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CS2023 エリア大阪使用 赤ゾロ

はじめまして!あねもね!と申します。

今回はエリア大会 大阪にて使用した【赤ゾロ】のデッキの紹介及び3弾〜4弾の環境考察について記載していきます。

いい結果には繋がりませんでしたが、少しでも構築の参考になれば幸いです。

1.はじめに


今回、ワンピースカードゲームでnoteを執筆する事ははじめての為、簡単な自己紹介から入らせて頂きます。

改めてあねもね!と申します。

カードゲーム自体は10年以上していて、遊戯王やヴァンガード、バトスピなど手広く色んなカードゲームを年代によって変えながら遊んでいました。

昔は友達とメインに遊ぶ所謂エンジョイ勢でしたが、大学生になったタイミングでポケカと出会い大型大会の楽しさを知り競技勢の端くれとして現在も真剣に遊んでいます。

目立った結果はありませんが、大型大会で7勝2敗や中型大会で準優勝などが実績です。

現在は社会人をしながらポケカでnoteやYouTubeを通じて発信も行っているので興味のある方は見て頂けると嬉しいです。

▪︎ポケモンカードのnoteはコチラ

▪︎YouTubeはコチラ


ワンピースカードゲームは第1弾からプレイしていてエンジョイ寄りでゆるくやっています。関西(梅田や日本橋、自宅など)で普段は練習しています。

第1弾では【赤緑ロー】と【緑キッド】
第2弾では【緑錦えもん】
第3弾では『4ティーチ(黒ひげ)』を採用した【赤ゾロ】を主に使用していました。

傾向としてはサーチカードを多く採用できて、面処理が出来るコントロールタイプのデッキを好んで使用しています。

店舗大会を通過した時の【赤ゾロ】はゼラチンさん/ニサワさんの構築を参考に作成していて、今回の赤ゾロもこちらをスタートにおいて作成致しました。

▪︎参考にしたコントロール赤ゾロnote


2.環境考察(〜CS神奈川)


簡単に第3弾後期〜大阪CSまでの環境考察を行いたいと思います。

第3弾の環境は赤の一強環境で【白ひげ】、【赤ゾロ】、次点に【エース】のシェアが高かったと感じています。

赤1強環境

特に『4マルコ』と『5マルコ』のカードパワーが高く、それらを採用できる赤系統のリーダーが他の色より一歩抜きん出たデッキパワーを持っていると評価していました。

最強ヨイ


ヨイ
第4弾「謀略の王国」が発売して新規リーダーとして登場した【緑紫ドフラミンゴ】【青黄クイーン】あたりが注目されました。

環境序盤の注目リーダー


上記2つに関しては発売して時期が短かったこともあり、軸の開拓やカードの評価も人によって様々で構築完成度もバラけていたと認識しています。(CS広島〜CS宮城)

また、既存のリーダーでは『9ヤマト』などで強化された【黄カタクリ】と『ゴムゴムの業火拳銃』などで強化された【青クロコダイル】の評価が上がった印象です。

[ 広島CS 6/10 ]

予選シェアは【白ひげ】約30%、【赤ゾロ】約10%、【緑紫ドフラ】約10%と上位3デッキで約半分を占める形に。次点では【黄カタクリ】や【青黄クイーン】、【青クロコダイル】が並びます。

決勝トナメにも【白ひげ】が7名と半分近く残る形になっています。【赤緑ロー】が使用者数の割に残っている等はありますが、大まかなシェア数と勝ち上がり方は一致していると思いました。

広島CS ベスト16


▪︎広島CS優勝 白ひげ


▪︎広島CS準優勝 青黄クイーン


▪︎広島CS参考データ① (あーるさん)


▪︎広島CS参考データ②(すけさん)

[ 宮城CS 6/18 ]


広島CSでは第3弾環境と同じく【白ひげ】が強い環境でしたが、細かい環境や認識は変化したと考えています。

・新Lを含めて【白ひげ】が強いと再認識
・【緑紫ドフラ】など新Lの強い構築が認識
・【赤緑ロー】少し評価↑(決勝トナメ進出率)

