3rdライブを見て思ったこと

忌まわしいアレの影響によってライブを取り巻く環境は変わりました。オールスタンディングのライブでは観賞場所が指定され、モッシュやリフトなどの激しい動きが禁止になりました。アイマスのライブで言えばコールの禁止・席の間引きなどが代表例でしょう。

変わってしまったことに対して抱く感想は人それぞれです。私はコールをしたいですが、コールが無くなってよかったと思う人もいるでしょうし、私は快適なので席の間引きを続けて欲しいと思っていますが、知人・友人と連番する人は困っているでしょう。変わることの良し悪しは人によります。

そんな中、変化というか、名古屋から始まったアイドルマスターシャイニーカラーズ3rdライブ"PIECE ON PLANET"の全公演を見て、気になることがひとつありました。

振りコピをする人が増えてないか?と。


私は振りコピに対して何も思わないのですが、アイマスのライブでは割と嫌われていると思っていました。そのイメージは、初めて参加したアイマスライブによって培われたものです。

私が初めて参加したアイマスのライブはシンデレラ5thSSAのLVでした。どうしても「サマカニうーいぇい!!!」って言いたくて、他の曲の予習もせず映画館に走り出していました。言えました。楽しかったです。

そのLVで前に座った人は、振りを完コピするタイプでした。コイツここで踊る為に1回ライブ見て未来から戻って来たのかな?ってくらい完璧な振り付けで、爆笑したのを覚えています。

面白かったのとあまりにも見慣れない光景だったので、もしかして妖怪を見てしまったのではないかと思い、実在を確かめるべく帰宅後いろいろなワードで検索したところ、振りコピに対する悪口雑言の数々を見ました。やれ「お前の踊りを見に来た訳じゃない」だの「家でやれ」だの。家でやれはちょっと面白いな。多分アイツは家でもやってるよ。

そんなことがあったので、アイマス現場では振りコピが嫌われていると思っていました。

ところが、シャニマス3rdライブを通してみると、自分の席近辺に振りコピをする人が居なかった日はありませんでした。それどころか2ndより多かったです。これはいったいどういうことでしょう。席が間引かれたことにより、私の近辺と呼べる席も減っているはずなのに、なぜ私の近辺では振りコピをする人が多くなったのでしょうか。

少し悩んでみて、一体感を感じる為に振りコピをする人が増えたのではないかという考えに至りました。


私はライブの楽しさを構成する物の中に「一体感を感じられること」があると思っています。そしてアイマスのライブは、それの大部分をコールが担っていたのではないでしょうか。

振りコピは一度ライブを見なければできませんが、コールは曲を聞けばできます。チケットの争奪戦が起きるようなライブにおいて、曲を全く聞いたことが無いのに参加する人は小数派でしょう。手軽に一体感を感じられるものがコールでした。それが時世によりできなくなったことにより、一体感を感じる為の代替物として振りコピをする人が増えたのではないかと思います。

しかしながら、振りコピは私のような運動神経が終わってるオタクには大変ハードルが高いです。Day1で見た振り付けだからDay2は完璧にできるなんてことはありえません。刀語のねぇちゃんかよ。私の振りコピは見稽古っつって。

それでも振りコピをしようと意気込むのであれば、過去のライブ映像を見て練習するしかありません。ですがいくら練習をしてもその曲をやるかどうかはわかりません。ましてシャニマスのライブはリリースしたばかりの曲をやるので過去のライブ映像を見て練習するのは概ね無駄になります。まだ3回しかライブやってないので眉唾ですけど。

そこで効いてくるのが、MUSIC DAWNから始まったアーカイブ配信と、2ndと3rdの間が短いこと、そして3rdのセトリが半固定されていたことです。


MUSIC DAWN以降シャニマスのライブは終演の翌日から1週間アーカイブが見られるようになり、それによって振り付けをすぐ確認できるようになりました。また、アーカイブによって会場のオタクがどこで振りコピをしているかというのも確認できます。

