薔薇色の約束〜BUCK-TICK「薔薇色十字団」
3ヶ月。
泣いて、泣いて、泣いて、どれだけ泣いても涙は枯れない。
あっちゃんにもう会えないのに、なんで頑張って生きなくちゃいけないの?って時々全部が虚しくて、消えてしまいたくなる。それでも生きていくしかないってわかっているけれど。
あっちゃんが恋しくて、あっちゃんの声に触れたくて、泣くってわかってるのに作品を聴く。
久しぶりに聴いた「No.0」の「薔薇色十字団」で号泣した。
この曲で号泣する日がくるなんて思ってもいなかった。
悲しくて、泣いてばかりで。
夢や希望どころか、生きる目的すら見失って。
過去と失ったものにばかり目を向けて、時間だけが過ぎていく。
こんなんじゃだめだ。こんなことあっちゃんは望んでない。
…そう思うのにちっとも前に進めない。
そんな私に、この曲を通してあっちゃんがこう言ってくれた気がした。
『どんなときも 愛を語ることを忘れないで。
どんなときも 夢見ることを忘れないで。
その目に映る美しいものを信じて。
今はその胸に眠る 情熱と勇気を思い出して。
自分(たち)は薔薇だって思い出して。
そして顔を上げて、気高く美しく咲き続けて。
今は涙で見えなくなっているけれど
世界は美しいもので溢れている。
世界は愛で満ちている。
そして ひとりひとりが 気高く美しい愛そのものなんだよ。』
あっちゃんが送ってくれるたくさんのサイン。
しっかり受け取っていこう。
***
以下、前にアメブロに投稿した「薔薇色十字団」歌詞の意訳。
この歌詞、薔薇色十字の下に集いしお魚たちの掟(=約束)なのでは、と書いたものを手直ししました。
『薔薇色十字団』
薔薇色十字団
それは愛の名の下に集う 志を同じくする者たち
薔薇色十字団
それは愛に生き 愛に死ぬ反逆者たちが集う場所
情熱に燃えるその目が映すのは
薔薇の如き美しきもの(=物事の美しさ・真実)
その唇から零れるのは
薔薇の如き美しき言葉(=己の真実)
薔薇色の紋章を その胸に掲げ
高らかに声を上げろ
闘牛士の如き 華麗で勇敢な行いに祝福を
踊るような その喜びに満ちた人生に祝福を
どんな時も 愛を語り 夢を語ろう
君自身が 美しい薔薇
終焉に向けて 美しく
世界中に愛をバラ撒いて
自分という花を咲かせよう
君という美しい薔薇に 祝福を
勇敢で美しく歓びに満ちた人生に 祝福を
辛く苦しい時こそ 愛と夢を語ろう
自分の素晴らしさを忘れるな
思う存分 命を咲かせ
気高く誇り高い 赤い薔薇の如く
美しく 咲き 乱れ 散れ
***
薔薇は愛と美の象徴。
無理に手折ろうとする者を容赦なく刺す鋭い棘を持つ、美しくて気高い花。
赤は情熱の色。
炎の如く強い意志と行動力は、押さえつけられると怒りに変わる。
赤い薔薇。
それは愛と美と情熱、燃え盛る反骨精神。
そして私たちそのもの。
枯れることのない涙も悲しみも、やがて咲き誇る薔薇の養分となるに違いない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?