妻の単位が不足、大学中退問題

日は経つのがはやいもので、大学４回生の８月に出産。

正直な話かなり心配だった事は言うまでもない。子どもは出産時の体重が2,700g台と未熟児ギリギリだった。

あまりにも小さくて大丈夫なのかというのが本音だった私も小さくて不安があった。もしかしたらと薄氷の思いだった。ただ生まれてからは幸運な事になんの病気もなくてはっきり言って運がよかったとしかいえない。

私は相変わらず地元のホテルでバイトに妻の食い扶持を稼ぐために、働く事に明け暮れており昼夜問わず働きまくっていた。産後妻の体調管理は母親がよく見てくれていた。

さて、出産後のこと妻は大学４回生９月にして単位が不足していて卒業がこのままでは出来ない状況だった。

妻は大学を中退すると言っていたが、うちの両親はコレもまた大反対と言うか大学を卒業出来るならしろと寛大さを示してくれた。

週に一度だけ地元から飛行機で東京の大学へ行かせて単位を取らせて卒業させ妻を大卒にした両親には頭が上がらない。

私は妻の飛行機代稼ぎの為に更に必死で昼夜問わずバイトに明け暮れており、妻が大学に行った日は子どもの面倒を見て必死だった。

ミルクをやり、オムツを変え、あやす。

時にはバイト夜勤明けでやって意識が飛んでいきそうになった事も１度や２度ではない。

とにかく必死だった事を思い出す。両親も非常に良く手助けしてくれた。

そして、無事に大学４回生で私も妻も卒業式を終え大卒になれた。私の両親には本当に感謝しかない。