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HSPについて話してみる


どーも!
アンドゥです!


 今回はHSPについて考えてみようと思います。

動画バージョンはこちらから
https://youtu.be/qdD1ab2o6go

2019年2020年あたりからこの言葉をよく聞くようになった気がします。
私自身も初めて聞いたのは2020年で、とあるYouTuberがHSPについて話していたのがきっかけでした。
その頃は何となく、そういう言葉があるんだなぁくらいにしか思っていませんでした。
自分が繊細だなとは以前から思っていましたが、HSPまではピンと来ていませんでした。
小さい頃から自分のことを変わっているなぁとは思っていて、「変わってるね」と周りの人に言われると、逆に褒め言葉のように捉えていました。

 しかし、2021年に入って5月のある日、当時始めたばかりの飲食店のバイト終わりの夜に、
ふと、「あれもしかしてHSPなのかなぁ」
と思い、YouTubeやネットで色々と調べてみました。
その際に、いくつかネットで診断をしてみたのですが、その質問項目の内容が今まで生きてきた中で感じていた内容でした。
その時に、頭の中で点と点が線になったような感覚がありました。
「こういう状態だったんだなぁ」
そう感じました。
落ち込んだりというよりは、ホッとした感じや疑問が少しは晴れたのかなっていう感情がありました。




 そもそもHSPについて聞いたことのない方も多いと思います。なので軽く紹介します。 



 HSPとは
「Highiy Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の略で「とても敏感な人」を意味します

 
HSPには「DOES」と呼ばれる4つの特性があります。
* Depth of processing(考え方が複雑で、深く考えてから行動する)
* Overstimulation(刺激に敏感で疲れやすい)
* Empathy and emotional responsiveness(人の気持ちに振り回されやすく、共感しやすい)
* Sensitivity to subtleties(あらゆる感覚がするどい)


慎重だなぁとか、敏感だなぁと感じる人を見かけたことあると思います。
その人が全て当てはまるわけではないのですが、もしかしたらHSPの気質をお持ちの方なのかもしれません。


 HSPは大きく4つのタイプに分かれています。



1. 「HSP(敏感な気質)」内向的で繊細さ敏感さを持つタイプ
2. 「HSS型HSP」内向的だが刺激を求め繊細さ敏感さを併せ持つタイプ
3. 「HSE(外向型HSP)」外向的だが繊細さ敏感さを持つタイプ
4. 「HSS型HSE」外向的で刺激を求めるが繊細さ敏感さを併せ持つタイプ




出典: 自律神経メンタル専門心療整体院「HSS型HSEが楽になる」



その中で、私はHSS型HSPの傾向が1番強かったです。

新しい経験や情報を求め、よく外に出ては人と関わりますが、非常に敏感なので結局いつも傷ついてばかり。刺激は欲しいけれど傷つきやすい――それがHSS型HSPです。 
いくつか特徴を挙げてみます。
* 刺激は求めるけど⇔ 外に出ると疲れる
* やらなきゃわからないと思うけど⇔ いろいろ想像すると踏み出せない
* やる気満々で物事に取り組んでも ⇔ 飽きやすくゴールにたどり着けない
* はたから見ると元気で外向的で社交的 ⇔ 本当は違う 
* 冷静に見えるが ⇔ じつはイライラドキドキひやひやしている
* 人とすぐに仲良くなるが ⇔ 少しすると距離ができる
* ハイテンションなのに ⇔ 小さな発言にクヨクヨ悩む
* 自虐ネタを披露するのに ⇔ いじられると傷つく
* 大胆なくせに ⇔ 小さなミスを後悔する
* 好奇心が強いけど ⇔ 警戒心も非常に強い
* 自己肯定感は低いが ⇔ 心のどこかに自信もある
(※心理カウンセラーの時田氏が代表を務める「HSP/HSS LABO」サイトより抜粋し要約)
このように、対照的な特性をあわせもつことが、HSS型HSPの大きな特徴です。


HSP研究の第一人者 心理学博士エレイン・N・アーロンの研究によると、HSPは人口の約20%を占め、さらにHSS特性を併せ持っているのはその30%
つまり、20%×30%=6%が、感受性豊かで繊細で傷つきやすく、かつ新たな刺激を追い求めるHSS型HSPであるといいます。
また、スマホが当たり前でコロナ禍の現在の日本では3〜40%の人がHSPなのではないかという説もあります。



