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【アウトバウンド】予約サイト分析解剖④:トラベルドンキー

こんにちは。
本シリーズでは「旅行業界」を、WEBマーケティングの側面から分析解剖していければと思います。
ここでの【アウトバウンド】の定義は「FROM JAPANの旅行ビジネス」です。

第4回の予約サイト分析解剖は「トラベルドンキー」です。
https://www.traveldonkey.jp/

運営会社は株式会社トランスオービットになります。1984年にアメリカのロサンゼルスでランドオペレーター業を始めた会社で、それ以降はアメリカ以外でもエリア拡大し、2006年に「トラベルドンキー」が誕生しました。今回は触れませんが、インバウンド向けの「Niseko Ski Tours」もジャンル特化型で運営しているようです。ドメインが.com.au/なので訪日オーストラリア人がターゲットなのかなーと。
http://www.nisekoski.com.au/

【運営サイト】
- トラベルドンキー(海外オプショナルツアーや現地発ツアー専門サイト)
- ナビツアー(オーストラリア国内のツアーやホテルを扱う専門サイト)
- ナビテル(オーストラリアの携帯電話を取り扱うサイト)
- Niseko Ski Tour(オーストラリア人向けニセコ・スキー旅行専門サイト)
- Japan Specialist Travel(オーストラリア人向け日本旅行のサイト)

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では本題のトラベルドンキーが得意とする検索クエリを分析していきます。
SEOが強いエリアは「オーストラリア」「ハワイ」です。

【トップクエリ】※wikipediaを除く、google検索結果の最上位表示
「オーストラリア 動物」
【組み合わせパターン】
エリア名 + 時差・・・「オーストラリア 時差」
エリア名 + オプショナルツアー・・・「ハワイ島 オプショナルツアー」

コアラ


それ以外のエリアでは、韓国の「板門店 ツアー」、タイの「バンコク 現地ツアー」、インドネシアの「レンボンガン島 ツアー」、アメリカの「ボーイング社」なども上位になります。

アウトバウンド予約サイトとインバウンド予約サイトと比較すると、SEA(Search Engine Advertising)を積極的に運用している会社がアウトバウンド予約サイトは少ないように思います。
その中でトラベルドンキーはいくつかのメインキーワードで広告をリスティングしていました。それでもSEM(Seach Engine Marketing)が正しく運用できているかというとまだ改善余地がありそうな感じです。
例えば現在コロナウィルスで旅行ができないのでSEAのような広告は止めるべきです。もしかすると広告代理店にアウトソースしているのかもしれないですね。

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最後はトラベルドンキーへの流入元を分析します。
【自社メディア】
ナビツアー in オーストラリア(navitour.com.au/)
ナビツアー in カナダ(navitourca.com/)
【ジャンル特化型メディア】
WORLD SPORTS TRAVEL(f1world.net/)
オーストラリア観光ビザガイド(australia-visa-etas.com)
【エリア特化型メディア】
Aloha Smile(alohasmile-hawaii.com/)
アロハストリート(aloha-street.com/)
halekaa.com(halekaa.com/)
【個人ブログ】
常夏トラベラー(tokonatsutraveler.com/)
ゆるかし!(yurukashi.com)
ママの旅ノート(chopitaro-kodure-travel.net)

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ジャンル特化型メディアのWORLD SPORTS TRAVELは流入ボリュームが非常に多いです。おそらく海外のスポーツ系チケットは需要あれど買いにくいのでこのようなサイトの需要があるのでしょう。
富裕層も多いと思うので被リンクをもらえているトラベルドンキーにとっては重要なアフィリエイトパートナーだと思います。

以上がトラベルドンキーの分析解剖になります。
総じてタビナカなどと比較してWEBマーケティングが得意とは言い難いですが、オーストラリアをビジネスドメインとしている点で差別化できていると思います。

次回はトラベルドンキーと同じく老舗アウトバウンド予約サイト「JHC」を分析解剖したいと思います。


分析してほしいWEBサイトあればメッセージください! 業界問わず可能ですが、旅行系、飲食系、グローバル系は得意です。