予選シェアは【白ひげ】約25-30%、【赤ゾロ】約15-20%、【緑紫ドフラ】約15%前後と広島CSの上位3デッキの環境は維持されていて、総合のシェア率は上がっている統計になっていました。

決勝トナメには【白ひげ】が9名と半分以上が上がっていて、パワーと再現性の高さ見せつける形になりました。

また、ベスト8時に【緑紫ドフラ】が2名残っていたことから更にドフラミンゴの構築と各対面への戦い方が研究されていると感じました。

宮城CS ベスト16


▪︎宮城CS優勝 緑紫ドフラ


▪︎宮城CS準優勝 白ひげ


▪︎宮城CS 参考データ①(あーるさん)


▪︎宮城CS 参考データ②(すけさん)


[ 宮城CS〜福岡CS  ]


宮城CSから約2週間空いたこの期間では大きく分布・意識されているデッキタイプが変化したと認識しています。

具体的には白ひげ軸の【赤ゾロ】が自主大会などで結果を残し再評価されました。

理由としては環境トップの【白ひげ】に対して明確な不利を取らない点や『ゴードン』や『お玉』+『5マルコ』『火拳』の除去範囲が広くアグロ系統の【赤ゾロ】や【緑紫ドフラ】などtier上位のデッキに対してもデッキが強く機能する点が挙げられると考えています。

▪︎北関東CUP 上位構築(6/24)


▪︎北関東CUP デッキ分布(6/24)


▪︎しゅーまい杯 まとめnote(6/24)


[福岡CS 7/2 ]


実際の福岡CSの予選シェアでは【白ひげ】約20-25%、【赤ゾロ】約15-20%、【黄カタクリ】約15%、【緑紫ドフラ】約10%と全体的な分布が割れて【黄カタクリ】が少し増加する傾向になりました。

【緑紫ドフラ】は環境が除去に寄ってきている点や今回大会から結果を残す【青黒レベッカ】が厳しい所から徐々に立ち位置が悪くなっていくと認識しています。

【黄カタクリ】は4弾カードによるデッキパワーの底上げと不利だとされていた【白ひげ】などへの勝率改善から使用者が増えたと予想しています。また、【青黒レベッカ】に対してもある程度強いとされているので今後のCSにて評価を上げるリーダーだと予想しています。

決勝トナメでは【白ひげ】【赤ゾロ】【青黒レベッカ】【緑紫ドフラ】が各3名、他のリーダーが1名ずつ残るという群雄割拠のような構図になりましたが、ベスト4では【青黒レベッカ】3名、【赤ゾロ】1名という結果になりました。

【青黒レベッカ】が勝ち上がれた理由としては以下のようなものが挙げられると考えています。

・使用プレイヤーの練度上昇
・使用プレイヤーのリストの洗礼化
・対戦プレイヤーの対面不足


【青黒レベッカ】は細かいサーチが多く使用者側の対面理解が必要な上、常に手札が6枚前後をキープして構えられるので細かい殴りは受け切られて良いようにコントロールされてしまいます。

筆者自身も福岡CSまではノーマークだったので、福岡CSでは戦い方が分からず初見殺しされるケースも多く発生したと考えました。

また、【青黒レベッカ】は【赤ゾロ】【緑紫ドフラ】には有利をついている認識で【白ひげ】に対してもある程度は戦えると考えているので現在の環境にかなりマッチしたデッキだと評価しています。(初見での対応を考慮。)

福岡CS ベスト16


▪︎福岡CS 優勝 青黒レベッカ


▪︎福岡CS 準優勝 青黒レベッカ


▪︎福岡CS 参考データ① (すけさん)


[愛知CS 7/8 ]


