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初めてのTBLT!

こんにちは!

今回は、英語授業でのTBLTについて書きます。
初めてなので、正確にTBLTと呼べるかは分かりません。
しかし、生徒のモチベーションを高める活動であったので、シェアさせてください。


TBLTとは

Task-Based Language Teachingの頭文字をとった教授法です。
文法事項を使ってということが前提でなく、
問題を解決することが前提のため、
生徒の自由な英語表現を促すことができます。
※「can(〜できる)を導入した後に、友だちに特技を3つ聞いてみよう!」は使う文法が限定的なため、TBLTとは言えません。

今回の授業の内容

タスク

「動画の内容をペアで協力して理解して、絵にまとめる」

教材の選択
今回は「プレゼント」という動画を使用しました。

この動画は英語の授業より前に、道徳の授業で生徒が見たことがあるものでした。
生徒が頭の中でストーリーを補完できると考え、この動画にしました。
鉄拳さんの内容を理解しやすい絵もあり、生徒が最後にストーリーをつくりやすいのです。
また、生徒に人気のアーティスト「SEKAI NO OWARI」のPVでもあるので、日本語の歌詞が映像の理解の手助けにもなったようです。
5分弱の動画なので、2回に分割して活動しました。

・活動の流れ
①20秒ずつペアで順番に動画を見る
②2分間動画を、60秒分ずつ見た後にペアで内容をシェアする
③内容を4コママンガにする
④各コマには、そのコマを解説する文章を2文加える
(⑤他のペアの作品を見て、評価する)
→勤務校は人数が少ないためできませんでしたが、30人学級なら行いたいです。

活動の様子
生徒は内容はある程度わかっているものの、英語で伝えることに難しさを感じていました。
今回は、事前の語彙の導入は行いませんでした。
よりリアルなコミュニケーションの機会をつくるためです。

活動の生徒の感想
「英語でなんていえるかがわからず難しかった。」
「最後に動画を見て、(自分の作った)4コマが近かったので嬉しかった。」

TBLTを導入してみて
自由な表現をさせるには、当たり前ですが、繰り返しの活動が必要だと感じました。
今回のように活動内容が明確なタスクを定期的に行うことで、生徒のリアルなコミュニケーションを促すことができる気がしました。
生徒の最後のアウトプットが自由度が高いものなので、頑張ろうという意欲をもって取り組むことができると思いました。
また、活動を通して生徒にとってまだ足りないインプットを確認できるので、その後の授業改善につなげやすいと考えました。


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