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【バトクロ使用】アルセウスファイヤーデッキ解説【新規デッキ】

アローラ!あねもね!です。

今回は2月6日(日曜)に行われたオンライン大会BATTLE CROSS ROAD Ⅲ (通称:バトクロ)で使用したデッキの選択・解説及び環境考察の記事です。

今回の大会では良い結果は残せませんでしたが、デッキ作成の参考になれば幸いです。


1.現在の環境考察


まず、はじめに前段階で行った環境考察についてです。

Cレギュレーションが落ちて間もないタイミングではありますが、自主大会やジムバトル、シティリーグなどを参考に目安となる環境考察を行いました。

以下が環境を予想したtier表になります。

<tier1>
ミュウVMAX

<tier2>
はくばバドレックスVMAX(+アルセウス)
れんげきテンタクル
アルセウスVSTAR(悪)
フーパファイヤー(+マタドガス)
ジュラルドンVMAX (+アルセウス)
ゲンガーVMAX

<tier3>
ムゲンダイナVMAX
れんげきウーラオスVMAX(闘・水・悪)
インテレオンVMAX
リーフィアVMAX・VSTAR

その他

今の環境は《ミュウVMAX》を中心に作られています。
先行の制圧力はもちろん、《ウッウロボ》や《スマホロトム》を使用してパーツを集めることで後1からでも210↑の打点を出してテンポが取りにいけるデッキになっています。

デッキパワーの高さ安定感より単独tier1に位置付けました。

tier2・3にはミュウVMAXに有利がつけそうなデッキを中心に分布が作成されている印象です。

大まかに分けると

①ミュウVMAX
②非エク系統
③悪タイプ
④アルセウス+VMAX

ほとんどがこのどれかに分類できると思っています。


2.デッキ選択について


今回はデッキを考える時間がかなりあったので、《ミュウVMAX》にある程度勝てるデッキという視点から目星をつけることにしました。

その結果、以下の要素があるデッキであればある程度の勝率は担保されると感じました。

①非エクかつ《ミュウVMAX》をワンパンできる可能性のあるデッキ
→ワンパンできなければサイコジャンプでサイドレースが追いつかれるのでワンパン性能が重要であると考えました。
ex)れんげきテンタクル、フーパファイヤー

②カウンター性能を持った悪軸のデッキ
→エネルギーがついているポケモンを倒され続けることで色有利もひっくり返るので、《キバナ》や《ガラルファイヤー》+《エネルギーつけかえ》などエネ加速ギミックが採用された悪デッキならば一定数勝ち筋があると判断しました。
ex)ムゲンダイナ、フーパ ファイヤー

③特定のメタデッキ
→《頂への雪道》や《ガラルマタドガス》、《ジュラルドン VMAX》などコンセプト上優位に立ち回れるデッキ


1月後半あたりでは

①レパルダスムゲンダイナ
②雪道ドガスゲンガー
③ 悪ウーラオス+アルセウスVSTAR

などが候補としてあがりました。
詳しくはおまけ①にて記載しています。


3.運命の出会い


使用候補であったムゲンダイナが練習やジムバトルでボコボコにされている中、アルモンドさん(@almondtarou )に相談したら「ドガスアルセウス」という天啓をうけました。

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コンセプトは既存のフーパファイヤーを軸に「アルセウスと悪の非エクを組み合わせることで大体のデッキを見ることができる。」というものです。

デッキを煮詰めるにつれて初期案の《ガラルマタドガス》は抜けてしまいましたが、いい形にすることができたと思います。

また、フーパファイヤーの課題であった

・序盤のアタッカー要員の不在
・トラッシュへのエネルギー供給
・アルセウスVSTAR対面が厳しい

という課題に関しても一定数の回答を持てたと考えています。

ちなみに名前であるα(アルファ)というのはアルセウス+ファイヤーの略称です。


4.デッキレシピ


こちらが今回使用したデッキレシピです。
細かい部分は好みになると思います。採用候補カードについてもおまけ②にて記載しています。

デッキコード:n9gNnQ-Exvd6z-ngngQn

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【ポケモン】


・アルセウスVSTAR、V (2-3)

▷序盤〜中盤で使用するメインアタッカーです。大体のポケモンVを倒せる火力と強い盤面作りに繋がる特性「スターバース」によってデッキの中核となるポケモンです。
基本的には1〜2枚しか使用せず、アルセウスを使わなくても戦えるデッキの為2-3ラインに落ち着きました。
アルセウスVSTARを押し付け続けることでイージーウィンできる試合も多いので、3-4等厚くしてもいい枠だと思います。(初期は3-4や3-3で回していました。)

・ガラルファイヤー (2)
▷試合の終盤(相手のサイドが1〜3)で使用するフィニッシャーです。
終盤に1枚現物があれば使いまわせるので、サイド落ち込み2枚が適正だと思います。

