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直感を信じてダイブした|ご当地楽検討プロジェクト体験①

星野リゾートのフラットな組織文化についてご紹介した前回。

今回からは、フラットな組織文化をベースにしたプロジェクトに参加したお話しを。
そのプロジェクトとは、その名もご当地楽検討プロジェクト

ちなみにご当地楽とは、、、

全国に展開する温泉旅館ブランド「界」では、それぞれの地域の特徴的な魅力を楽しんでいただけるよう、伝統工芸、芸能、食などを満喫できるおもてなし「ご当地楽」を用意しております。

地域の伝統を体験していただける界ならではの体験アクティビティー。
例えば、界日光のテーマはなんと下駄!

界 別府ではバンド???

といったように、各地の伝統を、時にはそのままに、時にはより現代風にアレンジして体験いただこうというものです。

そして、ご当地楽検討プロジェクトとは、選抜メンバーでご当地楽を前もって考えちゃおうではないか!という新たな取り組み。
これが、なぜフラットな組織文化から生まれたと思うかというと、その選考方法が公募による立候補制だから。

新規施設をオープンさせる際に、
熱意ある各施設の現場スタッフが立候補し、
事前にリサーチ&現地を訪問し、
議論を重ね、新たなご当地楽案を提案する
といった、まさに立場に関係なく、誰もが参加できるプロジェクトなのです。


運命の日は突然に。

その日も、何気なくいつものようにパソコンを開いてみると、

界 ポロト ご当地楽検討プロジェクトメンバー募集

のタイトルのメールを見つけました。
「界ポロト?一体どこ?」
とハテナだらけでメールを読み進めるうちに、
「これ、やってみたいんだけど。」
という気持ちに変化している自分に気づきました。

まさに直感でした。
その時はまだはっきりとした理由があるわけではありません。
でもなぜだか惹かれて飛び込んでいる自分がいたのです。

応募要項は、
地域の魅力に “星野リゾートらしい視点で” 触れられるプログラム案をレポート1枚にまとめる
とあり、まずはなぜ自分の直感が働いたのか、を深掘りしてみることにしました。

界 ポロトと自分をつなぐアイヌ文化

まず、界ポロトや周辺地域や文化についてリサーチしてみた結果、以下のことがわかりました。

北海道白老郡白老町に新たに建設予定の界の施設。(現在すでに営業中)
茶褐色のお湯が特徴の世界的にも珍しいモール温泉が湧き出ています。

施設のすぐ隣には、アイヌ文化を紹介するウポポイという民族共生象徴空間があります。

ポロト湖とポロトの森では夏はサイクリングやカヌー、冬はワカサギ釣りなどが楽しめ、白老牛というブランド牛や虎杖浜たらこといった特産品もある。
(余談ですが、呪術廻戦の主人公の苗字は虎杖という地名からきていると思われます)


そんな界 ポロトに惹かれた理由はなんだろう。
考えていくうちに、過去にアイヌ文化に接点があったからだったことに気づきました。


社会人になってから、プライベートで音楽イベントやDJ活動に精を出してきました。
島根県に移住後も、いくつものイベントを手掛けました。
そのうちの一つが、棚田が見えるとにかく絶景の場所が気に入って開催した野外フェス。
そしてこの環境でどうしても聴きたいと思っていた大好きなバンド「RABIRABI」を招待しました。

そして、そのRABIRABIが歌っていた曲の一つが実はアイヌの歌だったのです。

「アイヌ文化ってどんなものだろうか?」

心の奥底でずーっとつかえていたモヤモヤ。
忘れていたけれど、界 ポロトを調べていくうちにはっきりしてきました。

このモヤモヤ、どうにか解消したい。
その想いから、このプロジェクトに導かれたような気がしています。


そんなプロジェクトに参加するための情報収集方法について、
次回触れてみたいと思います!

『おもてなし産業をかっこよく』
あんでぃでした。


ご紹介している界 ポロト
米国旅行サイト「CNN Travel」にて2022年に予約したい新規ホテル22選に選出されました!



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