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プラグインギターアンプシミュレーターのススメ

みなさんこんばんは。
最近仕事も落ち着いてきて自宅でギターを弾く時間が増えてきておりまして、プラグイン(ソフトウェア)タイプのアンプシミュレーターでの音作りもだいぶ板についてきたと思いますので、少し紹介していきたいと思います。

以前の記事でも書きましたが、自宅でギターを弾く際は練習から楽曲作成まで直結できてしまうプラグインタイプのアンプシミュレーターがおすすめです。

昨今様々なタイプのシミュレーターが出てきていますので、みなさんの自宅ギターライフ充実の一助になればと思います!
※個人的な感想を正直に書いていきますのでご注意ください!笑

1.IK Multimedia/Amplitube
まずは超有名どころのAmplitubeです。現在最新版は5ですが自分は3を使用しているので3に対してレビューしていきます。



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メーカーによると、

AmpliTube 3では、AmpliTube 2、AmpliTube Metal、AmpliTube Jimi Hendrix™譲りの約70機種に加え、新たにモデリングされた30以上の機種モデルを追加。合計収録モデルは160種類以上となりました。
新作モデルには、Vox®、Orange®、Mesa®、Roland®、Trace Elliot®、Acoustic®、Gallien Kruger®のアンプ、キャビネット、Electro-Harmonix®、Marshall®、Ibanez®のストンプ・エフェクターに加え、StepFilter、StepSLicer、TapDelay、Rezo、Swellといったクリエイティブなエフェクトも用意しています。

とのことで他のメーカーにない特徴としてはVox、Orange、Mesaなど実在するアンプメーカーからオフィシャルなシミュレーターを提供しているところかなと思います。
無論アンプだけでなくエフェクト類も充実していて、これさえあれば(音の好みは置いておくとして)出したいサウンドはほぼほぼ出せます。
サウンドの傾向はわりかしウォームで太めな印象です。ハイゲインサウンドはタイトさというかキレみたいなところがもう一歩かなと思いますが、ゲイン低めのサウンドはなかなか気持ちよく弾けます。
楽曲制作の中ではクリーントーンで使うことが多いです。

2.Positive Grid/BIAS FX(AMP)
Amplitubeと合わせて2大巨頭
といっても過言ではないのでしょうか。みなさんご存知のBIASです。

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メーカーから引用すると大まかな内容は次のとおりです。

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基本となるFXの中でも更に3つのグレードに分かれているほか、メタル特化・ベース特化など拡張音源も充実しています。あとUIがかっこいい!
他のメーカーと比べると圧倒的なボリュームとエフェクト類のクオリティの高さがいい感じですね。
音はハイファイ目ですが往年のフェンダーアンプや空間系のモデリングの出来もなかなか。ハイゲインサウンドはかなり気持ちよく鳴ってくれます。
BIAS AMPはというと、その名の通りAMPに特化しており、プリアンプから変圧器までアンプを構成するほぼすべての要素を自分好みにカスタマイズ出来ます。

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かなり正直な話、自分の場合FX2 Proがあれば大体OKみたいな場面がほとんどです。セール時は1万円程度まで値下がりしますし。
ここから更にもう一歩踏み込みたい方は、BIAS AMPを使って好みのアンプをめちゃめちゃ作り込むとすごく幸せになれます。
自分は自宅で練習する際はだいたいこの組み合わせか、次に紹介するGranopyreを使用しています。

3.NEURAL DSP/OMEGA Ampworks Granophyre 
最近Quad Cortexというハード機材のリリースを控えており話題沸騰中のNDSPからOMEGAモデルの紹介です。私もQuad Cortex超ほしいです。

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こちらもUIがかっこいい!
NDSPのモデルは前述の2メーカーのように全部入り!みたいな感じでなくて、特定のアーティストやアンプにフォーカスしているのが肝です。
特にモダンなメタル系サウンドに特化しており(というかそれしかない)音質はかなりズバっと決まります。
OMEGAってあまり聞き馴染みのない方も多いかと思いますが、海外のメーカーで現在はObsidianという2チャンネル仕様のモデルと、こちらのリードチャンネルをベースにした1チャンネル仕様のGranophyreをリリースしています。
実機は弾いたことありませんが、NDSPのプラグインは超ハイゲイン&中域がスクープされたサウンドで超気持ちいい…
先述したとおりエフェクト類などはおまけ程度ですが、このモデルにはEarth Quaker DevicesのPlumesが付属しています。このチョイスもシャレオツ。
これ一人で弾く分にはめちゃくちゃ気持ちいいんですが、オケに混ぜるとやや埋もれてしまう感じがあります。私の修行不足によるところが大きい気もしますが。

4.STL TONES/STL Tonality-Will Putney
こちらも前述のNDSPと似たような感じで、特定のアーティストにフォーカスしたモデルをリリースしているメーカーです。
Will Putneyという人物は自身のバンドFit For An Autopsyで活躍する傍らでエンジニアリング業でも多くのアーティストを手掛けています。
おそらく最近のメタルコア/ハードコア好きな方で彼が関わった音源を耳にしていない人はいないんじゃないかくらい、知る人ぞ知るといった人物です。

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私がこのモデルを購入した動機は、まさに「エンジニア目線のギターサウンドってどんなものよ?」というところです。
彼が関わったAlbumで使用された(ような)プリセットがいくつも入っており、ファンなら一度総なめするだけで心の平穏が訪れます。
こちらもNDSP同様エフェクト・アンプ数はかなり少ないですが、要所を抑えており洗練されたサウンドです。Willのモデルはハイゲインサウンドにフォーカスされていますが、そうでないセットもいくつかあるようです。
で、肝心の弾き心地ですが、一人で音源などに合わせて弾いている分にはBIASやGranopyreのほうが圧倒的に気持ちいいです。
が、オケに混ぜると本当にびっくりします。めちゃ欲しかったローが出まくっている!他の楽器との混ざり具合が明らかに違います。
自分の中でこれは完全にDTM特化というか、拡張音源的な位置づけです。

【番外編】Audiority/Heavy Pedal
画像を見てもらえればわかると思いますが、そうです、あれです。

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これ一部の熱狂的ファン(私もそうですが)からの支持が異常にあるらしく、いくつかのメーカーから単体のプラグインとしてリリースされています。
なかでもAudiorityのものはUIからコレコレ!という感じですし、TYPEからキャラクターを選択できたりノイズゲートやMIXがついていたりなかなか実用性も侮れないモデルとなっています。
サウンドの再現性かなり高いとは思いますが、やはりペダルですので後段にアンプシミュレーター挟まないと結構厳しいです。
自分はまだしっくり来る組み合わせに出会えてないのですが、自分が所有している中ではWill PutneyのPeaveyシミュか、Granophyreと合わせるといい感じな気がします。
結構MIXつまみが肝になってます。



さて、とりあえず自分が使用しているものをずらっと並べてみましたがいかがでしたでしょうか?
様々なジャンルを演奏される方はAmplitubeかBIASをおすすめします。
メタル一筋の歪みジャンキーの方にはNeural DSPかSTL TONESでお好みのモデルを探すと幸せになれると思います!
何れにせよ、この手のソフトウェアはブラックフライデーなどのセールで例年びっくりするぐらい値下がりするので、そのタイミングで購入されるのが吉可と思います!


それではおやすみなさい。
明日は早起きしてギター弾くぞ~!

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