デイドリー無に寄せて

南京豆NAMENAME『デイドリー無』2日目の公演を終えていま日付が変わったところです。
公演の宣伝をするなら遅いし、公演のまとめをするなら早いし、変なタイミングで文章を書いています。
見切り発車なのでどういう内容になるかあんまり自分で分っていないし、ネタバレの確認もしていないのでNGが出たら突然消す可能性もあります。(単純に変な時間に書いているので、目覚めたら恥ずかしくて消すも全然あります)
今日自分が演じていてとてもたのしくて、演じながら強く心を動かされたので、わたしと同じように感じてくれる人が増えたらいいなという思いで書きはじめました。

『デイドリー無』は、「グラジ」「ブロンクス」「コールマイナー」という三本の短編を上演するオムニバス形式の公演です。
河村さんの書く物語は正直ダサいです。
ついでに暑苦しいです。
過去の河村作品をほとんど知らないので、どこかからテキトーなことを言うなとお叱りを受けるかもしれませんが、今回南京豆NAMENAMEに参加させていただきわたしはそのような印象を抱いています。
わたしは「コールマイナー」という作品で中学生の役をしているのですが、あのくらいの歳のときに持っていた周りをすべて見下してバカにして不必要に攻撃的な感じが台詞の端々に感じられ、あの頃を思い出し恥ずかしくなります。
他の作品でもどのキャラクターに対してもちょっと恥ずかしいポイントみたいなものがあって、他人のダサいを見て笑っているはずなのに、そのダサさに心当たりがある、みたいな感覚になります。

ゆとり世代はダメだとか今の若い子は何にもできないとか言われるとムカつくので、世代や時代で区別するのは最悪だと思っているけれども、熱くてダサいのって今あんまりウケないのかなあとか思ってしまったりもします。
河村作品が一枚の写真だとしたらインスタに載せるのはなんか微妙…みたいな。
でも世の中で何が流行ろうとも、いくら時代が変わろうとも、死ぬまで人間でいなきゃいけない以上、インスタに載せられないダサい部分も抱えて生きなくちゃいけなくて、そういう意味で言ったら、全世代全時代ぶっ刺さり演劇なんじゃん?と安藤は思っています。
(ついでに言うとアラサーのわたしがいまの若い子はインスタがすきで映えてるか盛れてるか気にしちゃうって思ってるのがまずダサくてキショい!)

あとこれはほんとに言ったら怒られちゃうかもだけど『デイドリー無』って最高にダサくてだいすき。
河村さんに嫌われませんように。
おやすみなさい。


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