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サイン違いのアスペクトについてのとりあえずの結論

サイン違いのアスペクトということが数日前に浮かんで、少し考察しました。

コンジャンクションのみ

ミカミポーラ先生の講座では、コンジャンクションの場合のみ、サイン違いのアスペクトは考慮するけれど、それ以外のアスペクトについては、考慮しないというスタンスです。

たぶん、あれこれ調べられて考察を重ねられた結果の結論なのだと思います。それもあって、基本的には僕もそのスタンスでいるのですが、自分なりにどうしても気になるところがあって、そこをなんとか詰めたいと思ってあれこれ考えています。

地下鉄をどこから入れるのか気になるというのと似たようなレベルの葛藤なのかも知れませんが、気になるんだからしょうがないんですよね。とにかく気になるから掘るという感じです。

コンジャンクション以外のサイン違いアスペクト

コンジャンクション以外のアスペクトは、星同士が近くにあるわけではなく、角度、度数が同じであるか、もしくはオーブの範囲内であるということになりますね。

これってどういうことなんだろうって考えていたときに浮かんできたイメージはテレパシーです。ラジオのチューナーという方がわかりやすいかな。同じ度数の星同士はチューニングが合って、お互いのエネルギーがつながるわけです。各サイン、1度~30度で目盛りがあり、それが周波数というようなイメージです。

余談ですが、うちのパートナーと息子がアスペクトが多いのですが、彼らはよくタイミングが合うと言いますか、どうやらテレパシー的につながっているということが、長男が小さな頃からありました。きっと周波数帯が同じというのはそういうことだろうと思うのです。

アスペクトはエレメント、クオリティ

そして、それぞれの星が在住するサイン同士のエレメントやクオリティの相性によって、アスペクトのそれぞれの意味が変わってくるわけです。一般的に言われているアスペクトの意味はエレメントやクオリティに基づく定義です。

サイン違いのアスペクトの場合にはその意味が成り立たなくなるので、サイン違いのアスペクトはアスペクトではないということになります。

しかし、角度が近くてテレパシーが発生するときには、サインに関係なく、星と星との掛け算が成立すると言うことになりますから、なんらかの反応は起こるのではないかとも思うのです。

サインをまたぐとは

ここで問題になるのは、サインをまたぐ場合です。サインとサインの境目には厳格にラインがあって、そこを越えた途端にまるで違う世界になると思われ、間には壁があり扉があるというようなイメージかも知れません。

サイン違いであっても、コンジャンクションの場合は距離が近いので、物音が聞こえたり、お互いの匂いを感じられたりするかも知れません。だからオーブの範囲内であれば、サインを超えてもコンジャンクションは成立しているということですね。

では、それ以外のアスペクトの場合、直接の音も匂いも届かないですから、そこにテレパシーは働くのかということが問題になります。

たとえば獅子座15度の星と牡牛座16度の星は、1度違いですから、角度は89度でスクエアとなり、アスペクトしています。では獅子座30度の星と双子座1度の星ではどうなるだろうということです。同じく89度ですが、その角度だけ見て、スクエアと見るのは早計だよということです。

獅子座15度と牡牛座16度なら当然電波はキャッチできるでしょう。でも獅子座30度と双子座1度ではどうなるのでしょうか?

星にはオーブがあるので、いけそうな気もするのですが、電波をキャッチする本体の位置の問題なのだとしたら、ダメという事になるかも知れません。

しかし、オーブがアンテナみたいなもので、アンテナがキャッチすれば声は聞こえるというのであれば、少なくとも星同士の連絡はできるかも知れませんね。

そうなると問題は、アンテナがサインの境目を超えて向こう側まで関与できるのかどうかという事になりますね。オーブがサインの境界を超えられるものなのだとしたら、それもあり得るのか?

それなら、星と星との連絡自体は起こることになり、一般のアスペクトの意味とは変わってくるけれど、その影響はあるだろうということで、リーディングするときに考慮に入れる必要があるかも知れません。

オーブって何?

ここまでの書いたことを読み返して思いましたが、そもそも、オーブって何?ってことですね。

影響力、光が届く範囲、オーラみたいなもの、

オーブを見るときに、ある程度年齢のいった方のネイタルチャートであるとか、関係性が長いシナストリーとかでは、オーブを少し広めに取ったりしますが、それは経験によって培われて成熟した人間性であったり、徳のようなものであったり、後光が差すみたいな感じの光のイメージに近いのかも知れません。

オーラみたいなものだとしたら、小周天、大周天、瞑想などするときに、自分の意識が広がり、大きくなり、部屋の大きさに届いたり、場合によっては家を超えて町を覆うくらいに大きくなったりすることがあります。

それがほんとに大きくなると宇宙全体を包み込むような意識状態になったりするわけですが、その意識が届く範囲をオーラというなら、もしかしたらサインの違いを超えて、星と星を結びつけるアスペクトはあり得るのかも知れないとも、やはり思うところがあります。

しかし、これって人によって、かなり変わってくるような話ですから、そういう漠然とした情報ははじめから外しておいた方が、きっちりとしたリーディングにつながるのだというのは、たしかにそうなのかも知れません。

そういう意味で、72度だとか、45度だとか、135度だとかの、いわゆるマイナーアスペクト(30度をベースにしないアスペクト)についても、ポーラ先生は根拠がないものだから使わないとおっしゃっていました。

あくまでも30度をベースとしたアスペクトのみをアスペクトとみるというのは、地に足の着いた姿勢だと思いますし、それについても僕は同じ意見です。


とりあえずの結論


サイン違いのアスペクトをどう捉えるかという問題について考えてきましたが、結局、そういう星の配置を持っている人にアンケートして、データを集めて、そこに有意な根拠を見いだせるかどうかということで、検証していくしかないと思われます。

なので、ここで考察したことをベースにして、これからいろんなホロスコープを見ていくときに、そのあたりのことも頭の片隅におきながら、見ていくという姿勢でいようと思います。

基本的にはコンジャンクション以外のサイン違いアスペクトはないというスタンスで見ていくので、問題はないでしょう。

そしてある程度の経験を積んでいく中で、自分なりのスタンスというものができてくるのだろうと思います。そういうところが気になるというのは、僕の持ってる個性にもよるでしょうし、またもしかしたら、そこから何か大事なものを見いだすことになるのかも知れないと思います。

そうなったら、おもしろいですね。この世界、これが絶対というようなものはないようにも思いますし、結局は自分が納得いくことをやっていくしかないのだとも思います。

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