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寡黙な人こそ、この社会を支えているんだ!

今朝は、一番乗りだった。
交通情報を確認しても、状況は変わっていない。


これは街に近づかずに行くしかない。
それで山沿いに東へ向かい雄山神社まで行き、常願寺川沿いに堤防を走り海まで出た。そこで右に海を見ながら西に向かい、南に折れて職場へ行く。

結果、片道34km100分で行くことが出来た。最短コースは21km。通常は25km。距離も時間も1.5倍ほどかけた。グルーっと大回りしたのだ。

30分遅刻で、着いて驚いたのは、職場は真っ暗で鍵がかかっていた。僕のことだから曜日間違えたかな?と考えたが、やがて「誰も来ていないんだ。」と気づいた。

警備室で鍵を借りたのは、この職場では初めて。
新鮮だった。

2番目にきた人はさらに30分遅れ。その次の人はさらに30分。やはりあの交通情報は正しかったのだ。
遠回りして良かった。海も見れたし。

やはり職場近くは30cmを越える圧雪道路。あちこちにスリップ穴が掘られており、こりゃ無理だわと思う。

圧雪除雪に非難が届いているのだろう、国交省はこんなツィートを流している。



国交省さんも大変だぁ。
昨日も少し話したが、やる人がいないのだ。
いない中、やるべき延長も多い。ノルマ達成のために上面だけの除雪も致し方ないと言うのもわかる。

加えて、文句言われっぱなしなのだ。

「夜にうるさい!」
「目が覚めた!」
「壊していきやがって!」
「じゃまだ!」

僕が遠回りの道を選ぶのは、田舎道ほどアスファルト路面が出ているのを知ってるから。田舎の人は、自分でもトラクターなどで自分で除雪してるから苦労がわかっている。だからありがとうの合図をしてくれるしそうなると不思議と力が湧いてくる。路面を擦るとゴリゴリゴリゴリとけたたましく音がする。でも「ありがとー」が返ってくるのだ。路面出してピカピカにしてしまう。

街は難しい。心が萎えてくる。用心のため浮かせてしまう。何こそ言われてしまうから。


今日、驚きの話を聞いた。

職場は病院の近くと前に言ったが、看護師さん朝4時に出て歩いて来てたという。車は時間があてにならないと判断されたのだ。

交代シフトで働いている中、自分の遅刻はそのまま前任者の負担になる。なんという判断なのだろう。

帰るとき見ていると何人もの夜勤の看護師さん達が歩いてくる。バスもあてにならないと切り捨てている。

いったいどこから歩いてきたの?何時に出たの?

除雪オペレーターにしろ看護師さん達にしろホントに頑張っている人は、文句言われる中ただ黙々とやっている。

寡黙な人こそ、この世の中支えているんだ!

遠回りして一番乗りだって粋がってたのが、恥ずかしくなってくる。


みんな偉いなぁ~!

そう言えば、富山市民病院でコロナのクラスターが発生した時、看護師さん達は車で寝泊まりしていたんだ。前の知事はそれはあんまりだとせめてホテルに泊まってと補助金を予算化してたっけ。

繰り返す。
世の中を支えているのは、こんな人達なのだ。
文句を言わずではなく、文句を言われ続ける中、身を呈してる。


見出しの写真は前を走る車。
バン(ワゴン)形式は、雪道苦手。
フラついて遅いんだよなー。

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