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WEBマーケティングで静岡の次の10年を作りたい

先日、和歌山県に出張しました。

地元出身者の方からは「和歌山ではラーメンを食べ歩きするといい」と聞きました。

そんなわけでラーメンを食べ、

アロチ・丸髙商店(和歌山市)

またラーメンを食べ、

月乃家(有田川町)

梅酒を飲み、

多田屋(和歌山市)

体重が1kg増加して今に至ります笑

さて、和歌山には当社のお客さんがいるので出張しました。
このお客さんとビジョンについて話したら喜んでくれたので、今日はビジョンについて書きたいなと思います。

そもそもビジョンって?

ビジョンの定義について調べてみました(ネットのまとめ記事っぽい書き出し)。

「vision」とは、視覚や視力、さらには将来の展望や夢、ビジョンといった意味を持つ英単語である。視覚や視力に関連する文脈では、目で物を見る能力やその機能を指す。一方で、将来の展望や夢に関連する文脈では、個人や組織が目指すべき未来の姿や理想を表現する。

出典:weblio辞書|vision

というわけで、ビジョンとは未来の姿のことを意味するものとして話を進めます。

エストリンクスのビジョン

お客さんが喜んでくれたのは、エストリンクスのビジョンと、どういう責任(ミッション)を果たしてビジョンを達成するかを伝えたからでした

エストリンクスのミッションは「コミュニティの共生と繁栄」、ビジョンは「日本中とリンクするWEBマーケティングカンパニー」という内容です

これだけでは伝わりがよくないはずなので、まずは当社のミッションとビジョンについて書きます。

前置き:エストリンクスのミッション

まず、「エストリンクスはどうなりたいか?」の前に「エストリンクスは何をしてくれるの?」について書きます。

当社では「コミュニティの共生と繁栄」を自社の存在意義としています。

コミュニティの共生と繁栄の図

ざっくり表現すると、広告とかマーケティングの仕事はお客さんに稼いでもらう手段で社会を発展させる職業だと思います

  1. お客さんから10万円もらったら20万円にして返したいし、次は20万円の発注になったら40万円にして返したいよね

  2. 発注増えてくるとお客さんも出世するし、依頼の種類が増える

  3. 仕事が増えたらお互いに雇用につながる

  4. 各社が目指す姿も異なるし、どちらもうまくいけば競合とも共存できる

  5. 1~4を繰り返すうちに地域社会全体が伸びたら最高

ちなみに、1は社会人時代に一瞬働いていた広告代理店の社長が言っていた話の受け売りです。
「広告業はお客さんが稼げないと次の仕事が来ない」とよく言ってて、たしかにその通りだと思います。

ちなみに、10年前の僕が見たら立派に思うであろうビジョンを最初から掲げていたわけではありません。
さまざまな成功体験や関係各所に多大なご迷惑をおかけした経験から、このように感じるようになりました。

日本中とリンクするWEBマーケティングカンパニー

僕たちは静岡で会社をやっているのですが、インターネットを使えば、どこにいても仕事できます。
実力さえあれば全国どこのお客さんと取引したっていいわけです。

当然ですが、僕たちもお客さんも、全国どこの会社でも取引できる権利があります。
特に、インターネットやSNSの普及によって「自分に合う会社選び」がとても簡単になりました。

技術的に達成できる仕事かどうかもすごく大事ですが「自分たちのビジョンと合う会社か?」を探すことも大事ではないでしょうか。
でも、物理的に身近な環境にビジョンが合う会社があるとは限りません。

当社のビジョンの原体験

僕が「ビジョンが合う会社を探したいな」と考えるようになったきっかけを遡ると、中学生時代にたどり着きました。

当時の僕は、学校や部活では集団行動になじめないいじめられっ子でした。
みかん畑が広がるのどかな山に囲まれた穏やかな母校ですが、小学校のクラスがそのまま持ち上がるような中学校なので、一度コミュニティが形成されるとなかなか逃げる場所がありません。

母校の前は田んぼと山

でも、インターネットの向こうにたくさん友達がいました。
2000年当時はSNSすら存在しなかったのですが、BBS(掲示板)で情報交換したり雑談したりしているうちに、「学校や部活(目の前のコミュニティ)以外に自分に合っていると思えるコミュニティがあるなら、そこにいてもいいじゃん」と思ったことがインターネットで日本中とつながりたいなと思った原体験です

きっと「身の回りにあるWEBマーケティング会社は、自分たちの事業を理解してくれない」と事業会社さんが感じているケースもあるのではないでしょうか。
僕たちもビジョンが近いお客さんの仕事は楽しいし、仕事が成功する確率も上がるのではないかと思います。

こんなことを前提に自社のミッションを考えながらやっているうちに、SEOで成果を出した横浜の会社のマーケターさんが10人近く部下を抱えるようになっていたり、SNSで結果を出した静岡の小売店の担当者さんがEC事業責任者になっていたりしました

