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ポエムとか書いてます。気に入ってくれたら、嬉しいです。無断転載禁止でお願いします。

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最近の記事

海風

真ん中に二つの車線 窓を眺める虚ろな顔 平行していくカモメ 混じり合うことはなく 一方通行 それでも辿り着く場所は 同じなら笑顔になる 変わらない景色でも 進んでる 新たな道へ

    • 赤縄

      声なき声 紡いで 機織り どんな時代も 変わらず 消えない 旋律 僅かな希望を次に託して 子供の頃から聴こえる子守唄 鳴り響いてる 毎日 足跡が覚えてる 約束 海も山も話さない 秘密 決して無くさないように  君の胸ポケットへ

      • 積乱雲

        過去の惑星が爆発して 粉々になった 積ったチリ ゴミくずだらけの塊を集める 雨に濡れた少年 あざ笑う群衆 通り過ぎた先に 出来上がった大きな雲 見上げた雷 驚愕の表情 どんな欠片だって 熱を加えれば 形を変える 注意深く 観測を 全ての瞬間がやがて君になる

        • 飛行機雲

          体を溶かして 意識盲ろう 孤独な短い夜に 大輪の花が降る 太陽が近付き過ぎると 薔薇が枯れてしまうことも 知らずに時が過ぎた いつの間にか特別になった友と 航海の話 台風の後の虹 蝉の暑さ 風鈴の涼しさ 太鼓の鼓動 どれも目を引くけど、 疲れてぐったり眠る 懐かしい腕の中 一番安らげる場所に帰りたい

          ワールド

          密かに訪れる場所 ワクワク ドキドキ たまに切なくて胸を震わす 遠くて 近い 許可なく 誰も踏み込んではいけない 活き活きしていて まるでリアルのような感覚 感触が体中に刻まれている 見せたいような秘密にしたいような 不思議な魅力 強力な重力 それぞれの位置を保って 物々交換 どれもおかしくて 新しくて見たことがない それぞれの輝き 集めて 天体を作るんだ  君の持って来たものはなに?

          ワールド

          ピリオド

          星が誕生する前の話 最初で最後のような日 終わりのようで始まりの日 繋がったまま 違うところに居る どんな状況でも 変わらない関係 同じ音を知ってる 音階が変わっても 途切れないのは、 最後に交わした約束が まだ続いてるから 美しいメロディーに 不協和音は 合わせられないだけ

          ピリオド

          ゆりかご

          壊れてしまいそうな程 柔らかくて 美しい ゆらゆら水の中で揺られて 気持ち良さげな表情 手のひらで救った香り 筆で描いて記憶に残した 再現出来ない程に 心を動かし 釘付けになる 抑えられない光 揺れる 木漏れ日 受け継がれる しるし

          ゆりかご

          人形劇

          大きな箱 綺麗なラッピング 落ち着いた色 上品な家具 綺羅びやかな装飾品 選び抜かれたオーダー品 君の世界を少しだけ覗けるもの 素敵なその場所は あの頃に戻れる気がする 夢に見た幸せな風景 箱を開ける度に溢れる気持ち 全てが未体験 リセットされて ごちゃ混ぜになった おかしな箱の中でさえ 君と遊んで暮らしたいのさ

          人形劇

          解錠

          居るはずもないもの 決めたのは、誰 あの頃 全てが可能の国で 杖を振ってたんだ あの杖は 今どこに 何を信じて 何を捨てた 考えたくもない 聞きたくもない 見たくもない そんな悪夢を見てしまった 騙されて 飲み込まれて 気付けば ロボットに同化 守りたいものがあったんだね 大事に閉まって 隠せたね 鎖がひしめき合う音 少しずつ歩み寄るライト 抱擁する友の甘美な声

          沈黙

          騒音に悩まされ ざわつく心 鳴り止まない 警戒音 一時の休息もままならない 静かで 悲しげな目 誰も知らない 深い海 忙しなく 過ぎてく 取り残されて 次のバスを待つ人 世界から隔離されて 本当の真実を視る 哀れな夢遊病 それもまたチケットに代わる滑稽さ さぁ、次は、どの世界へ 連れてってくれ 未来を信じる 静かな夜

          ショートケーキケーキ

          苺を摘む 乙女 雲と暖かい光を混ぜて  暗闇の空に放つ 見えなくなった光を まっすぐ、見ながら 期待に胸を膨らます きっと上手くいく 宝箱を開けたら 薔薇の香りが充満する部屋 柔らかな大地を 白い雲が覆って また姿を隠す 赤と白を混ぜた 優しさに心からの感謝を

          ショートケーキケーキ

          花冠

          一つ一つ花を繋げて  想いを込めながら 編んでいく 運命の川に流れていく冠を 愛しい目で 見守る 流れ着いた先に 懐かしい手がある 花の香りに  理由もなく惹かれて 温度が上がっていく トップに居ても 重圧だらけ 焦がしてしまわないように 優しく拾う 宝物 君との思い出 一番安らげる 輪の中へ

          ジューン

          迎えを待つ子供 人混みをかき分けて 見つける小さな手 迷子にならないように しっかり手を繋いで 人混みから避難する 息を吐いて 白くなる景色を 小さな指でなぞる 微笑み 安心する空間 鏡越しに合う目 一緒に帰る 暖かな世界 成長した君を 待ってる人がいる その時のために 大きな傘を用意しよう 天からの恵みを受け取れるように シャワーが降り注ぐ 幸せな季節

          ジューン

          ロマンス

          吸い込まれる瞳 沈んでいく夕日 落ちているようで 自ら進んでいく その先にあるものを 信じて 傍から見れば ただの現象 うわ言だらけ 結果のみ欲しがる 手のひらを返すなら こちらから 溺れてしまう前に 力を抜く 気付いたら 無重力へ誘われる

          ロマンス

          おにぎり

          ワクワク キラキラ トキメキ ドキドキ ふわふわ こわごわ 未知の領域 投げた三角形 落ちた先 どこに繋がる 少しの勇気と足枷を外す ジャンプがいるだけ 案外大したことない 後は、自動操縦 打ち出の小槌 差し出した手 信頼を風に 預けて 繋がる 未来

          おにぎり

          記録

          一年で成長していく 内部 外からは見えない 宇宙 君の日々が妖精の粉のように 煌めいて 積もって 栄養分になる 見逃してしまい 過ぎてく 秒 いつもどんなときも暖かな眼差しを 短く 長い どれも適切ではない 永遠の一コマ どこを切りとっても 僕の大切で愛しい絵になる そのことを知っていてほしい 外から見るだけじゃ 育ち具合は、分からないんだ