愛知CSは福岡CSから1週間ということもあり、大まかなシェア率は変わらないと予想しました。

福岡CSにて【青黒レベッカ】が猛威を振るったことにより、対レベッカの戦い方は各自研究されて初見殺しは難しくなった印象です。

実際の予選シェアは【白ひげ】約25%、【赤ゾロ】約15%、【黄カタクリ】約15%、【赤緑ロー】約10%とレベッカに対して五分以上ある【白ひげ】と【黄カタクリ】が増加した認識です。

決勝トナメには【赤ゾロ】が最大母数の6名、【白ひげ】【赤緑ロー】が各3名で【青黒レベッカ】は1名でした。

優勝は【青黒レベッカ】ですが、構築単位でガード値やブロッカーが多く採用されていて、ミラーよりは【赤ゾロ】や【赤緑ロー】など横並びをするデッキを意識した構築になっていると感じました。

ミラーを意識するならその枠を減らして『ゴムゴムの大猿王銃』などに枠を割きたい印象なので、神奈川CS以降のレベッカの構築もこの型からは少し変化すると予想しています。

また、優勝はしたものの明確な勝ちデッキではなくなってきているので、福岡CSから練習を始めて神奈川CSに【青黒レベッカ】を持っていく人は増加傾向にあると考えましたが、神奈川CSの結果次第では大阪CSでは減少するのではないか…?と仮説を立てました。

愛知CS ベスト16


▪︎愛知CS 優勝 青黒レベッカ


▪愛知CS 準優勝 白ひげ


▪愛知CS 参考データ① (すけさん)


[神奈川CS 7/15 ]


神奈川CSの予選シェアは【白ひげ】約20-25%、【赤ゾロ】約20%、【黄カタクリ】約15%、【赤緑ロー】【青黒レベッカ】【エース】【緑紫ドフラ】がそれぞれ約7%程に続きます。

【青黒レベッカ】は予想よりも増えずメタ位置としては微妙な位置にあると感じました。全体的にトップシェアの分母が減って【赤エース】や【青ナミ】などが増えた印象です。

【青ナミ】は【青黒レベッカ】に強く【白ひげ】も大会を重ねるごとに微減している印象なので立ち位置が良くなっていると思います。

決勝トナメには【赤ゾロ】が6人、【白ひげ】が5人、【赤緑ロー】と【青黒レベッカ】が2名、【緑紫ドフラ】が1名残っています。

【赤緑ロー】がシェア率に対して奮闘していて、他はざっくりシェア数と比例していると認識しています。

神奈川CS ベスト16


▪︎神奈川CS 優勝 白ひげ


▪神奈川CS 準優勝 白ひげ


▪神奈川CS 参考データ① (すけさん)


3.環境考察(CS大阪)


7/30当日の環境考察です。それ以前の環境を踏まえて作成したtier表がこちらになります。(tier=母数で判断。)

<tier1>
白ひげ(約20-25%)

<tier2>
赤ゾロ(約15-20%)
黄カタクリ(約10-15%)

<tier3>
青黒レベッカ(約10%)
赤緑ロー(約5%)
緑紫ドフラ(約5%)
青ナミ(約5%)

その他 (約15-20%)

基本的には神奈川CSの結果をベースにしていて作成しています。

当日までの2週間で【赤ゾロ】は少し評価を落として【黄カタクリ】【青黒レベッカ】は少し評価を上げた印象です。

【青ナミ】は前回優勝・準優勝が【白ひげ】ということもあり立ち位置は悪くないものの母数はそこまで増えないと予想。これを基準に考えてデッキに反映します。


4.デッキ選択


ここからは当日のデッキ選択に関してに記載していこうと思います。

デッキ選択は広島CSが終わったタイミングからスタートしました。

選択デッキは白ひげ型の【赤ゾロ】です。理由としては、前弾から使用しているので練度もあり、当時tier1であった【白ひげ】と次点にいたアグロ系統の【赤ゾロ】に対して五分以上に戦えることから候補として選択しました。

白ひげ型の【赤ゾロ】はデッキパワーが高い為、環境が変化する中で勝てないリーダーが高いシェア率を出すまでは第一候補にしようと考えました。

個人的にはデッキとして【青黒レベッカ】が厳しい対面の印象でしたが、トップシェアには食い込まないと判断したのでそのまま持ち込む方向を決めました。

5.赤ゾロリストの変遷


①第3弾環境のティーチゾロ(6/22以前)

