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コミュニケーション☆本心で話す

このお話。。
うんうん!納得☆って思ったのでシェア♡

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むかしむかし、
あるところにウシ子さんとトラ男さんという
ウシとトラの夫婦がいました。

ウシ子さんはある日、
大好きなトラ男さんのために
最高に美味しい料理を出そうと思って
アルプスの高原で取れた牧草を夕飯に差し出しました。

それを見たトラ男さんは
『草かあ…。俺、肉しか食べないんだけどなあ。
でも愛するウシ子が出してくれたんだから』と
思いながらムシャムシャと牧草を頬張りました。
その日、トラ男さんは
空腹を我慢しながら寝室で眠りにつきました。

翌日の夜、
お腹を空かせていたトラ男さんは
「よぉ~し、今度は俺が一番美味しい料理を
ご馳走するぞ!」と
神戸牛のサーロインステーキを用意しました。
 
それを見たウシ子さんは
『ねぇ、これって共食いなんじゃない?
そもそも私、肉なんて食べられないのに~』と
思いながらも
愛するトラ男さんが出してくれたんだからと、
美味しそうなフリをして
なんとかしてステーキを飲み込みました。

その次の夜、
今度はウシ子さんが腕を振るって
香草づくしの料理をふるまい、
トラ男さんは我慢しつつも
喜んで食べてくれました。

その次の晩には
トラ男さんが狩ってきた鹿を、
ウシ子さんは相手の気持をムダにしないようにと、
美味しそうなふりをして完食しました。

その翌日も、
次の日も愛する二人は
お互いに相手のためを思って
手料理を振る舞っていたのですが、
3か月ほどしたある日の夕飯時、
ついに堪忍袋の緒が切れたトラ男さんが叫びました。

『いい加減にしろ!毎晩毎晩、
草ばっかり食べさせやがって、
お前は俺を飢え死にさせるつもりか?!』

その形相に驚きながらも、
ウシ子さんも負けず劣らず反撃にでます。

『だったら言わせてもらうけど、
あんたこそなんなの?
毎晩毎晩、肉ばっかり食べさせて、
私がどれだけつらい気持ちを味わったのか
わかっているの?』
 
毎日蓄積していた怒りと屈辱が 
堰を切ったように溢れ出し、
二人は大ゲンカを繰り広げ、
結局、離婚することになりました。

離婚届を提出し、
ついに最後のお別れとなった場面で 
二人はこう言いました。

『俺は、お前のためを思って精一杯努力したぞ』
『私は、あなたのためを思って精一杯つくしたわ』

ウシ子さんとトラ男さんの物語は
現代社会にありふれた人間関係を表現しています。

彼らは、お互いに 
自分の判断基準で
『いちばん、最高に美味しいと思うもの』を
相手にプレゼントしていました。 

だけど、実際は
相手の判断基準を考慮に入れていなかったので、
それぞれ自分の観点から
『こんなに、あなたのためにやったのに…。』
という想いが出てくるのです。

つまり二人は、
お互いに自分の観点、
自分の世界だけで物事を考え、
そのなかで自分流に
相手を愛するという状態になっていたのです。

よかれと思ってやったことが、
相手にとっては苦痛となってしまいました。

またそのように自分の観点、
自分の世界が中心の状態だったので、
相手の苦痛にも気づくことができませんでした。

そしてとうとう最後まで、
自分の立場からくる論理ばかりを主張して 
お別れすることになったのです。

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これは、
ウシとトラに限ったお話しではない💦

 
今の時代に生きる、
すべての人に当てはまるお話し。。

親子関係でもよくあると思う。。
 

どれだけ本心での会話をしてきたか?の
結果だと思う。

相手を知ることってとっても大切。

自分にとっていいと思うことが
相手を苦しめることにもなる。


話す事で色んなことがわかる✨
会話は大切♡


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