ヒットの前触れをもう一つ。。!!
音楽業界というかレコード会社で長年仕事していると、いろんなトレンドの変遷を目撃します。あまりにもいろんな事が起こるので、振り返りながらnoteでも書き留めておきたいと思う今日この頃。
いまだに自分で消化できないのが、
①80年代のグランジブーム
なんでギターソロがないの? ルーズファッションでON、OFF一緒じゃん!?
②覆面系アーティスト
なんで、顔を隠すの!? 人気アーティストを目指して隠れる意味は?
誤解無きように先に言うと、アンドレ元部長は学生時代ギンギンのHEAVY METALバンドでギターを弾いてました。この体験と経験がその後の音楽業界で目撃したブームに違和感を感じたのかもしれません。
①のグランジブームは、ニルヴァーナの人気から沸き起こり、90年代日本のアーティストにも飛び火。敢えて名前は伏せますが、その辺の路上や放課後の教室で練習してる学生ロックバンドが、そのままプロになり、そのまま武道館のステージでライブを行い、ステージ衣装と同じスタイルで打ち上げで物静かに飲むという光景を何度となく目撃。ロックミュージシャンって、非日常を楽しませてくれるキラキラしたスター的存在だったんじゃないのかと。。。。
②の覆面系アーティストブームは、まさにYouTube、TikTokが話題の動画プラットフォームが人気のイマドキのネット発ブーム。ミュージシャンって、目立ちたかったり、有名になりたかったりするから、そのモチベーションで人前に出るんじゃないのか?見て、見てーーーって。
先にも書いたとおり、アンドレ元部長の出自はHEAVY METAL。女子にモテたいからギターを弾き、女子にモテたいからカッコつけ、有名になりたいからプロミュージシャンを目指してたんじゃなかったっけ?(汗)
①のグランジブームは置いておいて、最近ブームの覆面系アーティストは、YouTubeやTikTokというプラットフォームの特性を最大限利用し、映像とリリックを巧みに組合せながら作品を送りだしていて、基本顔を出さない。個人的な解釈としては、クリエイターが制作する動画のクオリティと歌詞をクローズアップすることで、一つの作品に落とし込む。ある意味、歌と歌詞に集中させる結果そこに向かったのかと。。
今は送り手が作品の価値を決めるのではなく、ユーザー側が価値を決める時代。気に入ってもらえればシェアされ、ソーシャルの波を漂いながら拡散していく。その拡散から判定されたアルゴリズムで、またプラットフォームのレコメンドというアルゴリズムの波に乗るので、レコメンドからシェアされてプラスのループが始まっていく。
2020年代の音楽はクオリティが高い!!
結果的に、歌唱力、歌声、歌詞がクローズアップされるので、作品としてのクオリティは高くなっていると思う。これは良いことだ😋
一時ブームになった、“ヘタウマ”というジャンル。まじでアンドレ元部長は、違う業界に転職しようと考えましたから。
ストリーミングチャートの上位は歌ものがランクイン!!
昨年末からYOASOBIが話題になって、音楽業界ではYouTube、TikTokのチェックに躍起(汗) あれもこれも話題のアーティストが飛び交う中で、アンドレ元部長が注目してるのが、“泣き虫☔︎”というアーティスト。
↓↓泣き虫☔︎/「くしゃくしゃ」
↓↓泣き虫☔︎/「Shake It Now.(feat. Ado) 」
彼が綴る歌詞は独特で、一度聴いたら耳に残りまくる。しかも野太いというのか、ハスキーというのか、スマホでプレイリストを流し聴きしていると必ず聴き入ってしまう泣き虫ワールド。ネット発や、何々系などという枠はどうでも良くなる歌の世界。いわゆるこのジャンルから、次々とチャートの上位に駆け上がるアーティストが増えてきているが、泣き虫☔︎は大注目。最近知ったが、実際のアーティストのギャップに驚く。。。
急激に注目され、ヒットアーティストの仲間入りしているAdoとのパワーボイスの共鳴がバトルしてる「Shake It Now.(feat. Ado)」。1番は泣き虫が、2番はAdoがメインパートを歌い、強力なコラボレーションに仕上がってます。
泣き虫☔︎注目です。
泣き虫 1st Album『rendez-vous』
2021/2/10 RELEASE
<収録楽曲>
01. からくりドール。
02. アイデンティティ。
03. くしゃくしゃ。
04. アルコール。
05. 心配性。
06. 夢遊。(Acoustic Ver.)
07. Shake It Now.(feat. Ado)
08. POISON.
09. ケロケ論リー。
10. 9
11. 207号室。
12. ネモネア。
◎アルバム『rendez-vous』はこちらで聴けます。
https://lnk.to/rendez-voushttps://lnk.to/rendez-vous
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