そして2ndライブの開催日が3月20日、3rdライブの初回が4月3日とわずか2週間しかありませんでした。つまり2ndライブを見てから3rdライブ初回までライブを見れなかった日はわずか1週間だけということになります。

さらに3rdまでの期間が短かったことにより曲の追加が無く、セトリが半固定されていました。これにより次のライブで披露される曲もわかり、私のような運動神経ヤバすぎオタクでも振りを覚えてライブへ臨めるようになりました。

そんな様々な要素によって振りコピのハードルがぐんぐんと下がり、コールが禁じられている世の中でも一体感を感じようと振りコピが増えたのではないかと私は考えました。

まぁこの説、1回しか披露してないハナマルバッジとかHAREBARE!!で振りコピやってたから崩壊してるんですけどねーーーー!!!!いぇいいぇーーーーーい!!!!


冒頭でも似たような話をしましたが、振りコピの良し悪しは人によります。ことアイマスにおいて、インターネットを見続けている私には、嫌いに振れている人が多いよう見えます。ゆえに風当たりは強いと言えるでしょう。

デカすぎる動きは普通に注意されて、場合によっては退場させられます。名古屋だかでスタッフに注意されている人を見ました。ライブを最後まで楽しく見たければ、空気を読んで楽しい行為と迷惑行為のボーダーを探りましょう。

あと直接注意するのはマジでおススメしません。あなたに非が無くてもトラブル率80%くらいです。揉めた結果両者退場っていうカタストロフもありえます。あなたがとんでもねぇマッシブなヒューマンであるか、トラブル守りを持ってないならやめましょう。辛抱たまらないなら席番覚えてスタッフに言った方が良いと思います。

最後に、こんなん冒頭に書くべき一番大事なことですが、振りコピをしなくてもライブは楽しいです。コールをしなくてもライブは楽しいです。普段行かない場所に赴いて、最高のライティングやデカいステージを見ながらデカい音で音楽を聴く非日常感はライブでしか得られません。

チケット争奪戦が厳しくなるので言おうかどうしようか悩みどころですが、1ミリでも興味があるならば会場に足を運んで損は無いと思います。



これを書ききったらアーカイブを見てもいいとしているので、さっさと終わろうと思います。せっかくなのでここでサッと触れますが、3rdライブ福岡公演も超良かったです。

特にGoing my wayでステージの照明が全て落ちた中、スポットライトだけに照らされるさやねぇのシルエットが今でも脳裏に焼き付いて離れません。ライトの演出の中で一番好きなのがストロボなのですが、デカい会場だとライブハウスみたいにパラパラ漫画めいて見える事はないんでしょうね。

私が愛してやまないユニット、イルミネーションスターズのTwinkle wayもかなり仕上がっていたし、HAREBARE!!で大はしゃぎしたし、だまゆのMCからresonance+まで泣きっぱなしでした。ネイルが歴代フェス衣装イメージになってたのもバカ良かった。君もHFLとHAREBARE!!の振りを覚えよう。そんでTwinkle wayでピースしよう。✌。

初披露のシーズもかなり良かったです。アーカイブではどういう画角になっているのかわかりませんが、曲が始まってステージの中央から2人が広がっていくときにローファイブしているのを見ました。肉眼で。いえーい。

色々なことがありましたが、私にとって名古屋から始まったこのライブツアーの記憶は、まさに星のかけらように輝く大切なものになりました。この2ヶ月間、とても楽しかったです。


ライブの話もしたので、このnoteを終わります。
勢いで書いたのでまとまりが無いと思います。読みづらくてすいません。

私が映画館で見た彼は、今もどこかで踊っているでしょうか。
私は今日も、陽気にピースサインを掲げています。



ちなみにこれは懺悔なんですけど、我慢できなくて書き終わる前にtwinkle wayだけ見ました。ウンコマンかこいつ。

追記(2021年6月3日)

踊れ!!!!!!!!