【オフィス】新オフィスへ移転! 発足5周年プロジェクト「&donuts」の柏オフィスの変遷をたどる
2022年6月、&donutsプロジェクトは柏の葉オフィスを拡張移転しました。新オフィスは、JR常磐線・東武アーバンパークライン 柏駅から徒歩3分の好立地です! 気持ちを新たに頑張りたいと思います。
こんにちは。&donutsプロジェクトの広報担当・柳尾です。
現在、柏オフィスメンバーは、内装などのオフィスに関するアイデアを形にするために奮闘しています。この記事では、2022年1月に発足5周年を迎えた&donutsが、柏の葉キャンパスのコワーキングスペースから始まり、柏駅の新オフィスに至るまでの道のりを振り返ってみたいと思います。
はじめに:&donutsが考えるオフィスの在り方
オフィスはオウンドメディア
コロナ禍でオフィスの捉え方にも変化がありました。縮小や撤廃をする企業や、世情に合わせて勤務体系をコントロールしながら継続や拡大をする企業など、オフィスには以前よりも企業の意思や理念が大きく反映されています。
&donutsを運営するイノベーター・ジャパンの代表であり、社会構想大学院大学コミュニケーションデザイン研究科で准教授を務める渡辺は、「オフィスは企業の理念を最も色濃く伝えるオウンドメディア」と捉えています。オフィス=事務所として労働生産性の向上のみを目指す時代は過ぎ、従業員をはじめとするステークホルダーとのエンゲージメントを高めるためのメディアとしてデザインすることが求められていると言います。
組織に熱量が伝導
また、渡辺は「企業等の組織にも熱量があり、それが組織内外のステイクホルダーに伝わることは事業が成功するための必須条件であり、組織コミュニケーションの主な目的」と捉え、オフィスで働くことは大きな意義を持つと考えています。創業者や経営者の理念を熱源として、その熱が組織内の人を介して全体に伝導していく。組織の中心部から周辺に向かって熱量が伝導し、組織全体が熱を帯びている状態を理想としています。
セレンディピティはイノベーションの源泉
弊社では、地域におけるポテンシャル人材の才能を引き出したり、サービスを提供するだけでなく、弊社の強みであるIT・デザイン・コミュニケーションを活用して地域社会に新たな価値を創造したいと考えています。
そのアイデアのタネとなるのは、オフィスで起こるセレンディピティと考え、対面のコミュニケーションや対話が起こりやすいオフィスづくりを大切にしています。
柏オフィスの歴史
&donutsは、ポテンシャル人材が潜在的に存在する生活圏で職住近接を実践するプロジェクトとして立ち上がりました。思索する中で大切にしたのは、「人材の母数」「人が集まる箱」「マネジメント人材」「そのエリアに暮らす人材とのマッチ度」。ここでは、“箱”に焦点を当てます。
構想開始
2016年の夏、「仕事の集まるところに人を集める」のではなく「人が集まるところに仕事を移す」ことで、郊外のポテンシャル人材を雇用して共創のコミュニティを創出したいと考えました。この時点では、&donutsの箱はありませんでした。最初は数名のメンバーが表参道オフィスへ出勤し、業務内容や体制、オフィス、人材などプロジェクトの実現に向けてスキームを検討しました。
当初から、オフィスはただ仕事をする場ではなく、学んだり、コラボレーションを行うなど、メンバー以外のステークホルダーも集う場にしたいという構想がありました。
職住近接が実現
2016年秋、都心へのアクセスが良い、つくばエクスプレス・柏の葉キャンパス駅近くの商業ビル内のコワーキングスペースを利用し、職住近接を開始しました。
コワーキングスペースで出会う方たちは、同じ地域で活動する方なので共通の話題で盛り上がることも多く、その後、主催イベントへ登壇していただくこともありました。地域につながりのない新参者の私たちにとっては、人脈を広げる良い機会となりました。
柏の葉オフィスの誕生
2017年1月に、最初の拠点となる、柏の葉オフィスを開設しました!コワーキングスペースと同ビルにある4坪のオフィスルームが私たちの始まりの箱となりました。コワーキングスペースだと話し声を気にして遠慮したこともありましたが、これからは気兼ねなく相談や打ち合わせができることがうれしかったです。
そして設立から1年経った頃、メンバーが増えたことで早くも部屋が狭くなり、さらに広いお部屋を探し始めました。
柏の葉オフィス増床
2018年2月、同フロアにもう一つのオフィスルームを借りて、人数増加に対応しました。二部屋での運営は、セレンディピティや熱伝導の面でデメリットを感じていたため、私たちにちょうどいいオフィス探しの旅はさらに続きました。
柏の葉オフィス拡張移転
2019年4月、当時の在籍メンバーに十分な広さの部屋へ移転しました。ほどなくして、新型コロナウイルス感染症が広がり始め、緊急事態宣言下でフルリモート体制へ。
コロナ禍での対応
先行きが読めないなか、いったんオフィスを手放す選択をしました。オフィスが果たす役割をゼロにしないよう、柏の葉キャンパス駅近くのシェアスペースをレンタルし、在宅勤務と組み合わせたハイブリットワークを取り入れました。
アフター・コロナを見据えた新たな挑戦
コロナ禍でオフィスの存在意義を実感したため、2022年から再びオフィス探しを始めました。柏の葉地域だけでなく、常磐線や東武アーバンパークラインが乗り入れる柏駅周辺まで範囲を広げて、私たちの条件に合うオフィスを探す日々が続きました。
そして、2022年6月。遂に柏駅近くのビルの一室への引っ越しが実現しました。私たちはこの新しい柏オフィスをベースに、デジタル人材の育成や地域のDX化の促進など、地域と共に発展していくつながりの場にしていきたいと考えています。
おかげさまで多くのクライアントのWebサイト制作や運用業務に関わらせていただいており、さらなる規模の拡大に邁進してまいります。そこで、新たな仲間を募集します。私たちと共に、新たなオフィスづくりにも挑戦していただけたらうれしいです!
採用情報の詳細は、公式ホームページの「RECRUIT」をご覧ください。