今のを一言でまとめると
「アクセルとブレーキを同時に踏んでいる状態」
がわかりやすいかな。
(何故最初から言わない)

食が好きな私は、人混みが苦手なのに百貨店の食品売り場に行き、人の多さに10分で1日分の疲労感に襲われます。
一度に膨大な情報量を取り込むのですぐに脳が疲れてしまいます。


HSPは使い方次第でプラスにもマイナスにも転ぶと感じます。環境に大きな影響を受けるので、環境選びが非常に重要になってきます。

 ここで、私が感じるHSS型HSPあるあるを簡潔にいくつか挙げてみます。
⭐️音・匂い・光に敏感
冷房などの音や寝る前の微妙な光にも反応してしまう。
フラッシュ・雷が本当に苦手。
音についてはこちらの記事にも書いてみました。

https://note.com/andosouki/n/n4913361891ee

⭐️退屈が嫌い
同じことをすると飽きる。
⭐️完璧主義
→一度やり始めるととことんやってしまう。やめどきがわからない
⭐️初対面の人にだけ社交的
段々しんどくなる
⭐️電話・メールが嫌い
グループLINEが苦手。電話もめちゃくちゃ緊張する。最低限以外ほとんどLINEやDMでやり取りしなくなる
⭐️人の気持ちに敏感
相手の言葉や表情に深読みしてしまう。
⭐️自己肯定感が低い
すぐに脳内反省してしまう。
色んなことを考えてネガティブになってしまう。



 日常の中で私の場合、光や大きな音が苦手です。光の中でも照明を当てられた時や写真撮影でのフラッシュです。小さい頃から音楽会や合唱コンクールでの照明が苦手でした。目がしょぼしょぼして緊張状態になります。写真のフラッシュもです。卒業アルバムや証明写真等のカメラマンが来られての撮影の際に1回撮った後に、目がしょぼしょぼして緊張状態になります。涙がほぼ毎回出ます。いつも涙目状態になるので本当に苦手です。光や音の組み合わせで言うならば、雷が苦手です。光だけでなく大きなあの音で泣きそうになります。(いや本当に)
色々考えてしまってもしかしてってなって、命の危険を感じていつも神頼みしています。(笑)
(みんな一度はやったことあるよね)

大きな音だけでなく細かい音にも敏感なので快も不快も音で感じます。

書き始めると本当にキリがないのですが、あくまで個人の感覚なので、一人一人違います。



あと苦手な作業を挙げると
⭐️マルチタスク
同時に複数の指示を受けると頭がパニックになります。
⭐️スピードが求められる作業
小さい頃からの不器用もあって、スピードを求められる作業が苦手です。
どうしても丁寧になってしまいます。
⭐️人と接する業務



 飲食店でのアルバイトは4軒ほど経験しているのですが、数日で大まかな流れが分かるとすぐに飽きてしまいました。早いときは初日の1時間で。初めてアルバイトをした高校3年の時に、「サラリーマンのような働き方はできないな」と悟りました。
洗い場での作業も他の方と比べると遅かったり(そもそも熱すぎて毎回火傷します)、
盛り付けも細かいことが気になって丁寧になってしまって遅くなったり(不器用発動で絶望的)、
提供も何回落としかけたり上手く持てなくて手が震えたか。(これに関しては不器用発動が原因だと思う)

年下の子よりもできないことが多くていつも落ち込んでいました。
正直、飲食のアルバイト前は毎回2時間ほど前から身体が緊張して震えたり腹痛になってました。入る直前まで続きます。
自分が入る意味あるのかなぁとか、周りに迷惑をかけて申し訳ないなと思ったり。
飲食店のアルバイトを始めてから気づいたのですが、元々得意だった暗記もレシピの数やマルチタスクでなかなか覚えることができなかったり、覚えたとしても当日にオーダーの数でパニックになり、レシピが飛ぶこともたくさんありました。
身体に染み付いてやっと少しは動けるようになったというところでしょうか。



