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文章を表現することが好きだ

私は文章を読んで、表現をすることが好きです。

小学校の時、私は非常にシャイな性格で、人前に出るのが苦手でした。
しっかりものに見られがちで、係のリーダーになることも多かったのですが、代表して何か言わなければならないときはカンペを作り、しっかり心構えをしなければ異常に緊張してしまいました。

普段の授業でも、発表するのが苦手でした。
意見はあるし、伝えられるなら伝えたいなとも思うのですが、どうにも手を挙げる勇気が出ません。

そんな私を変えたのは、小学校四年生で演じたオズの魔法使いの木こりの役でした。

発表会の季節が、、、

小学校四年生の時の、夏の終わり頃だったでしょうか。

秋ごろにある発表会に向けて今年度やる劇が決定され、先生方が私たちに台本を配りました。配り終えると、
「役はオーディションで決めるから、自分のやりたい役を考えておいてね」と先生は言いました。

私はその台本を読み、一度文章として楽しんだあとすぐさま、
「どの登場人物がセリフや出番が少ないのか」
を必死に探し始めました。

確か、ナレーターの役で「北の魔法使い」という役が作られていて、人数が多い&セリフが少ないということで、オーディションはこの役を受けようと思い希望を出しました。

オーディションの日

オーディション当日。

とにかく「北の魔法使い」の役を勝ち取り、いかに目立たずにこの発表会を乗り切るかに全力でした。

志望した役ごとに呼び出され、少し遠くにいる先生方に向かって指定されているセリフを読み上げます。
台本は見ながらでok。動きなどもつけてよかったのですが、恥ずかしがってやらない子が9割でした。

思っていたよりも主要登場人物を志望する子が少なく、目立たない北の魔法使いの役はかなりの倍率になっていた記憶があります。

合格はオーディション後すぐに言い渡されます。
さあ、私ことあるさん、その結果は・・・・・・・・・

!!!!!!!!合格!!!!!!!!!


いやあ、受かりました。流石です。

ただ、この結果をなぜかみんなの前ではなく、個別に呼び出され伝えられました。
その場には私だけでなく、同じく目立ちにくい役に応募した友人も2人ほど呼ばれており、その2人も合格を伝えられていました。

なぜ、合格なのにわざわざ個別で呼び出されたのだ・・・?

他2人も同じような疑問を抱いたようで、同時に何か嫌な予感も感じていました。

まさかのお願い

そこで先生方から伝えられたのは、まさかのお願いでした。


『オズと魔法使い』の主人公ドロシー。
ドロシーは愛犬トトと竜巻でどこか遠くの地へ飛ばされてしまい、西の魔女に自分を元居た地へ帰してもらうようお願いをするべく、旅をすることになります。
その道中にて、「脳みその欲しいカカシ」、「優しい心の欲しいブリキの木こり」、「勇気の欲しいライオン」に出会い、共に西の魔女の元へ自分の願いを叶えるようお願いをしにいくことに。
様々な困難を乗り越えつつ、彼らは西の魔女の城へとたどりついて_____

私が小学校でやったものは大体こんな感じのあらすじだったと思います。
主人公ドロシー、愛犬のトトは旅の途中、仲間を見つけるのです。

そう、この仲間たち、劇中でも大事な役です。
先生方がいうには、この大事な役々をしてくれる人が足りないとのこと。

「だから何ー?私たちに関係ないよー」

1人の女の子がそう言いました。
そうです、私たちは第一希望のキャラのオーディションに受かっています。

「そこで何だが、君たち、オーディションの時のセリフの読み、とても上手だなと思ったんだ」
「は、はあ、それで・・?」

「君たちならできると思うんだよね。
やってみないか?カカシ、ブリキの木こり、ライオンの役」
「え?」
「はぁ???」
「!!??!?」

こうして私は少しずつ、人前克服の道へと進んでいくのです。



_______とまあ、今回はここまでにしましょう。
続きはまた今度書きます。

前回の私の恋愛に関する記事を次は挙げることになりますので、私の考え方とか、どんなふうに人のことを思うのかなど気になる方はぜひ、読んでみてください。
同性愛を含んでおりますゆえ、そこに関してはご自身で確認よろしくお願いします。

今回のお話は、私が成長していく過程が見られると思います。

私がnoteを始めた理由の一つに、思い出や成長した出来事・きっかけを残し、のちの自分が見返した時に改めて何かを得られる場所を作る、という理由もございまして。

側から見れば自分語りですが、私の成長過程の一部を見守ってくれる方がいらっしゃれば、お付き合いいただければと思います。

本日もご覧いただきありがとうございました。

ある

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