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今住んでいる所にリロケーションしてチャートを作り直してみたら、その変化に驚いた

占星術講座で、リロケーションということを学びました。

生まれた場所とは違う土地で生活している場合、その土地におけるチャートで見るということです。

星の位置は変りませんが、ハウスの振り分けが変ってくるので、それによって同じ人が、まるで違う性格になったり、違う能力を発揮するということが起こります。

外国に行くとすごく居心地が良く感じたりすることがありますが、それがハウスが変わることと関係しているという事ですね。

外国の場合はその変化は大きいというのがわかりますが、日本国内での移動の場合は、大きな変化はないだろうと思っていました。ところが、実際に自分の過去に住んだ町でのリロケーションのチャートを出して比べてみると、大きく影響のある違いがあったので、驚きました。

具体的なところでは、AC、MCが変わります。そしてハウスのカスプが変りますから、大家店子のハウスルーラーシップが変わります。なので、その人らしさとか、仕事の適性だとか、その人を特徴付ける要素が、生まれた土地とは変わってくるものがあるわけです。

僕の場合、姫路で生まれて、18才で札幌、そして23才で東京、神奈川、埼玉と、何度も引越を重ねて、生活圏を移してきたので、思った以上に影響のある変化がありました。

まずはACとMC、そしてそのサビアンシンボルを読むところから、変化を探ってみました。下の数字は僕が実際に住んだところとか、縁のあった場所のACとMCの数字です。

      AC      MC
姫路   ♏17(16.58) ♌24(23.93)
札幌   ♏19(18.40) ♍ 1(0.86)
町田   ♏21(20.17) ♌29(28.86)
下北沢  ♏21(20.31) ♌30(29.07)
登戸   ♏21(20.25) ♌29(28.98)
岩槻   ♏21(20.25) ♌30(29.15)
小川町  ♏20(19.83) ♌29(28.67)

※参考
弘前   ♏19(18.86) ♌30(29.94)
平賀   ♏19(18.96) ♍ 1(0.04)
バリ島  ♏12(11.41) ♌ 5(4.34)
ニューデリー   ♏29(28.83) ♌29(28.78)
ロスアンジェルス ♓ 5(4.96)  ♐15(14.72)  

札幌ではアセンダントが蠍座19°、MCが乙女座1°で、10室が乙女座になります。10室が獅子座であることと、乙女座であることで起こる変化は大きいですね。あのまま札幌で生活していたとしたら、僕はもっと地道なキャリアを選択した可能性がありそうです。

しかし、東京に出てきて、Acが蠍座20~21°、Mcが獅子座29~30°になります。そしてこの時、大きな変化は10室が獅子座と乙女座をインターセプトする形になるということです。


乙女座のルーラーの水星が9室にありますから、9室のために10室を使うという事になり、キャリアとして、「教える」という意味が出てきます。

姫路のチャートでは乙女座は11室なので、教えるというキャリアは見えてこないのですが、札幌や関東地方に住んでいる場合は、教えるというキャリアが見えてくるという事になります。

この違いは僕にとってはとても大きなもので、ちょっとした地震が起こったような感覚がありました。以前、大家店子のハウスルーラーシップを調べてみたときに、「教える」というキャリアはないと思っていたのです。なので、ここに来て、リロケーションのチャートではその可能性があるということを発見したことは、とても大きなことでした。



また、ACとMCの度数が変りますから、それぞれのサビアンシンボルも変ってきます。それを追って読んでいくと、なんだか成長のプロセスを追いかけるような気がして、ちょっと切なくなりました。

姫路にいたとき、
AC ♏17° 自分の中の未知の意志を育てていく
MC ♌24° 身だしなみの整っていない男(周りを気にせず没頭する熱い男と言う意味)

札幌に住むようになって、
AC ♏19° 外の意志を鏡のように映す巫女的な受容性を持った人。でも自分では意味がよくわからない。
MC ♍1° 具体的な事に集中することで、具体的な能力を持つ。  

