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フランチャイズを始めた話

2022年5月29日


今回は、
「なぜFC(フランチャイズ)を始めたのか?」について書いてみようと思います!

始まりは、2015年の秋頃。
当時は東池袋店・秋葉原店の2店舗運営で、両店舗共に信頼できる店長がいたので、私は少し体が浮いた時期だったと思います。
次の事業展開を模索しており、たまたま池袋サンシャインで開催していた外食展示会に行ったところ、「フランチャイズ本部構築」の話を聞きました。

それまで、「店を出す=直営店出店」しか考えたことがなかった私にとって、「フランチャイズで出店する」という仕組みを知ったのが衝撃的でした。

通常「飲食店を出店する」となれば、物件の契約金や工事費用などで1000万円単位のお金がかかるため、創業期にはその資金を銀行から借りることになるのですが、、
銀行も小さい会社にポンポンと貸してくれるわけではないので、どうしても出店スピードには限界があり(2~3年で1店舗くらい)、「良い人材・良い物件があっても資金がない」という状況に陥りがちです。
私も漠然と「秋葉原の次の出店は2、3年後かな~」と考えていたところでした。

しかしフランチャイズの仕組みを使えば、「資金がなくても店を増やせる」という事で、早速そのブースを出店していた会社と連絡をとり、進めていくことにしました。

ちょうどその時、ソースの外注化を進めていた所だったので、FC化しやすいタイミングだったのです。
(それまでは、ソースも全て各店舗内で仕込んでいました。)

そこから約半年かけて、「強みの洗い出し→事業説明資料作成」「FC契約書の作成」「加盟計画の立案」など必要な事をコンサル会社と一緒に進めていき、、

2016年4月

《ふわとろオムライス専門店「神田たまごけん」フランチャイズ募集》

がスタートしました!

最初は、業界No.1「アントレネット」に掲載した所、50件以上の応募が来て、対応に四苦八苦したのを覚えています。
それまで飲食の現場しか知らなかった私にとっては、「電話営業」やスーツを着ての「FC説明会」は大変でしたが、
慣れてくると色々な人達と話す機会が増えてきて楽しくなってきました。

やはり「オムライス」という商材が珍しかったのでしょう、問い合わせに加えて雑誌の掲載なども増えてきて、順調に説明会を実施していきました。

・懐かしの「ビジネスチャンス」誌面記事

そしてFC募集開始から約1年後、2017年4月 FC1号店「経堂店」がオープン!

オーナーは飲食未経験だったため、資金調達や研修がうまく進まず、開業準備にかなり手間取りましたが、何とかオープンまで漕ぎ着けることができました。

その後は、「フランチャイズ展示会」にもブースを出展したりしながら、営業活動を拡大していき、店舗も「池袋立教通り店」「高円寺店」と順調に増えていきました。
そして池袋店の店長が「福岡でたまごけんをやりたい」と言い、初の都外「福岡天神店」もオープンしました。

しかし当然、全ての店舗が順調だったわけではなく、閉店していったお店も多かったですが、、
私は、「あの時FCを始めてよかった」
と心底思っています。

・「従業員独立」として社員が集まったり、実際にたまごけん独立を成し遂げた人がいること
・店舗拡大により、社員・関係者がたくさん集まったこと
・FC化の過程で、マニュアルやこだわりの見せ方などが作れたこと
・出退店の経験により、開業や立地選定のノウハウが蓄積できたこと

会社としても、私個人としても大きく成長できたと実感しています。

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