この構築が出発点になっています。
この構築ではアグロ系統の【赤ゾロ】、【白ひげ】、【黄カタクリ】に対しては戦えますが練習の中で【緑紫ドフラ】が厳しいと評価しました。

【ヒット率一覧】
バギーサーチ 14
イゾウサーチ 18
ナミサーチ 14
ダダンサーチ 16

②ブルックゾロ草案 (6/22 作成)

4ブルック投入

【緑紫ドフラ】やアグロ系統の【赤ゾロ】に対して『4ブルック』が強いという評価を見たので、採用した型になります。また、『ナミ』のサーチ先としてアタッカーが存在しないという従来のティーチゾロの課題も解決しています。

4コストの枠を食い合うので『ティーチ』は4→2になっています。

【青黄クイーン】対面とサーチのバランスを意識して2000カウンター値は『サンジ』を採用しています。

③ブルックゾロver2 (6/24)

マキノ採用型

②のブルックゾロを回して得た課題として、ティーチが減ったことによるデッキ回転率と1コストのバリューの低下があると感じました。

解決策として『マキノ』を採用することで1コストバリューの底上げを図ることにしました。また、『マキノ』を意識的に使うことによって相手の殴り先をコントロールできる点が優秀かつ詰め盤面の火力を底上げできるカードとしても申し分ないと評価しています。

また、2000カウンター値は『2ブルック』に戻しています。2ブルックは場に出す→2ドンリーダー付与で''実質ノーコスト"で『ティーチ』の火力底上げに貢献する為、本来のティーチゾロの強みを活かすのであればこちらの方がバリューが高いと判断しました。

【ヒット率一覧】
バギーサーチ 16
イゾウサーチ 16
ナミサーチ 14
ダダンサーチ 16


③ティーチゾロver2(6/27)

4ブルックが弱い環境に。

似たような白ひげ主軸の【赤ゾロ】が増え始めて除去が増えた点と【緑紫ドフラ】の『シュガー』、【白ひげ】に対して刺さりが悪いという点から『4ブルック』を抜き既存のティーチ型に戻しました。

デバフ+火拳のセットは環境的に強いままだと評価していたので代替のギミックとして『ゴードン』を採用。『4ブルック』を削ったことで『ナミ』のヒット率が低下したので抜く形でチューニング。

2000カウンター値は白ひげ名称が一定数あるので、素引きして一番バリューの高い『2ブルック』を採用しています。

【ヒット率一覧】
バギーサーチ 14
イゾウサーチ 20
ダダンサーチ 16


④ティーチゾロver2.1(6/29)

デバフ+火拳のギミックが強く、5枚目以降の『ゴードン』として『お玉』を採用。

サーチなしの2枚採用のカードを有効なタイミングで素引きするのは難しいと考えて『2ブルック』を『ジョズ』に変更。

【ヒット率一覧】
バギーサーチ 14
イゾウサーチ 22
ダダンサーチ 18


⑤ティーチゾロver2.2(7/10)

ここからはチューニングへ

『ティーチ』の役割が基本的に【白ひげ】対面だけなので4→2に変更。代わりに『お玉』を4枚に増やしました。

【ヒット率一覧】
バギーサーチ 14
イゾウサーチ 20
ダダンサーチ 20

【青黒レベッカ】の『7ルフィ』着地の次ターンに除去を合わせたいと考えたので、枠が厚くなった次第です。


⑥ティーチゾロver2.3(7/12)

