声

２番目、３番目の子どもたちと電話で会話が出来た。
私から妻にお願いして何とか。
妻は退院した私を子どもを連れて見舞いになんてくるつもりはやはりない様子。

３番目は無邪気に喜んでいた。
幼稚園児だわかるわけがない、その分残酷だ。
お父さんはまだ来ないのと言われた。
何と返していいかわからない。
間を開けて別の話題にズラした。

２番目からも夏休み中は東京に来ないのかと聞かれた。
答えようがない。
今は電車でわずか30分のクリニックに行くにも必死な状態だ。
子ども達に逢いたいに決まっている。
子ども達と一緒に居たいに決まっている。
涙が出て堪えるのに必死になった。

二人とも仲良く楽しく元気そうだった。

１番上の子は思春期真っ盛り、
期末試験勉強を理由に電話にも出てくれなかった。
一応SNSであまり無理をせずにと送る。
既読になるが反応はない。