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アイドル×ホラー=ファントムシータ「おともだち」

「Adoプロデュースのアイドル、1stシングルはチャラン・ポ・ランタン小春の書き下ろし」というネットニュースに興味津々でMVを視聴。

Ado=「うっせぇわ」の人。
箱(?)に入って握手会する人。
…そんな雑な知識しかないワタクシ。

あんなに流行していた「うっせぇわ」すら、初めて全曲聴いたのはチャラン・ポ・ランタンのカバー動画。(好きなもの・興味のあるもの以外には一切見向きもしない性分がこんなところでも明らかに。)

おともだち(作詞・作曲:小春)

アイドル???
これアイドルのデビュー曲のMVなの???
ホラーだよね…(困惑)

「おともだち」という言葉の持つ安心感と閉塞感。笑顔の裏に見え隠れする裏切りと疑心暗鬼。仲間外れにされるかもしれない恐怖と緊張感(4対1って追い詰められる感が強烈)。

こういう女子にありがちな友達関係にまつわる恐怖って、昭和だろうが令和だろうが変わらないのね。

スクショ・裏垢なんていう現代ならではのツールと、こっくりさん・藁人形という昭和なツールが融合して、そこはかとない怖さを醸し出す。
メンバーの表情がよくわからないのも怖さを倍増させている。
こっくりさんに嘘吐きを教えてもらって関係が破綻していくのも怖すぎる。…って、怖いしか言ってないな。

結局一番怖いのは人間ってことね…。
って、それ小春節全開じゃーーーん(喜)
この不気味さ、癖になる。

アコーディオンで、小春ちゃんの声で聴いてみたい。(ファントムシータさんの歌い方がどことなく小春ちゃんチックなのでなおのこと!)

コーラスのメロディが「コ・ロシア」。

「おともだち」という小さなコミュニティの中で裏切る側の人って、仲間外れにされる側からしたらコ・ロシア(殺し屋)みたいなもんですからねぇ…と無理やり関連付けてにやりとする。

ファントムシータ。
オーディションで選ばれた10代のお嬢さんたちなんですって。すごい歌唱力。ホラーなMVと楽曲、歌唱力に「アイドル=カワイイ」っていう古いイメージを覆されました。アイドルも多様性の時代なのねぇ。

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