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現時点での5指ですが…

『マカロニほうれん荘』-鴨川つばめ

この作品は初めて読んだのが小学生の頃でした。それから何十年の年月を越え、現在読んでも俄然面白いなんて凄過ぎます。むしろ、今のが楽しさが染みます。ノスタルジーでなく、テンポの良さが抜群です。時代に埋もれずに残る作品が音楽や映画でも有ります。この作品はまさに名作です。

『進撃の巨人』-諫山創

世間がこの作品を騒ぎ出した頃は懐疑的でキワモノの流行作品と思ってましたが、読み始めたらとんでもなく壮大な物語で圧倒されてしまいました。ただ、物語が進んで色々な展開が続いて面白いと思う反面、一時のブームは過ぎ沢山の読者が離れたかなぁ…とは感じます。複雑になり、様々な正義、政治等は本当に面白いし壮大な伏線と回収は素晴らしいのですが…初期のインパクトが好きだった人には人種問題は興味ないと思うので…なんですかね絶対ハッピーエンドのない作品ですね。そこも好きな理由です。

『タカコさん』-新久千映

小さな作品です。大きなな事件もないし胸の熱くなる恋愛もありません。ありふれた日常を主人公の目を通して優しく感じる作品です。例えるなら単館上映しているヨーロッパの映画っぽいです。でも日常って視点一つでガラッと変わります。本当に何度でも読みたくなる作品です。

『映像研には手を出すな!』-大童澄瞳

この作品はNHKのアニメがきっかけでアニメ自体も伊東沙莉さんが主人公の声を担当するって理由で観ました。いやぁアニメには明るくない私でも夢中になりました。アニメが面白いのなら原作は?と思い、手を出しましたがキャラが皆良いですね。キャラが生きてます。何回も何回も読んでいるうちに好きなキャラも変わってきました。最近は金森氏と、さかき・ソワンデが良いですね。

『Birdman Rally』-吉田聡

吉田聡の短編集です。3編収録されていますがどの作品も不器用な主人公の成長物語です。吉田聡は『湘南爆走族』からずっと同じテーマを描き続けてますね。その点が彼の作品群の主人公と同じ不器用な人間であると同時に作家性なんですね。巻末の解説に宮崎駿が書いている言葉はまさに的を得てます。

もしかしたら明日には違う作品が5指に入っていても不思議ではないです。好きな作品はそれこそ沢山あって自分を構成していると言っても過言ではありません。

またこの様な機会があったら書きたいですね。



#私を構成する5つのマンガ

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