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たった一言で無駄遣いを激減させる!カラーバス効果

『あれ、こんなに買ったっけ?』

買い物から家に帰って、必要以上に買い物をしていることに気づく。
こんな経験を何度繰り返したことか。
無意識に特売品などに手を伸ばし、気づいたら冷蔵庫はパンパン。
当たり前ですが、お金はなかなかたまりません。

しかし、”たった一言”でこういった無駄使いを防止する方法があるとしたら?
数年前の私はおそらく飛びついたことでしょう。

ポイントとして知っておきたいのは、
「カラーバス効果」
と呼ばれるもの。
この効果を応用することで、貯金が増えるというなら、知っておいて損はありませんよね!

カラーバス効果とは?

シマウマ用語集によると

カラーバス効果とは、ある一つのことを意識することで、それに関する情報が無意識に自分の手元にたくさん集まるようになる現象のこと。
カラーバスは「color(色)」を「bath(浴びる)」、つまり色の認知に由来するが、色に限らず、言葉やイメージ、モノなど、意識するあらゆる事象に対して起きる。

例えば、
・妊娠した女性が今まで気にならなかったマタニティーマークをよく目にするようになる
・車を購入しようと思ったら、検討している車が走っているのがよく目に入ってくる
といった現象のことです。

要は、見たいものを見ようとするということで、これは人間の生存本能にも直結している働きと思われます。

運転をするときには、必要な信号の情報や、看板、周りの車の動き以外のものはなるべく情報を遮断します。
目に入るもの全てに意識を向けていたら、、、おそらく事故りますよね…

つまり、注意しているものに意識を向ける効果がカラーバス効果というものです。

カラーバス効果を有効に活用して、無駄使いを防ぐ

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このカラーバス効果を活用すれば、無駄遣いを防ぐことができます。
どうするか?
答えはかなりシンプルです。

「買い物前に、何を買うのか、自分に言い聞かせる」

ただそれだけです。
それだけ?
って思いましたよね。
でも、これが、とっても重要なことなのです。

冒頭の私の例でいえば、
買い物にいくときに、なんとなくふらっとお店に立ち寄ります。
お菓子コーナーでお菓子を物色。
特売コーナーで安くなったプリンをカゴに入れます。
ジュースコーナーでは、普段自販機で買っているお茶や炭酸水が安くなっているので、もったいない、と思って数本手にします。
(甘いものばっか💦)

そんな感じで、気付いたら、毎回1000円程度の買い物をしてしまうのです。
”何を買うでもなく”です。

時を戻そう。
ここで、カラーバス効果の登場です。
「晩御飯まで時間あるし、小腹すいたから、今食べるお菓子を1つだけ買おう」
と、カラーバスの呪文をかけます。

お店に入るとお菓子コーナーに一直線。
気になるお菓子はいくつかあるけれど、今食べたいのは小腹を満たすもの。
ただ、スナック菓子を食べてしまえば、あげっぽくなります。
晩御飯が美味しくなくなるので、ここはポッキーをチョイス。
レジを済まして、意気揚々と帰宅します。

どうでしょう?
たった一言、カラーバスの呪文をかけただけなのに。
今日1日で800円の節約ができたのです。

締め切り効果はカラーバス効果と同じ原理?

ちなみに、締め切り効果と言われるものもカラーバス効果に近いと思います。

「来週水曜日までにこの提案資料を仕上げなくてはいけない。」

このようにカラーバスの呪文をかけると、来週水曜日までに仕上がるように脳の中で勝手に段取りを組んでくれます。

そうすると、資料作成に必要な、他社の情報が耳に入ってくるようになります。
提案相手の会社の情報が無意識のうちに周りに集まってきます。

これは、周りの現象は変わっていないけれど、自分の目線が変わって、必要なものが目に入ったり、耳に聞こえたりするようになるのです。

締め切り効果は自分を追い込むようになるという意味合いで語られますが、カラーバス効果と同じ原理が働いていると言えます。


いずれにしても、
節約のための無駄遣いをしないためにも、目標に向かってまっすぐ進むためにも、カラーバス効果の存在を認識することが大事。
そして、目的や目標をしっかり見定めて行動できるようにしましょう!




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