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【No24】フィリピン留学、成功の秘訣

せっかく留学したけれど、あまり英語力がのびなかったという人と、期待以上の成果があったと大満足の人がいる。その差は何だろうか。取材で聞いたことと自分の体験から、フィリピン留学を成功させる秘訣をまとめてみた。

(1)復習は絶対必要

1日6時間~8時間、マンツーマンで毎日勉強しているのだからもう十分。これ以上何もしなくても英語力は上がるだろう、と思っているとしたら間違い。語学学校の人に聞いたところ、留学で英語力を伸ばす人とそうでもない人との違いは、復習をするかどうかだという。

エビングハウスの忘却力曲線の話を聞いたことがある人も多いだろう。それによると、人は覚えたことの7割近くを翌日には忘れる。しかし、復習をすれば、記憶の持続時間を伸ばすことができるというものだ。

セブ島にあるファーストイングリッシュという語学学校は、「3つの復習」といって、勉強した日の夜、1週間後、1カ月後の3回の復習テストをすべてのプログラムに組み込んでいる。この学校を創設した本多正治氏は、日本で塾を長年経営してきた経験から、復習の効果を知り尽くしている。だからこその「3つの復習」プログラムなのだ。

取材した学生でも、1日の授業時間をあえて8時間ではなく6時間にし、2時間は自習に充てている、という人がいた。8時間授業を受けたら、復習の時間が取れず消化不良になるというのがその理由だ。その学生は、自習でインプットし、授業でアウトプットする、というサイクルを回すことで上達が実感できるようになったと話していた。

(2)目標を明確にする

留学カウンセラーに聞くと、留学成功の秘訣として一番に挙げるのがこれ。マラソンも、ゴールがあるから走れる。目的なき勉強は苦痛だ。「○○のためにがんばる!」というのがないと、あっさり三日坊主になってしまう。

目的は、できるだけ具体的なほうがいい。たとえば「英語が話せるようになりたい」という場合も、一人で海外旅行ができるレベルなのか、日常会話ができるレベルなのか、仕事でバリバリ使えるレベルなのか、まで具体的にしたほうがいい。TOEIC何点、というのでもいいだろう。

そして、一つの目標を達成したら、そこで満足していないで、また次の目標を設定する。

私の場合は「英語でインタヴューができるようになる」が目標。と言いつつ、そんなの何年かかるやら、という気もするので、もう少し手が届きそうな目標に変えたほうがいいのかもしれない。

(3)日本人同士でかたまらない

これもよく言われること。取材した留学生からもよく聞いた。

日本人同士で固まるとどうしても日本語を使ってしまう。それだけ英語漬けの時間が減ってしまうから、語学修得の道は遠くなる。かといって、あまりかたくなに日本人を避けるというのも気まずいものだ。困ったときに、日本人の友だちがいると心強いのは確かだし。

つかず離れずの関係は保ちながら、なるべく外国人の留学生と話をしたり、先生と会話するようにしよう。

フィリピンの語学学校では、先生も同じ敷地内に住んでいることが多く、その気になれば24時間、先生と英語で話せる環境だ。日本人比率の高い学校に入った場合でも、どんどん先生をつかまえて自分で英語漬け環境を作るといい。(つづく)

次回は、留学生たちに聞いた、効果的な英語の勉強法について書きます!

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