犬が丸まってとぐろ巻いてら

会社のメールシステムで、メールがくるたびにポップアップが出て、それまでやってた作業がいちいち中断される設定を解除することに成功した。ずっと探していた設定がやっと見つかった。仕組みで悩みが解決することってあるんだ。悩みも仕組みから生まれているわけだが。久しぶりに目の前の霧が晴れていく感じ。

今日は立冬らしいが全然寒くない。鶴が北から南へ渡る時期だが、観察が趣味の友達があんまり来ないと嘆いている。気候が目に見えて変わっている。熊が跋扈し、カメムシが湧き出て、立春にあったかい。税収が毎年過去最高額になっても増税が検討されて、海外で人が殺し合ってる。もうこんな世界はおかしいよ。何かできることはないかとカフェにきた。何もすることがないのでカフェにきた。家にいるより外にいた方がいい。会社近くのカフェだから、会社の人が来店してるのを遠目で確認。目は悪くても佇まいで判別できる。廊下ですれ違うだけの人間関係ですら人の形の全体の気配を覚える。同じ場所を長く共有するとはそういうこと。

入りたてのバイト君の動きは、何かを動かしては元の位置にもどし、何かを取り出してはじっと見つめて、何もしてない時間が多いからすぐわかる。体の線の細くて若い人。
人生入りたて若造の私は何かを注意されてはムッとしており、青いのなんのって。離席する時は椅子を机に入れましょう、通り道に椅子があって邪魔になってますって注意された。小学生かって。そこでムッとしてるし。
ムッとするのも美味しいものが食べられてないからでは?と他の理由をくっつけてみる。くっつけてみるしか逃しようがなくてくっつけた。頭冷やすまでの時間稼ぎ。注意されたことは素直に改善します。
今日はひたすらルーティンをこなす。しっかりこなす。ルーティンだけの日は高揚感がない。しかも椅子で注意されるし。ぷう。

帯状疱疹で1週間お休みの人のカバーをみんなでする。病欠のトラブル、不謹慎ながらも他人事だから面白い。
人数が足りなくっても時間を区切って優先順位つけて無理なものも終わらせるんだという気合いを出せばなんとかなる。組織のいいところで、1人の人間が無理な量を担ってるとしたら周りが見ていて分担しようと動くだろう。それでもなんともならん場合は人を増やすだろう。ということで、なんとかならん規模のものを持たされることは今の会社にはない。信じてる。
そんな組織に甘えつつ考える、覚悟とは・責任をとるとはにはなんの重みもないけれど。時間内に終わらせることじゃない。健康を守ることじゃない。この二つは大事なのは当然だけど、責任をとる、はもっと上の方にある。それって一体どういうことだろう。考えてわかるわけないこと。手を動かしたまえ。
私の覚悟と責任が文字を書くことであらわせるとしたら、今責任を果たしているとしたら、嬉しいなって、ハイそれは空想のごっこ遊びをしているだけ。
社会の一端を担って責任を果たしたいと思っているのかもしれない。組み込まれたい。私にできることがあるのであれば力になりたい。会社に属してなくても、個人でいても気持ちよく組み込まれることができるようになれれば嬉しい。そんな雰囲気の人になりたい。
それって仕事を頼みやすい人ってこと?誰かできる人いないー?って呼びかけに対してできるよって手を挙げる人?普段からこれやりたいって色んな人に声をかけてて、その時が来たら顔を思い出してもらえる人?いるよねそういう人。コミュ障のままでそれって実現可能?能力って謙虚になればうまく使えるんだ。たんたかたん。
人間の能力はどこで決まる?私の能力はうまく使えるようになって行きこそすれ、向上はしない。もう向上はないとみて就職活動なり、老後の見立てなり、社会運動活動なり、起業なり、なにもせずほうけるなり考えていくことになる。今からフィギュアスケートの選手になることはできないし、NHKに入職できないし、任天堂にも入れない。後者二つは何ががおこるかわからんよ、とかそういうのはいい、もうわかる。インナーチャイルドの御方もそこは納得いってらっしゃる。空を飛びたい、とかはまだちょっと納得いってないようですが。


