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真面目な人たちへ

2020年5月9日

朝、壊れたベランダの窓を直してもらう。修理代、21,000円。今一番欲しいシュラフも21,000円。シュラフ一つぶんなくなった。
昼ごはんを食べてから近場のエリアで長男とロゲイニングのトレーニングをする。自転車で4時間ほど。最初に設定したチェックポイントに苦戦。1時間半くらいかかった。
帰りに近所のパン屋で黒糖ラスクを買い、スーパーに寄って、お菓子とお酒を買う。帰り道の途中、カーネーションを買った。
家に着き、子どもたちは風呂に入る。お風呂から上がるのを待っているうちに寝てしまう。
夕食はお好み焼きだった。ホットプレートで焼いていたら腕を火傷した。

『人生処方詩集』 エーリッヒ・ケストナー 小松太郎訳 岩波文庫

母の日。母に本を贈るなら何を贈るだろう。両親はともに本を読まなかった。
亡くなった祖母にはピエブックスの『日本の里』という写真集をあげたことがある。その写真集には、祖母の実家がある棚田の景色が載っていた。

母はとても不器用で要領が悪い。母方の血を濃く受け継いだ私は、母の立ち振る舞いの思考が痛いほどわかる。母はやるべきことをちゃんとしようとする人なので、要領の悪さは彼女の時間をどんどん削っていった。昔は本も読んでいたのかもしれない。今ではずっと台所にいる。たいしたことしてないんだけどどね、と夜中まで何かをしている。

彼女の真面目な部分はあまり似なかった。似なくて良かったと思う。不真面目で楽観的なところは父に似た。要領が悪くて楽観的なので、ろくなやつじゃない。

『人生処方箋詩集』なら、そんな母でも一日1詩は読めるはず。読めるし、父のような適当な精神も身につけれるはず。こんなもんでいいのか、くらいでそろそろ生きて欲しいと思う。一方では、ここまできたら、あまりリズムを壊さず、真面目に不器用に生きた方が長生きするかもしれないとも思う。
父には見せちゃダメだな。人生が適当になりすぎてしまう。

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