・フーパ (1)
▷試合の序盤〜中盤で使用するサブアタッカーです。
《ジメレオン》や《メッソン》、《オドリドリ》がいない場合の《メロエッタ》などが主な役割対象です。
使う場面は限られているので1枚のみの採用です。


・インテレオン、ジメレオン、メッソン(2-2-4-4)
▷《ガラルファイヤー》の最大打点が《こだわりベルト》込み300なので、VMAX対面を意識してうらこうさくラインを採用しました。
デッキコンセプト上、2-2-1-1を押しつけられる盤面を作りたいと思っていたのでこのデッキと相性が良いと思いました。
また、うらこうさく軸の課題である序盤が遅いという課題も《アルセウスVSTAR》によって補完が取れています。

・マナフィ (1)
▷直近のシティリーグや自主大会の結果を見ていると《れんげきウーラオスVMAX》が一定数いたので、メタカード枠として採用しました。
弱点デッキなので一見不利に見えますが、《クララ》によって盤面に維持させることが可能なのでマナフィを立ててしっかり殴り合えれば勝てない相手でもないと認識しています。


【グッズ】

・クイックボール、レベルボール、しんかのおこう、ハイパーボール (4-4-2-1)
▷盤面がプランの再現性に直結するので、できる限り厚くなるよう採用しました。

・こだわりベルト (2)
▷「トリニティノヴァ」や「もえあがるいかり」の打点が少し足りないと感じたので採用したカードです。 

・大きなおまもり (1)
▷基本的には《アルセウスVSTAR》につけるカードです。
はくばバドレックスとれんげきテンタクルの要求値を上げることを意識して採用しました。

・ふうせん (1)
▷デッキの入れ替え札です。元々は採用していなかったカードですが、《フーパ》の採用に伴って増やした枠です。
デッキの性質上、《ガラルファイヤー》が殴るターンに盤面に出てくることが多いので逃げ0のポケモンを作ることが重要です。

・回収ネット (2)

▷デッキの入れ替え札です。2ターン目で殴りたいのが《アルセウスVSTAR》なので入れ替え札はこのカードで足りると思っています。
また、《インテレオン》を使いまわしてパーツを集める動きにもつながるカードです。

・エネルギー転送 (1)
▷山札のエネルギーに触る札です。「うらこうさく」からエネルギーにつなげれる動きが担保されているだけで、かなり試合の組み立てが楽になる印象でした。


【サポート】

・博士の研究、マリィ (2-3)
▷他のデッキと比較して、純粋なドローソースを使うタイミングが限られているので少なめの枚数に絞っています。
ポケモンが盤面に準備できれば好きなタイミングでピックできるのはこのデッキの強みだと思います。

・ボスの指令 (2)
▷3枚入れたかったけど2枚になったカード。
《ガラルファイヤー》で殴るタイミングは大体《クララ》を使用している点や他に使いたいサポートが多い点を踏まえて2枚にしました。

・クララ (2)
▷参考として拝見したフーパファイヤーのレシピが大体2枚採用だったので2枚。
感覚ですが、3枚目の現物採用はあまり強くなかったです。

・キバナ (1)

▷基本的に先2や後1でエネルギーのついた《アルセウスV》が倒されたときのケアカードです。
他にも《ガラルファイヤー》や《インテレオン 》の起動にも使用できます。
初期案では《ガラルファイヤー》がエネルギー加速できるので《エネルギー付け替え》で使用していましたが、要求値が高いと感じたのでキバナに変更しました。
かなり使い勝手の良かったカードです。


【スタジアム】

・トレーニングコート (2)
▷はじめは1枚で回していましたが、2枚に増やしました。《クララ》+このカードで《ガラルファイヤー》を起動させることが多いです。

【エネルギー】


・ダブルターボエネルギー、基本悪エネルギー、基本水エネルギー (2-6-1)
▷合計9〜10枚は入れたいと考えていたので、他のアルセウスVSTARのデッキなどを参考にしてこの配分にしました。
ダブルターボエネルギーは必要最低限の2枚、水エネルギーを1枚、残りを基本悪エネルギーという形です。


5.デッキの動かし方、マッチアップ


基本的に《アルセウスVSTAR》を軸に試合を組み立てながら《フーパ》や《インテレオン》、《ガラルファイヤー》で殴るデッキです。
アルセウスVSTARで自身や裏のアルセウスにエネルギー加速することで、能動的にエネルギーを落とすことができます。

