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注目の飲食業態

2021年12月5日


最近、また外食業界誌「月刊食堂」を定期購読し始めました。
外食業界の動向や、注目の業態、経営者のインタビュー記事などが書いてあり、非常に刺激になりますね。

11月号は、「外食の逆襲 新挑戦と実験」特集で、今注目のチキンバーガー業態が紹介されていました。


外食に携わっている皆さんには、ぜひ読んでほしい雑誌ですが、「なかなか読む時間が取れない!」というのも分かっています。

そこで!
今後は私が読んで、気になる情報をピックアップして皆さんに分かりやすく伝えていきたいと思います。

本日は、「注目の業態」について書いていきます!

①Doo Wop CHICKEN BURGER


まずはこちら。
巻頭特集で組まれていたチキンバーガー業態の注目ブランドで、私が尊敬する西山社長率いるダイニングイノベーションの新業態です。
ブルースターバーガーに続く、本格ファストフードバーガー第2段として、2021年7月代官山にオープンしました。

チキンバーガー単品は290円と360円のツープライス。
フライドポテトとドリンクが付いた「クラシックセット 690円」が看板商品です。
また、サイドではフライドチキンを用意し、KFCとは違って「部位が選べる」事が強みです。


西山社長によると、「米国ではチキンバーガー(チキンサンド)の市場規模が非常に大きい。日本でも流行らないはずがない。」との事です。
実際、アメリカでは「チックフィレイ」というチキンサンドチェーンが大人気で、マクドナルド、スターバックスに次ぐ第3位の市場規模を獲得しています。

今後に注目したい業態ですね。

②TORIKI BURGER

https://toriki-burger.co.jp

こちらも面白いお店ですね。
名前からも察することができると思いますが、、
そうです、あの鳥貴族が満を持して開発したチキンバーガー業態なんです。


鳥貴族の大倉社長も、アメリカに視察に行った際にチキンバーガー市場の大きさに気付き、日本での展開を考えたそうです。
鳥貴族は居酒屋業態なので、このコロナ禍で大きなダメージを受けました。
それにより、ファストフード業態の強さを改めて実感し、この業態を作り上げました。
2021年8月 大井町店がオープン。

トリキバーガーの価格帯は、鳥貴族の強みである均一価格戦略をとっています。
単品390円、セット590円で設定しています。


Doo Wopがフライドチキン(揚げ)で統一していることに比べると、トリキの方は揚げ、焼き、サラダチキンとバリエーションが豊富です。
このオペレーションがどうなるのか?「国内で1000店舗を目指す」そうなので、どこまで拡がるのか?注目です。

③焼きたてのカルビ

https://www.yakitateno-karubi.jp/

「丸源ラーメン」「焼肉きんぐ」などのブランドで、郊外ロードサイド戦略で大きな成功を収めている「物語コーポレーション」社が新たに開発したファストフードのカルビ丼業態です。


カルビ丼490円という最強コスパと、「本格焼肉」感を全面に打ち出した店作りが功を奏し、初月は800万円を売り上げたそうです。
テイクアウト比率が60%という実績は、非常に強力な業態だということが分かります。


また、ホールサービスを簡略化し、入り口にキャッシュレス券売機3台を設置し、注文から商品の受け取り、食器の返却までをお客様に負担してもらう形をとっています。
松屋スタイルですね。
これにより人件費率を20%前半に抑え、その分を原価に振り分けることで490円という価格を実現しているのですね。

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