帰ったら爪切ろう。
どんなにめんどくさがりでも爪は切るもんだ。以前の私はそうやって言う大人にムッとしてた。納得いかなかった。爪を切るのが面倒だって言ってるのに、そうは言うても切るもんだ、ってなんの解決にもなってない。切るもんだ、以上の答えがないのはわかるけど、最終解決はそうやって押さえつけて終わりなんだ、っていう不満。爪を切ることは例えで、どうしようもないことについての話。最後は、仕方ないそういうもんだで片付けられる。でも本当に、仕方ないし、そういうもんなんだ。そこはどうやってもどうすることもできないんだ。インナーチャイルドがどんなに暴れても。
お風呂に入るのもエネルギーがいる。気合いを入れて風呂に立ち向かうエネルギーだけじゃなくて、家庭で使う全エネルギーの45%は風呂で沸かす湯だとどこかで読んだことがある。確か発明家の藤村靖之さんの本だったと思う。たっぷり湯に浸かる場合だろうけど。私はシャワー派なのでそんなにないはず。
いつか、中にいて特殊な光を浴びてるだけで抗菌消臭できるカプセルが開発されて、そこで睡眠をとるだけでお風呂に入るのと同じく綺麗になる装置が開発されないか期待している。風呂がなければ沸かすエネルギーと水が節約できる。限りある地球の資源を節約だ。SDGsだ。
でも今の所そんな便利なものはない。大人しくお風呂に入るしかない。駄々をこねてるインナーチャイルドに納得してもらわないといけない。ないものはないのだ。理解してるふりして全然聞き分けが良くない。じっくり聞いてみると全然納得してないから、うちのインナーチャイルド。
指をパチンと鳴らせば思い通りの願いが叶う世界に住んでないから、ごめんね。もし思い通りにできるなら風呂に入らないようにしたいなんてことよりも、サハラ砂漠を緑化して、海に生き物を増やして、人間の住処と使うエネルギーを最小化するシステム※を全世界一斉に導入して、労働時間を1日6時間週3にして、図書館・美術館・博物館・公園を増やし、学校は1クラス生徒15人につき先生2人にして、介護福祉業界には介助ロボットを導入、介護に従事する人材にも高待遇を保証し、過疎地域にはAIで行き先を計算する自動運転のあいのりコミュニティタクシー(使い方は簡単で誰でもできる)が巡回して、政治家は真に社会問題を解決できる人が選ばれる。指をパチンと鳴らしてできるなら。ああできるなら。
※エネルギーを地域単位で作り、その単位の中で消費し切ることにより配電・輸送コストを下げる。生産をミニマルに。ドイツがやってるやつ。

百均で買い物をする。ハロウィンの時に白い布に目の穴を開けてお化けの仮装にしたので、部屋のごちゃごちゃを隠す白い布がなくなっていた。もともと部屋で何か撮影する時用に白い背景を作ろうと思って買った白い布だったが、ごちゃごちゃ隠しに転用してた布。布というか、テーブルクロスとして売られていたポリエチレンのビニール。手元にあるものでいろんな使い方を模索していくので、買った時の意図とは違う方に変遷していく。目隠しは副次的に生まれた使い方だったのに、なくなって初めて必要な存在だったのだとわかったのだ。部屋のごちゃごちゃを隠すという、な。
前と同じテーブルクロスはなくて、ガラものしかなかったから、代わりにレースカーテンを買った。また最初の意図とは別の方向にズレてる。生きてたらズレていく。部屋に不用意にガラを増やすでない、こんまりさんならそう言うきっと。こんまりさんの教えに従い、ガラを避けた。目隠しのためだからレースカーテンでもいいわけです。

見切り発車で行動するの、好き。予想もつかない結果になったりするかもしれないけど、大体は予想の範囲内に収まるのも好き。先の予測がつかなくて判断を迷ってるなら見切り発車をおすすめする。未来の自分におすすめする。(体が)動いたら、(環境、条件、気持ちその他もろもろ)動くからなぁ。とりあえずで動くのも楽しいぞ。

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