【ミュウ対面】
相手がサイド3枚を取るターンまでにこちらが1枚サイドを取ることが勝つための最低条件だと考えています。
メインプランは1-3-2または2-1-3、3-3などです。
サイド1枚とった時に「サイコジャンプ」でサイド詰められつつ、非エクを押し付けられると少し厳しくなります。(1-1-3-2のような押し付けプラン)
2-2-2で最速でサイド取られると負けるので、試合を通して使用するポケモンVは1or2に絞りながら戦います。

【はくばアルセウスVSTAR】
メインプランは2-3-1や2-2-1-1です。
《はくばバドレックスVMAX》にアルセウスVSTARが1ターンで狩られると苦しいので、《大きなお守り》の有無や相手のアタッカー次第で動きを変えます。《メッソン》をクイックシューター×2+アクアバレットで狩れたりすると相手のサイドプランが崩れて拾いやすくなります。

【れんげきテンタクル】
サイドプランは1×6回です。
アルセウスVSTARを1回、後は非エクアタッカーを押し付けることが多いです。基本的には先殴り有利ですが、こちらはサイドを複数どりできるチャンスがあるので捲ることも充分可能です。


7.あとがき


ここまで読んでいただきありがとうございました。今回は新規タイプであるアルセウスVSTARを採用したフーパファイヤーに至るまでの考えとデッキに関しての説明でした。

少しでもデッキ作成の参考になれば幸いです。まだ少し続きます。


おまけ①.没デッキ紹介


⑴レパルダスムゲンダイナ

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《ガラルファイヤー》や《エネルギーつけかえ》を採用することで、エネルギーをついたアタッカーをミュウVMAXに倒されても返しやすい構築にしたムゲンダイナVMAXのデッキです。
また、《レパルダス》を軸にすることでベンチコントロールがしやすく2-2-2のプランを取られにくくまとめました。

「かんしゃくヘッド」の《ガラルジグザグマ 》は《アルセウスVSTAR》に対しての打点要求値を下げることができると思い採用しました。

また、非エク枠のれんげきテンタクルやフーパファイヤーに対しては、《レパルダス》や《フーパ 》をアタッカーにすることで1-1でサイドレースが進めれると考えました。

環境的に《頂への雪道》が厳しかったり、要求がなんやかんや高くまとまっていたりと没にはなりました。


⑵雪道ドガスゲンガー

話に出たタイミングの延長で今回の作成デッキが生まれたのでそちらを組むことにしました。個人的に《ヘルガー》がカードの性質上あまり好きではないのがネックなポイントになりました。


⑶悪ウーラオス+アルセウスVSTAR

スタート地点は《ミュウVMAX》に勝てそうな《れんげきウーラオスVMAX》、非エクに勝てそうな【悪軸アルセウス】です。

コンセプトはかなり面白いと思ったのですが、納得できる構築ができずデッキの噛み合いがかなり試合に繋がるので大型大会には持ち込めないと判断しました。


おまけ②.採用候補のカードに関して


最後に今回の採用候補に上がったカードに関して記載したいと思います。

【ポケモン】

・クロバットV、ネオラントV
▷デッキを支えるシステムポケモン。
考えていたプラン上、アルセウス以外のVポケモンを展開したくなかったので不採用にしました。

・ガラルジグザグマ

▷実質打点を+10できるポケモン。
アルセウスミラーで強く使える場合があるが、要求値がかなり高いと感じたので不採用に。

・ノコッチ
▷アルセウスの闘弱点を消せるポケモン。
ガラルサンダーが殴ってきた場合はアルセウスVSTARで返せる点、
れんげきウーラオス対策はマナフィの方が適していると感じたので不採用になりました。

・ガラルマタドガス
▷相手の特性を消せるポケモン。
採用していた初期案はれんげきテンタクルを意識して採用していましたが、いなくても勝てると思ったので枠を優先して抜きました。
環境でみるとめちゃくちゃ強いポケモンだと思います。


【グッズ】

・ともだちてちょう
▷デッキを回す過程で必要なサポートをトラッシュしてもいいように採用したリソース管理カード。3枚目の《ボスの指令》や2枚目の《キバナ》としても使えるのがこのカードの強みです。
現物はギリギリの枚数でも足りると判断して、枠が欲しかったので抜きました。
採用時はボールのコストになることが多かったです。


【サポート】

・チェレンの気くばり
▷ダメージを負ったアルセウスをハンドに戻せるカード。
サイドレースが強いデッキなので、不要と判断しました。


【スタジアム】

・頂への雪道
▷雑に強いカードではありますが、一番欲しい1ターン目は自身のVSTARパワーの阻害になると考えたので不採用にしました。
先2などで使えるとはくばアルセウス系統には刺さるので一向の余地はあります。

・崩れたスタジアム
▷チェレンと同じ理由です。

デッキに関して気になる点や質問などありましたら、是非コメント・DMなど送っていただけるとご対応します!!
改めて、読んでいただきありがとうございました。ではでは。

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