東京、川崎
AC ♏21°は社会の習慣や常識に挑戦状をたたきつけるが、反逆的な意志が満たされることは少ない
MC ♌29°は人魚 無意識の衝動を形あるものに表現していこうとする。創作活動ではたぐいまれなセンスを発揮。曖昧なままに放置しておくことが許せず、はっきり形にしなくては気が済まない。

岩槻、下北沢
AC ♏21°は上と同じ。
MC ♌30°は得たものを惜しげもなく多くの人に伝えようとする。開かれた人だけど、こらえ性がない。恩恵を人に与える。

現在の小川町
AC ♏20°は、日常的な意識と特殊なトランス状態を自由に切り替えて、必要なときに必要な状態に入ることができる人と言える。そんな精神をうまくコントロールする力を身につけられる人。自制心が強い人。
MC ♌29°は人魚。無意識の衝動を形あるものに表現していこうとする。創作活動ではたぐいまれなセンスを発揮。曖昧なままに放置しておくことが許せず、はっきり形にしなくては気が済まない。




そしてハウスルーラーシップ、いわゆる大家店子のハウスの流れ図のことに話を戻します。

姫路では僕の10室は獅子座です。


札幌に移るとカスプがずれて10室が乙女座になりました。

そしてさらに関東圏に移ってきたら、10室が獅子座と乙女座、両方が入る、いわゆるインターセプトの形になりました。

姫路においては太陽がMCの直前ですから、5°前ルールで太陽を10室に入れ、獅子座10室の自室回帰となります。

誇り高きオンリーワンのキャリアを作るために、未来を切り拓く力を使うという感じでしょうか。個性を極めると言うところに焦点が合っていて、特に教えるというキーワードは出てきません。

しかし、札幌ではMC乙女座ですから、ハウスルーラーは水星となり、乙女座10室から蟹座9室へ矢印が向かいます。蟹座9室のために、キャリアを使うという事になります。

気の合う人たちのために、研究し、勉強し、おおらかに分かち合う=教えるということがキャリアとなる可能性があります。さらに乙女座ですから、具体的な細かいこと、実利につながるようなことを教えるのかも知れません。



関東圏に移ってきたことで、10室には獅子座と乙女座の両方が入ることになりました。そして、それぞれのルーラーである太陽と水星は、どちらも9室にありますから、やはり獅子座乙女座の10室から蟹座9室への矢印が生まれます。

これも、札幌の時と同じく、蟹座9室のために10室(キャリア)を使うということなので、やはり水星を使う研究生活であるとか、太陽を使って、誇りと尊厳のための思考を展開したり、理念を伝えたり、それらを教えたりということをしそうです。

そういう意味では川崎時代にはキネシオロジーを教える仕事をしていましたし、さいたまでは自然農、自然栽培の学びの場を提供したかったということがあり、やはり教えるということは僕にとってのキーワードだったんだということをあらためて確認したしだいです。

この図が僕のハウスルーラーの流れ図です。

左上が生まれたところ(姫路)で、5°前ルールを考慮に入れないで作った図。右側が5°前ルールを考慮に入れて作った図。そして下にあるのが、今住んでいる所(小川町)にリロケーションして作ったものです。


これから小川町での新たなキャリアを始める中で、教えるということもキャリアとしてあり得るということだと思いました。

おもしろいですね。姫路にずっといたとしたら、これはないわけです。僕の場合は関東地方に移り住んだからこそ、こういうことが可能になったということなのかも知れません。

そう考えると、リロケーションして星を読むということの意味は大きいなあと考えてしまいました。

日本列島の形状から、東北から東京に出てきた人よりも、西の方から東京に出てきた人の方が、変化が大きく出るような気がします。

ただ、ネイタルで星を読むというだけでは、見えないものがリロケーションを加味して見ていくことで見えてくるようです。

今住んでるところが、生まれたところから離れてる人は、そういう視点で見てみると、思わぬ発見があるかも知れませんね。そういうこともうちで提供していけるようにしようと思います。少しずつモニター感覚でやっていこうかと思い始めています。(*^-^*)

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