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連続140字小説-7「星、助かる」

がぶり!がぶり!
群れを食い散らし満腹になったサメはやがて悠々と去って行った。

ぼく、生きてる…
ふらふらしながら一息つく星屑に一匹の魚が話しかけてきた。

ようチビ助、頑張ったな。
見かけない顔だけど仲間とはぐれたのか?

ええっとね、ぼく、星なの。
空から落ちて来たんだよ。

魚は目を丸くした。

***
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