「悪魔風脚」採用へ

実際に【青黒レベッカ】と対面練習を行った結果厳しい試合が多かったので、拾える試合を増やせるよう『悪魔風脚』を採用しました。

『毛皮強化』に関しては実質的なガード値として削りたくなかった枠でしたが、他のカードの採用理由や役割が明確化されていたのでこの枠を変更しました。

【ヒット率一覧】
バギーサーチ 14
イゾウサーチ 20
ダダンサーチ 20


6.当日使用したリスト


こちらが今回使用したリストです。


マッチングと簡単な振り返りはこちらになります。

▽CS2023 エリア大会 大阪
使用:赤ゾロ

1戦目:青黒レベッカ 後 ×
2戦目:白ひげ 先 ○
3戦目:赤ゾロ 後 ○
4戦目:黄カタクリ 後選択 ×
5戦目:黄カタクリ 後選択 ×

1戦目→定石展開、相手のハンド少なくサーチで7ルフィ見えてなかったので面処理に回るも裏目に。こちらのハンドも5マルコ維持で細くなっていたので割り切ってライフ攻めた方が勝ちあったと反省。

2戦目→先手かつ試合通して4ティーチ触れず。相手が序盤除去にドンを使ってくれたので4マルコで耐久してリソース勝負して勝ち。

3戦目→マリガン後この世の終わりみたいな初手からスタート。(ラディカル×2、悪魔風脚、ゴードン、マキノ)気合いで面処理徹底してライフ0-4から捲ってなんとか勝ちに。

4戦目→4マルコ並べて耐久寄せるも雷霆×2でぶち抜かれて負け。面処理メインで回すもティーチに繋がらず強い盤面作れなかった点が反省点。相手のプレイが一貫して顔通してきたので盤面意識されるようアグロ展開狙った方が良かった。

5戦目→意気消沈。気づいたら負けてました。

▽マッチングバトル
使用:赤ゾロ

1戦目:赤エース 後 ○
2戦目:青ナミ 後 ○
3戦目:黄カタクリ 後 ×
4戦目:青クロコ 後 ○

ここからは採用カードの説明です。

・イゾウ(4)
デッキの核となるカード(4マルコ、5マルコ、ティーチ、火拳)に触れるカードです。安定性の面において4枚必須のカードという認識です。パワーは2000と1コストアタッカーの中では低く、アタッカー起用した場合はドン効率が良くないので手札に必要な札がある場合は出さない・優先度が下がることもあります。とはいえ、【赤ゾロ】においては横並びがパワーに繋がるので白ひげ型であれば削る選択肢はないと思います。

・バギー(4)
赤のイベントに触れるカードです。イベントに触れる効果も充分に強いですが、1コスト3000という数値が強く『4ティーチ』とも相性抜群です。サーチカードの多さが安定感に繋がり『ダダン』のヒット対象でもあるので、こちらも4枚から変えることはなかったです。

・ゴードン(4)
現環境ではめちゃくちゃ強いカードの1枚です。『4マルコ』『5マルコ』の場持ちの良さと合わせてゴードンで相手のデバフを行い面処理を行うことで有利な展開を作ることができます。コンセプトカードの為、採用してからは4枚のままでした。

・お玉(4)
ゴードンと同じくデバフを持ったカードかつ2000カウンター値です。『火拳』を強いシーンで使えるようこちらも最大枚数採用しました。

・マキノ (4)
1コスト対象のパンプカードです。2000カウンター値としても優秀ですが、リーサル性能の高さを高く評価しています。
また、相手視点このカードがあることで1コストをある程度面除去する必要もあり相手の攻撃を吸えるカードとしても役割を果たすことができます。後述する『ジョズ』を4枚積んで『お玉』や『マキノ』の枚数を減らす方が多いですが、個人的にはパワーカードである2枚を最大枚数積む方がいいと考え採用しました。

・ダダン(4)
1コスト対象のサーチカードです。
サーチカードに触れるサーチカードとして評価は高く、3000のアタック値もデッキとしての噛み合いが良く優秀です。『イゾウ』『バギー』と並んで4枚必須のカードだと認識しています。