そういう時に、ようやく他のジャンルのバイトを探し始め、最初は掛け持ちしながらイベント関係のアルバイトを始めました。
本当の目的はお金だったのですが、色んな現場で色んな経験をすることができるなと思うことができたのも大きいです。
正直、最初から今の仕事をしていれば良かったなとは思います。
もちろん色んな業務・ポジションがあるので、向き不向きはどちらもあります。
正直、向いていない業務の方が多いですが。
その中で自分の力を発揮できるポジションもあって、その時に「働くこと自体は嫌いではないんなだな」ということに気づきました。
飲食店でアルバイトしているときは「働くこと自体が向いていない」と思っていました。
しかし、他の畑に移動したことによって新しい世界に出会うことができました。
今のお仕事を毎日続けるというのは個人的には厳しいですが、時々入るくらいであれば楽しいこともあるなと今では思います。
色んな経験をすることができますし、良くも悪くも社会の縮図を見ることもできます。
人として成長したなとこの半年で感じます。
僕の場合、シフトの融通が効きやすい立場・環境にあるのが大きいのかもしれません。

まだ自分が輝けるフィールドを見つけたまではいきませんが、自分に合った環境を選ぶことが大切だなと本当に思います。
あと、僕の場合は1人の時間と休む時間が他の人よりも必要です。
どんなに仲の良い人でも家族と居る時でも必要です。
家族と居る時間もオフになっているようでオンにスイッチが切り替わってるのでリフレッシュはあまりできません。(これは僕だけの可能性もあるけど)
1人の時間が1番気が休まります。

人一倍ストレスケアをしていかなければいけないです。
睡眠時間も7時間切ると正直キツいです。年々減ってはいますが、7時間は切らないようにしています。(途中でトイレで目が覚めてしまうので微妙ですけど)





☆〜誰かを指導する立場・組織を率いる立場の方へ〜

 1人1人性格や能力が同じな人は居ません。なので、それぞれに応じたアプローチが必要になると思います。スポーツをしていたので、つくづく感じます。課題はそれぞれ違うので個の練習に関しては何故みんな同じメニューなのかなと小学校の頃から疑問を持っていました。
ここ数年、高校野球の武田高校のような取り組みをしているチームが少しずつ増えてきているのは良い方向に動き始めているのではないかなと思います。
私自身、小学1年〜高校1年まで野球を高校1年の終わり〜高校3年まで陸上競技をしておりました。
特に少年野球は威圧的な態度を取る指導者が多く、私自身も小学3年から大人の顔色を見ながらプレーをしてしまっていました。子どもって大人が思う以上に見ているんですよね。厳しさ以上に怖さもあって小学生の頃は伸び伸び野球できた期間はほとんどありませんでした。
高校時代の先生は洞察力に優れている方でそれぞれに合わせた接し方をしていました。ほとんどの部員には近い距離でよく怒ったり叱ったり指導していましたが、同期で私だけ唯一、在籍した期間で怒られることはありませんでした。間接的にMTで諭されることはあって、その時に「ヤベェ」って焦ってました(笑
一定の距離感を保ちながら、たまに一言ヒントになるようなアドバイスを頂くくらいでした。時々、監督との会話の中でヒヤリングされたりすることはありましたが、基本的には僕のことを唯一肯定していただいたのが先生方だったなと思います。
団体競技なのにも関わらず、チームメイトの大切さに気づいたのは実は陸上競技を始めてからでした。
それくらい当時は孤立していたと思います。
色々工夫してみたり、他の人がやらないことをしていたのでその分、同期や先輩からは結構反感はありました。それを黙らす実力があれば良かったのですが、中学時代からの故障と実力がなかったこともあり、最終的には押し潰されてしまった感じです。

私は指導者としての経験はないので、選手側からの意見にはなりますが、HSPの人が居るように色んな人が居るのでそれぞれに応じたアプローチしていただければなと思います。
(偉そうなことを言ってすみません。)




最後に

 全部言いたいことを発信できたかと言われるとまだまだですが、今後機会があれば少しずつ発信していこうと思います。
スマホから記事を書いているので目次がなくて本当に申し訳ございません💦
そして、HSPに悩んでいる方へ。
HSPは病気ではなく、ひとつの素敵な性質です。良くも悪くも転びます。なので、自分の特徴を知りそれを上手く生かすことが大切だと思います。
あなたは決して1人ではないです。
辛いときは頑張らずにゆっくり休んでください。
そしてまた元気になったら少しずつ前に進んでください。
自分のペースで。焦らずに。
そして、自分だけは最後まで自分の味方で居てあげてください。


私ができることであればあなたの力になります。
今回の発信を通して誰かの人生に良い影響を与えることができているのであれば嬉しく思います。






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