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人と比べず生きていくためには自分と別れることが必要なのか


昔から人と自分を比べがちな人間だった

学生の時はテストだったり部活だったり

順位なんてわかりやすいものがあったから
その結果で勝った負けたなんて比較していた

比較的私は器用な方で
しかもそんなに高いレベルの中に身を置くこともなかったので
ちゃんと努力すればそこそこに結果がついてきていた
(と思っていた、という言い方の方が正しいかもしれない)

20代まではそんなに大した変化もなく
仕事で結果を出しているか 彼氏はいるのか
くらいで 私の中での「他人との比較」は
大きく変わることもなく「そこそこ」の結果を出せている
ような気がしていた


本当に苦しくなったのは30代
仕事では大したお金を稼げていなくて
みんな子供を産んでお金もバリバリ稼いでいる中で
自分はどちらも持てない価値の低い人間のように感じるようになっていった

年収と子供の有無
その二つを他人と比較することで
私は大した人間ではないと感じてしまうようになっていった

そこから抜け出したくて

考えて考えて考えて

まだ私は抜け出せていない

ただ このままじゃダメだって ずっと思っていて

他人との比較によって自分の幸せや価値を図ろうとする
その行為自体が自分をものすごく苦しめることだと気づいてはいて
どうしたらそこから抜け出せるのか ということを最近いつも考えている


結局私がどうしたいのかっていう話なんだ
幸せそうな人 成功している人 みんなが羨ましい

その人たちの見えない苦労や努力も知ることなく

ただその結果だけが羨ましい  それはなんて浅はかなことなんだろう

学生の頃からそう

順位 よく見えるかどうか

そんなものを気にしていたから

私がどんな人間になりたくて どんなことをしたいのか
そんなことに耳を傾けて 何かを選択してこなかったと思う

先日読んだ みうらじゅんさんの「さようなら 私」という本

そこには
そもそも 自分という概念は 自分が作り出した妄想である
といったことが書かれていて
そうか私はいないのか とふと考えるようになった

それはネガティブなものでもなんでもなくて
私という概念を捨て去れば 人と比べて苦しいことなんてなくて
人からどう見られるかも関係なくなる
他人と自分というものを分けたのは私なのだから
それをやめたらいいだけの話


まだすぐにはそうなれない
でもだんだんとそうなっていければと思う

そして私は私の思うままに したいことをする
心に素直になる

毎日鍛錬していくしかないんだな