・ジョズ (2)
白ひげ海賊団名称の2000カウンター値です。


・4マルコ(4)
このデッキの核となるブロッカーです。試合の中盤-後半で相手の大きいアタック値を吸いつつ盤面を維持できる為、単体性能の高いカードだと認識しています。環境が進むにあたって、除去の多さやアタック値の低さから個人的な評価は少しずつ落ちていきましたが【黄カタクリ】対面では必須なことや場面によっては追いブロッカーで相手のリーサルを遠ざけることができる為、削ることなく4枚採用のままとなりました。

・ティーチ(3)
【白ひげ】対面で主に使用します。リーダー効果込みで8000値で出すことが出来る為、ティーチの着地タイミングで白ひげ側のライフ・ハンドを削る枚数が大きく変化します。素のアタック値が6000という点も優秀で【白ひげ】対面以外でも展開次第では使用します。
カウンター値がないという弱みも『4マルコ』が上手くカバーしている印象です。トップシェアである【白ひげ】対面でなるべく早い段階で着地させたいので、直前の2枚採用から増やして3枚採用に落ち着きました。

・5マルコ(4)
イベントを捨てることで蘇るメインアタッカーです。リーダー効果が乗ると常に7000ラインで殴ることができる為、【赤ゾロ】【青黒レベッカ】【緑紫ドフラ】など幅広い相手に対して使用します。また、『ゴードン』などのデバフカードと合わせることで登場時効果の範囲を広げることができます。こちらも最大枚数の4枚必須のカードだと考えています。

・ラディカルビーム(4)
1コス4000カウンターの最強カードです。
フランキーラディカルビ〜〜〜ム!!!!

・白ひげ海賊弾(4)
白ひげ海賊団のキャラに触れるカードです。
『火拳』のコストや『5マルコ』の蘇生札として使用できるので、使いたいカードが手札にある場合はあえて打たないプレイングも必要です。デッキの安定性はもちろん他の使い方としてもバリューが高いので現環境では4枚必須のカードだと認識しています。

・火拳(4)
デッキのコンセプトカードです。環境が進むにつれて刺さりが悪くなった印象がありますが、打ちたいタイミングで打てるよう最大枚数の4枚採用しました。サーチ対象が狭くなる点を嫌って4枚入れてましたが、環境的には単体でも強く使える『ゴムゴムのJET銃』に2枚ほど変えてもよかったかなと思います。

・悪魔風脚(1)
【青黒レベッカ】に対してのメタカードです。試合中1回触れたらいいと考えていて、元々は2枚採用でしたが【白ひげ】を強く意識した方がいいと考えて1枚に変更しました。他の対面に対してもリーサル盤面で強く使える点や『火拳』や『5マルコ』のコストにも使用できるので見た目以上に腐りにくいカードだと評価しています。


7.プレイングに関して


この項では実際にデッキを回すうえで意識した点について記載したいきます。

【共通事項】
・4コスト、6コストで展開して強いカードや展開が多くハンドも確保しやすいので基本的には後攻を取ります。

・ライフは2-3になるまでは基本的に通して選択肢を増やしていきます。よほど潤沢に手札がある場合や相手の面処理が追いついていない時、後半守りにくい相手には序盤で守ります。

・マリガン基準はサーチカード+有効札があればキープします。


【VS白ひげ】後攻優先
有効札:ティーチ(最優先)、5マルコ

[ 先攻時 ]
1ターン目:持っていれば『バギー』>『イゾウ』の優先順位で展開します。バギー優先の理由は2ターン目に6000アタックを2回通せるからです。

2ターン目:6000×2で殴る。8000値で殴る。『ティーチ』や『5マルコ』を拾いにいくあたりの選択肢から選ぶことが多いです。相手の『9ひげ』着地タイミングでライフを1以下にしておきたいので意識した選択をします。

3ターン目:6000リーダー+『ティーチ』着地or『5マルコ』展開。

4ターン目〜5ターン目:相手の起きドンにもよりますが8000値を意識して殴ります。

6ターン目以降:起きドンがない場合は相手のリーダー値+2000、ある場合はラディカルケアで+4000か同値で殴るようにしましょう。基本的には顔の詰め合いをしながらお互い『4マルコ』で面を固めていく展開になりがちです。詰めれそうならライフ優先、厳しそうであれば面を取りつつリソース勝負を狙いに行く形になります。また、相手リーダーが『9ひげ』によって8000値の場合には面処理を行って生存ターンを伸ばす動きも有効です。


