完璧なカラオケの条件
実を言うと人とカラオケに行くのが苦手だった。でも先日友人と、とても楽しいと思えるカラオケをした。カラオケが苦手な人でも楽しめるコツを掴んだかもしれない。
私は元々歌うことが好きだけれど、カラオケ経験は少ない。それには、親に車を出してもらわないとカラオケに行けないくらい田舎で生まれ育ったことも、大学時代はカラオケなど無いアメリカの片田舎に5年間住んでいたことも影響しているだろう。
しかしカラオケが苦手な理由は単に経験不足だけではない。他にもいろいろと問題があるのだ。
問題をクリアした先には楽しいカラオケが待っている。
そこで、私流「完璧なカラオケ」の条件を並べてみた。これに気を付ければ私と同じように苦手な人もカラオケを楽しめるかもしれない。
1.音のボリューム
一番のカラオケ苦手原因は音が大きすぎることである。
小さめでなくてもいいのだ。
普通であればいいのだ。
デフォルトの音が大きすぎるのだ。
これは音に敏感な私だけではない。音耐性が普通の友人達もそう言うのだから間違いない。
私は音に敏感なせいか、映画館で映画を見るのに耳栓が必要だし、楽器もクラリネットの高音とバイオリンを練習する時は耳栓が必須だった。
多くの人はカラオケをうるさいと思いながらも耐えられるのでそのまま歌うが、私にとっては耐え難い苦痛なのである。こんな人は私の他にもいるかもしれない。
一人で行くか、音量を下げても気にしない友達と行くべきである。
2.好きな曲を気兼ねなく歌える仲間
二番目の理由は、私が普通の流行りの曲を歌えないことだ。
最近はスマホで流行りの曲を聴くようにもなったが、昔は家にインターネットも無く、テレビもほとんど見ないので、普通の人が普通にカラオケで歌う曲を全然知らなかった。
歌えるのはいくつかのミュージカルと合唱曲と童謡くらいのものだった。歌は基本的に裏声で歌ってしまうので、ポップスを歌ってもなんか変になる。
初めてカラオケに行った人がいきなり「オペラ座の怪人」の歌を歌い出したら怖いだろう。そして私は親しくない人の前で「オペラ座の怪人」を歌えるほど度胸が座っている人間ではない。
だから、こちらが何を歌っても引かない、心をゆるしあっている友達と行くのがベストなのである。
そしてその友達もこちらがよくわからない曲を歌っていたら尚更良いのである。
3. 全員の歌が上手なこと
少なくとも音痴ではないことが重要だ。私は別に歌が上手い方でもないし、音を外すこともあるので、人のことを色々言うのは良くないのだけれど、密室空間で音が外れた歌をずっと聴くのは苦しいものがある。これは練習で良くなることが多いので、お風呂場とかで練習しよう。(私含む。)
それに、一緒にカラオケに行った友達みんなが歌上手だったら、音楽鑑賞と一緒で普通に楽しい。上手だな〜と感心する。
4.広めのスペース
パーソナルスペースが広めな私は、人と少し距離を取って歌いたい。そうするとより快適に歌える。
5.歌っている人が楽しんでいること
これは重要だ。なぜなら歌っている人が楽しんでいると、周りが無駄に盛り上げる必要がないからだ。他の人は自分の曲を選んだり、飲み物を飲んだり、会話したり、曲に聞き入ったり、それぞれ好きなことができる。歌っている人は歌に集中しているので、聞き手側はタンバリンなど使わなくても全然後ろめたく感じない。
お互いの気が楽なのである。
まとめ
カラオケに行く理由は人それぞれだ。人と仲良くなるために行く人。歌が好きだから行く人。なんとなく行く流れだから行く人。
そんな中、歌は好きだけど、カラオケはあんまり、、と言う人に向けて私なりの解決法を書いてみた。というよりただ自分の思考を整理したかったから書いた。多分カラオケが苦手な人は理由も自分なりの解決方法もすでに持っているだろう。ただ、何か文章を書く話題が欲しかっただけなのである。