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おまじないを知っていますか?

今回は日本や世界の「おまじない」について書いていきます。

おまじないとは何なのか?

おまじない

「おまじない」とは霊的 存在や呪力(じゅりょく)などの超自然的要素を用いて自然や 環境に働きかけ、何らかの願い事を実現させようとする観念および行為ということで、(神様や仏様、または神秘的な力を借りて災いや病気を除いてくれるように願う)といった意味があります。

人の力だけではどうしようもないことに対して、何とか改善したいと思う時には、神様や仏様に自然と手を合わせたくなる方も多いと思いますが、神社やお寺、お仏壇などに手を合わせる行為も一種のおまじないといえるかも知れません。

また、子供の頃に転んだりした時に「痛いの痛いの飛んでゆけ〜」と言われたこともあるかも知れませんが、プラシーボ効果で本当に少し痛くなくなったりもします。

肉体的には科学的な根拠がなくても、精神的には意識が変わって痛みを感じなくなったり、もしかしたら見えないだけで霊的にも何か変化があるのかもしれませんが、いずれにしても身近なおまじないの一例といえるでしょう。

また、受験前にカツ丼を食べるなどのゲン担ぎやジンクスのようなものも、受験合格という人の力では完全にコントロールすることのできない未知の状況に対して、良い結果を得るためのお祈り行為という意味では、一種のおまじないといえるかも知れません。

おまじないの起源

太陽信仰

おまじないの起源は古代に遡ります。
古代の人々は、自然界の力や超自然的な存在に対する敬意や恐れを抱いており、その力を利用するための方法としておまじないを発展させました。
日本では、奈良時代や平安時代において、おまじないは貴族や宮廷で広く行われており、これらの儀式は、病気治療、豊作祈願、厄除けなど、さまざまな目的で行われました。

おまじないの役割

おまじないの効果は、単なる迷信や儀式を超えたものであり、精神的な安定や心の平安を提供するなど様々な特徴があります。

1. 心理的な安心感

おまじないを行うことによって、心理的な安心感を得ることができます。
マインドセットや精神状態を安定させるための瞑想のような効果もあり、
特に困難な状況や不確実な未来に直面したとき、おまじないは希望を与え、ストレスを軽減する手助けとなります。

2. 人知を超えた不思議な効果

おまじないは、文化や伝統が代々伝えられてきたものも多くあり、
古くからの知識や習慣が根付いているおまじないが、不思議な効果をもたらすこともあり、単なる偶然ではない可能性も秘めています。

おまじないと宗教

おまじないは多くの場合、宗教的な儀式や信仰と密接に結びついています。宗教は、超自然的な存在や力を信じることで、人々に意味や目的を与える重要な役割を果たしています。
以下に、いくつかの宗教におけるおまじないの例を挙げます。

1. 神道

神道

日本の神道では、神々や霊的な存在に対する祈りや供物を捧げることで、願いを叶えたり災難を避けたりするおまじないが行われます。
たとえば、お祭りや季節の行事での儀式や、神社での参拝がこれに当たります。

2. 仏教

仏教

仏教では、経典を唱えたり、特定のマントラを繰り返すことで、心の平安や悟りを得ることを目指すおまじないが行われます。
また、護符やお守りを身につけることで、悪霊や災難から身を守るという信仰もあります。

3. キリスト教

キリスト教

キリスト教では、祈りや聖水の使用、ロザリオを持ち歩くことなどが、おまじないの一種と見なされることがあります。
これらの行為は、神の加護や祝福を求めるものであり、信者に安心感を与えます。

現代のおまじない

現代社会においても、おまじないは多くの人々にとって重要な役割を果たしています。
インターネットやソーシャルメディアを通じて、さまざまなおまじないの情報が共有され、広まっています。
特に、若い世代の間では、恋愛運や金運を高めるためのおまじないが人気です。

1. インターネットとおまじない

インターネットは、おまじないの情報を簡単に入手できる手段として利用されています。
多くのウェブサイトやブログ、フォーラムで、おまじないの方法や体験談が共有されています。
また、YouTubeやTikTokなどのプラットフォームでは、おまじないの方法を紹介する動画も多く見られます。

2. 商業化されたおまじない

現代では、おまじないに関連する商品やサービスも数多く存在します。
お守りやパワーストーン、ヒーリングアイテムなどは、その効果を信じる人々に広く利用されています。
また、占い師や霊能者による個別のカウンセリングや儀式の提供も人気があります。

キラキラネームは現代版の「おまじない」

子どもの「名づけ」は究極のおまじない

おせち料理や、七夕の笹飾りなど、今に伝わるお祭りや年中行事には、その家や家族の幸せや繁栄を願った、おまじないの文化や風習が今もたくさん残っている。

その中でもぼくが、これぞおまじないだ、と思うのは子どもの名づけだ。おまじないが大切な人を守り、その人の幸せや繁栄を願うことだとしたら、生まれてくる子どもの幸せや、その将来を思い浮かべてよりよい名前を考える、親の気持ちこそ、最大のおまじないの儀式だと思う。

子どもの将来を考えて、名前をつづる文字の意味や画数を考えたり、とくに最近のキラキラネームは、テレビやアニメで活躍するアイドルやキャラクターのイメージにあやかろうとするもの。

おまじないは何かの幸せを引き寄せる縁起担ぎの儀式なのだから、子どもの名づけは、ぼくたちが、知らず知らずにしている立派なおまじないなのだろう。

またラグビーの五郎丸選手の祈りのポーズや、スポーツアスリートのルーティン、勝負下着や黄色いサイフ、縁起のよいスマホの待受画像というのも、やっぱりおまじない。

ぼくたちは、知らず知らずのうちに身近におまじないを取り入れて、幸せに向かう一歩を踏み出す勇気をもらっているのだろう。そういう意味でおまじないは、幸せのイメージトレーニングだ、とマークは思う。

おまじないによって自分の求める幸せと真摯に向かうことで、より幸せが具体的なイメージとなって、その幸運を引き寄せるパワーを得られるのだ、と考える。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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