結婚式で気付く、大切なもの

生涯未婚率、離婚率、ナシ婚(結婚式を挙げない)率。これらはすべて年々上昇中の事がらです。
ちょっと前までは当たり前だった「結婚」がなぜこんなにも遠いものになってしまったのでしょうか。

日本の婚姻率の低下には、女性の社会進出や、結婚観の自由、法律にとらわれないパートナーシップなどさまざまな背景があると考えられています。
現在の平均初婚年齢は男女ともにおおよそ30歳。30年前より3歳以上上昇しています。
親子間ですら、結婚に対する意識にだいぶ差があるのが現状です。

このような仕事をしていると、世代間や家々のさまざまな悩みを耳にすることがあります。
親は親で、結婚式のことを相談してもらえなかったり、若い夫婦の自由すぎるライフスタイルについていけなかったり。子は子で、効率の悪いしきたりに意味を感じなかったり、干渉しすぎる親に辟易したり。

今や世界はものすごいスピードで変化しています。
現代の夫婦は、数多くの選択肢がありますし、結婚や夫婦というものへの価値観も多様です。新郎新婦の親であるみなさん、どうか若い2人の自由な価値観を一度聞いてみてください。
そして、現在結婚を控えているカップルのみなさん、子どもの幸せを願わない親はいません。結婚という行事にご両親をどんどん巻き込んであげてください。
結婚という一大イベントにはさまざまな苦労もつきものですが、結婚式当日は言葉では表せない喜びが待っています。そして必ずその背景に、大きな家族の存在に気付くはずです。