽・黒レースのほっか(いいほっか)・蝋燭 など。

Go Go B-T TRAIN
Alice in Under Wonderground
今井さん目の前。近い。目力すごい。圧すごい。カッコイイ!!!
いきなり楽しくて、今泣いたカラスがもう笑った状態に。

あっちゃんの「ミャオ」からのGUSTAVE
爪を出したり引っ込めたり、猫になるあっちゃん。ラジオで猫愛をダダ漏らすあっちゃんの素顔を知って聴く(観る)と愛おしさが倍増♡今井さんも猫。ヒデさんも猫。ええ、もちろん私も全力で猫になりました。
そういえば目の前にやってきた英彦さんが真顔で後方を見て、ちょっと目をしかめていたのが気になりました。あれは何だったのかしら。

FUTURE SONGー未来が通る
「進め、未来へ」ってあっちゃんが言った気がする(妄想かもしれない)。
アニイのドラムが腹に響く。今井さんの力強い声に背筋が伸びる。あっちゃんが何度も、何度も、空を蹴る。まるで見えない壁を蹴破るみたいに。
『蹴散らせ 退くな 怯むな すすめ 未来だ』
どんな時も、前を向いて一歩ずつ。これからも、大好きな彼らと一緒に。そんなことをあらためて思う。

Moon さよならを教えて
一気に盛り上がった会場の熱を冷ますみたいに、会場が青に包まれた。
あっちゃんの伸びやかで優しい声。きれいな曲。

メランコリア
ふあぁぁ!好き!これ好き!!!
片足ピエロになるあっちゃん。天使をぐさぐさと刺すあっちゃん。グラスに血を注ぐあっちゃん。灰をふうっと散らして手をひらひらとするあっちゃん。はい、あっちゃんしか見てません。ふぅ、を目の前で見て、その美しさに呆然。あ、ここであっちゃん上着脱ぎました。

Villan
爆音と今井さんのクールな歌声&目力にヤラレて飛びそうだったので、ちょっとユータを見ると(気を紛らわすとかじゃないのよ。ユータは癒しよ。)仮面で顔を隠したあっちゃんが、ベースを弾きながら揺れるユータと全く同じ動きをしているではないか。なんともユーモラスで可愛くて思わずにんまり。もう仲良しなんだからー!
そんなお茶目なことをしつつ、叩きつけるような声と激しい動きでがっつり曲の世界を魅せるのが櫻井敦司。あぁ、好き。
ラストの方の映像は、カラフルに加工されたあっちゃんのドアップだった記憶。

舞夢マイム
今井さんが椅子に座る。あっちゃんがレースを纏い帽子を手にする。
きっと舞夢ね♡とニヤニヤする。(予想当たり)
ラジオで友川カズキさんや若林ケンさんをお好きと知って、この曲を歌うあっちゃんがすごく楽しそうで、どんどん演じ分けがくっきりしているルーツみたいなものがきっとそこにあるんだろうなぁ、と思うようになった。
曲の世界、物語をとことん演じる気概のようなもの。
あっちゃんの腰つき、手つきがさらに磨きがかかっていてくらくら。腿は出さずともあの色気。性を越えた56歳がダダ漏らす色気、恐るべし。

MOONLIGHT ESCAPE
ママ、パパ、忘れないで。ママ、愛してるよ。パパ、愛してるよ。
そんな感じのモノローグで始まったこの曲。くるりくるりと舞うあっちゃんが儚くて美しくて。映像の三日月が不穏な赤から少しずつ色を変え、最後は優しい色になっていたのが印象的。

ダンス天国
♪なんちゃら~かんちゃら~♪(英語?何語?シャンソンっぽいやつ)といきなり歌い出すあっちゃん。「レッツダンス!」で会場が明るくなって一気にヒートアップ。狂気のヒデ曲!楽しいやつきたー!!!
この曲で久しぶりに英さんが目の前に☆コーラス部分(Ah Ha 悪魔的♪)を今井さんのマイクで歌ってくれたのでがっつり目の前で堪能。この人の色気も相当なモノ。毎回ヒコ沼に堕ちかけては魔界に戻るワタシ。今回もうっかり堕ちるとこだったぜ。ふぅ、危ない危ない。ちなみに今井さんはどんなに至近距離でも沼に堕ちない不思議。たぶん圧が強すぎて怖いのよー(おい)

ユリイカ
あっちゃんが曲前になんか言ってた気がする。けど楽しすぎて記憶がない。
~あなたに恋をした~のところであっちゃんが目の前にきて、がっつり視線があってちょっと微笑んでくれて・・・死ぬかと思った。そして、またあっちゃんに恋をした。(落ちかけたヒコ沼から即脱出)
声は出せなくても、やっとLOVE&PEACEを一緒に出来て嬉しかったー!