[ 後攻時 ]
1ターン目:『ダダン』=『バギー』>『イゾウ』の優先順位で展開します。『ティーチ』に触れる展開が一番楽なのでハンドにない場合は『イゾウ』を優先して使うこともあります。

2ターン目:『ティーチ』着地orサーチ+8000リーダー。『4マルコ』展開よりは確実に1点削ってる方が後々楽な印象です。

3ターン目:リーダー6000+『5マルコ』着地

4ターン目以降:先攻と同じようパワーラインを意識しながら殴りに行きます。


▪︎白ひげの理解を深める為に参考にしたnote


【緑紫ドフラ】後攻優先
有効札:5マルコ、火拳、ゴードン

相手視点、後攻の方が強い動きが多いので後攻優先で取ります。各ターン決まった動きはありませんが、『3ナミ』や『テゾーロ』の効果が強力で相手の動きの質に関わってくるのでそれらを除去できる『火拳』『ゴードン』『お玉』『5マルコ』などのパーツを拾いにいく動きを意識します。

相手視点KOできるカードはほぼないので基本的に面処理優先で少しずつライフを削っていくゲームが理想です。手札が低コストで固まっている場合はアグロしにいくこともあります。

また、『シュガー』や『磁気弦』、『4ウタ』などのカードでアタッカー枚数が変動したり『羽撃糸』でリーサルがずらされるので注意が必要です。

アタック値は起きているドンがないと5000値と7000値を使い分けます。起きているドンがある場合は9000値も意識して殴ることが多いです。


【黄カタクリ】後攻優先
有効札:4マルコ、ティーチ

黄色は器用な動きが得意ではないので、基本的には面を削ること優先で動いて数の有利を作りつつ相手のライフを削いでいきます。

『4マルコ』が強力な対面で相手の数値の大きいキャラの攻撃を受け流しながら戦えるので2面準備を目指して盤面を作りましょう。

相手の『7マム』はよっぽどでない限り相手のライフを増やす選択肢を取ります。4弾でトリガーが強化されて、リーサルだと思ったらトリガーで逆リーサルになることもあるので注意して攻めましょう。認識では勝てる対面だと思っています。

※対面認識が甘く、中後半にかけて盤面を返されたりライフが思ったより削れずリソース勝負になってキャラの数値で負ける試合が度々あったので戦い方が間違っている可能性があります。


【青黒レベッカ】先攻優先
有効札:5マルコ、火拳、ゴードン、悪魔風脚

最速5マルコ置きたいので先攻優先で取ると思います。(諸説あり)

相手のデッキには1コスト除去が豊富に入っているので、上記の有効パーツを探すとき以外はサーチ札は出さないことが多いです。

共通の動きとして2ターン目は全ドン付与の8000or9000でリーダーを殴ることが多く、相手の手札を5以下にするか8以上にしてリーダー効果を強く使わせない立ち回りが重要になってきます。

先3で『5マルコ』を出した際にリーダー5000で殴ることができますが、相手の手札が6枚であればトラッシュを増やされて手札の質を上げられるだけなので、あえて殴らないなどのプレイングも細かいですが重要になってきます。

また、『7ルフィ』着地→『サボ』の流れが決まると相手の面処理がかなり困難になる為、基本的には『7ルフィ』が着地した次のターンに『火拳』を絡めて除去したいと考えています。

試合を通して大きく殴りながら『5マルコ』とリーダーを使って相手のライフ・ブロッカーを処理していくゲームだと認識しています。


8.おわりに


ここまで読んで頂きありがとうございました。

今回はいい結果には繋がりませんでしたが、考え方などが少しでも参考になれば幸いです。

フラグシップEXや2次予選にも参加予定なのでリベンジ目指して頑張りたいと思います。ではでは。

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