さよならシェルター
ベスト盤の中に1曲だけ新しい曲を入れました。みなさん何を感じたでしょうか。自由に感じてもらえたら…というようなMCがありました。

~あのシェルターでまっていて~のところで、腰をおとし目線を低くして何かを待っているような切ない優しい目をしていたあっちゃん。なぜか猫を待っているように見えて、きゅんとした。

RAIN
すごく好きな曲。コンサートで聴くのは初めて。
前奏流れた瞬間、泣きそうになった。
こういう「汚れっちまった悲しみに」みたいな曲(?)をあっちゃんが唄うのが好きです。汚れを歌う美しさが滲み出ていて、切なくて、美しい。

ROMANCE
最近のパターンで「=太腿」になっていたこの曲。今回は蝋燭を垂らす狂気のあっちゃんバージョンでした。咽喉を掻き毟る仕草(してたよね?)、ナイフを胸に突き刺す仕草、にやりと嗤って蝋燭を手首に垂らす姿。いやもう何しても美しいわ。好きだわ。どんどん妖艶になる魔王さま。イントロ流れただけでこの世界に引き込まれる。この曲を観るたび「あぁ」という短い言葉にこれほど想いを込められるのか!と感嘆する。

夢魔
夢魔きたー!ツンドラ教きたーー!!魔王さまきたーーー!!!
しかし。しかしである。曲が始まるやがっつり目の前に出てきてギターを弾く今井さん。移動する気配の全くない今井さん。こうなってはもう今井さんを観るしかない。これを無視してあっちゃんを見る勇気は、私にはない。ということで、大好きな夢魔のあっちゃん、一切記憶なし。
華麗にお辞儀をして去っていく魔王さま。あぁなんてこと。ほとんど観てないわ。でもいいのよ。今井さんを目の前で堪能できたんですもの。精一杯両腕を伸ばして讃えたんですもの。悔いはないわ。そんな精一杯の強がりとともにあっちゃんを見送る。(なんだその心の中の小芝居)

ここで本編終了。
楽しかった。開演前、あんなに緊張していたのが嘘のよう。
前回最前列だった時は、あまりの近さに自由に踊ったり手を伸ばしたりするのを躊躇ってしまったんだけど。(今井さんに圧倒されて固まっていたというのもある)そんなん気にしてる場合じゃない!と今回何かが吹っ切れて、全力で楽しんできた。1回きりのこの時間。遠慮なんかしてる場合じゃないよね。

EN
恒例の今井さん&ユータさんの写真撮影。
お隣の方が「よかったら一緒に」ってタオルを持たせてくれて。今井さんの動画では最後にちらっと一瞬、ユータさんのブログはしっかり映ってて嬉しい記念。

JUST ONE MORE KISS 2021ver
ドレス
新バージョンのJOMKのきらきらした感じ。こういう光も似合う人たちなんだよねぇ。ドレスの重厚感のあるイントロはそれだけでぐっとくる。

そうそう、あっちゃんの衣装がニーハイショーパンになってたんだった。
タイトなシルエットの黒ジャケットの裾フリンジからのぞく細くて白い太腿が艶めかしくて、でも近すぎて直視できなくて、あっちゃんが近くに来るたびにどぎまぎ。曲とのギャップに混乱。
あとあっちゃんが近くにくるたびにふわっと漂う香りが、本当にCHANELのチャンスだわ!って確認。ムエットだと強すぎた香り。あっちゃんがつけるといい香り。(←やっぱり買おうかしらと思い始めている)

Memento mori
炎の熱、アニイのドラムの力強さ、今井さんの手拍子、あっちゃんが高く掲げたマイクスタンド。いろんなもの全部に「今」が詰まってる感じがすごくして、笑い、踊りながら、泣きそうにもなった。
あっちゃんの言うように「明日は何が起きるかわからない」今。
私たちにできるのはいつか必ず訪れる死を過度に恐れることなく、精一杯今を楽しんで生きること。彼らと共に過ごす時間を、「今生きている」幸せを満喫すること。

LOVE PARADE
「パレードは続きます。どこかでまた会いましょう。」(雰囲気。結構たくさん話してたのに覚えてない。)
笛を吹き、猫になり、パレードを先導するあっちゃん。
今夜のパレードはもうすぐ終わっちゃうんだね。でも、パレードは続くんだよね。また来年、きっとね。
そんな終演間近の寂しさと、儚いけど消えることのない、心の中のきらきらしたものを呼び覚ます曲。イントロから泣けるヒデ曲。
確かこの曲だったと思うけど、今井さんが不思議なステップ(ちょこっ、ちょこっと足を横にずらす)を踏んでて、その都度ヒールが引っかかりそうでドキドキした。

鼓動
2019年のDIQ(あっちゃん入院からの復帰ライブ)とはまた雰囲気が違っていて。自責や罪悪感がどんどん消えて、聴く者への祈りという側面がどんどん強くなっている気がするこの曲。

~生きていたいと思う 愛されているなら
 ごめんなさい ありがとう~

~この世に生ける すべての鼓動
 儚い だけど輝いて~

「鼓動」作詞:櫻井敦司

たとえ「愛されている」と実感できなくても、「生きていてごめんなさい」と思っていても、私たちは「今、生きている」。限りある時間を。限りある命を。そしてたぶん人は、生きているだけで輝いてしまうものなのだ。
生きている以上、その輝きを消すことなんてできない。
聴きながらそんなことを思って、この3年抱えてきた鬱々としていた気持ちや葛藤、迷い。それ自体まるごとそのままでいい。と肯定されたようで穏やかであたたかい気持ちになった。

***

手を振り、投げKISSをして捌けてゆくメンバーたち。
マイクをポンポン叩いて「また来るけんね!」って笑うユータ。相変わらずあざとカワイイったらないわ!

ああ、終わっちゃうー。と見送っていたら、最後の最後にすごいプレゼント来た。スティックを床でバウンドさせたアニイ(一度目失敗、二度目で成功)が目の前にやってきた。投げるのかな?って手を振りながら見てたら目が合った。で・・・で・・・「これ、いるかい?」みたいな感じで目の前にスティックが差し出された。私とお隣の人に「ん?どうする?どっちが取る?」みたいにスティックの先をひょいひょいって向ける笑顔のアニイ。
こ、これは手を伸ばすしかない!こんなチャンス滅多にない!と思わず掴み取りました。ほんの一瞬、早く強く掴んだためお隣の人から奪い取ったような形に(スミマセン)。

傷だらけのスティックにはストイックなアニイの職人魂が宿っているようで、その情熱の一部を分けてもらったようで、ドキドキする。

傷だらけのスティック。昨夜が夢ではなかった証。

みなさん、マスクでもどかしいですよね。代わりに僕が騒ぎます。
温かい拍手をありがとうございます。
8月のファンクラブ限定ライブがコロナで延期になって…やっと福岡に来られました。

というようなMCもありました。(記憶が激しく曖昧)
けっこうたくさん喋ってたのに。聴覚情報の記憶のなさに我ながら驚くわ。

***

毎回強く心に残る曲(自分にとって強いメッセージ性のある曲)があるのだけれど、今回は「メランコリア、Villan、RAIN、鼓動」の4曲。
汚い、醜いと自分が思っている部分、隠してきた部分。自分の中の天使性と悪魔性。全部含めて自分だし、それがあるからこその美しさがある。
そういう部分(いわゆる闇)を美しい、愛おしいと思っていることを隠す必要も、出すことを躊躇う必要も、抑える必要もない。どうせどっちもあるんだから。どっちがいいとか悪いじゃないんだから。むしろどっちも出るのが自然なんだから。そんなことを思った昨夜の福岡公演でした。

無駄に長いわりに、中身が薄くてまとまりのないレポ。
お付き合いありがとうございました!
何か思い出したらまた書き足します。

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