お客さんのビジョンを描きたい

さて、今回和歌山に出張した理由は、アパレルD2Cにチャレンジしているお客さんとお会いするためでした。
元々は卸売業から始まって30年経ち、新規事業としてD2Cブランドを立ち上げることになったそうです。

最初は都内の経営コンサル会社が担当していたのですが、いろいろあって当社が引き継ぐことになりました。

僕としては「和歌山から全国進出して勝ちたいな」と思ってお引き受けしています。

和歌山って海と山が近くて温暖な気候、徳川家が治めていた時代がある、名産がみかんなど、静岡と共通点多いじゃないですか。

和歌山のみかん畑

(ちなみに、推しているアイドルの子が和歌山県出身です笑)

そんなわけで和歌山って親近感が湧くし、地方からインターネットの力で勝ちたいと思う企業の後押しはやりたいことのひとつです
だから、日本中とリンクするWEBマーケティングカンパニーがやりたいって言葉に対し、お客さんの会社の会長さんも共感して喜んでくれたのかなと思います。

出ている結果とビジョンの変化

Instagram広告を運用開始から3ヶ月ほど経ちますが、CPA(1件の申し込み単価)は半分以下まで改善しています。広告の費用対効果を表すROASは200%前後まで来たので「最近売上の伸びを感じはじめている」と言ってもらえてるようになりました。

最初は「損益分岐点が見えなくて焦っている」と語っていたお客さんですが、お会いしたタイミングでは「いまはECモール頼りたけど、自社ECのシェアをもっと拡大してブランド価値を上げたい」と仰っていました

まだスタートして3か月でCPAが半減しています。
よい未来を描くために必要な要素のひとつである、売上の伸びをお互いに感じられることはよかったです。

WEBマーケティング業の役割

お客さんの会社の会長は「創業30年続けてきたけれど、今まで取引しているすべての会社が成長していることが自慢」と仰っていました。

お客さんの成長を支えている理由は何かを尋ねたところ「期待以上をやってきただけ」と続けてくれました。
こういうことをしたいと語るだけなら簡単ですが、30年続いてきたという事実からお客さんの言葉の重みを感じます。

ただ、最初の打ち合わせではこんな話は出てきませんでした。
売上が出てきたことで「自社の商品がいけそうだ」と感じてくれたようです。

当社では、ターゲットを考え直したり広告運用の精度を高めたりしているだけに過ぎません。
あくまで商品そのものはお客さんの会社が作っているし、自分たちの努力でいいものを作っていると思います。

ただ、技術や経験を活かして売上や採用拡大などの成果を提供すると、お客さんのビジョンを作ったり発展させたりできるし、それはお客さんに対する最大の応援になるのではないでしょうか。

WEBマーケティング業にできる大切な役割だと感じました。

次の10年を作りたいです

タイトルの通り、僕はエストリンクスを通じてWEBマーケティング領域で静岡の次の10年を作りたいなと考えるようになりました

WEBマーケティングで静岡の次の10年を作る会社になった先に、今よりもレベルの高い日本中とリンクするWEBマーケティングカンパニーの姿があるだろうと思ったからです。

僕が目指す次の10年は、静岡にあるたくさんの事業会社がSEOやSNS、その他インターネット広告に対する知識や審美眼を身に付けて「インターネット広告で全国取りに行こうよ」と当たり前のように考えられる時代を指します
今のところ、僕たちの力及ばずで十分にWEBマーケティングの面白さを届けられていない状況です。

あるいはメガトレンドが加速するなら、AIを使った事業やプロモーション展開に対して抵抗なく受け入れている状況かもしれません。
そのときはAIプロモーションのような表現に言い直します。

2023年6月時点では売上アップや検索順位獲得などを通じてミッションであるコミュニティの共生と繁栄を達成できる例が増えてきたし、もっと事業会社さんを応援できたり僕たちも応援してもらえたりする会社になりたいです。
ぜひTwitterでのフォローや応援リプなどいただけると嬉しいです!

ちなみに、「自分程度の実績でこういうビジョンを語るのはダサイ」という感覚が強いのであまり表立ってこういうことを言う性格ではなかったのですが、

  • 10年続けてSEOやSNS、広告運用などで語れる成果が出てきた

  • お取引先の会社さんからビジョンを尋ねられることが増えた

  • 同業で次の世代の起業家が増えているし、県内でのWEBマーケティングの意義を大きくしたい

  • 未来のビジョンをくっきり浮かべたい社員さんもいるなと感じた

  • 旧知の友人から会社の成長を喜んでもらえるケースが増えている

こんな理由から、僕もどんどんビジョンについて伝えていくべきだなと思ったからです。
なんだかんだありつつも成長しながら法人10年目に突入したので、少しくらいはビッグマウスを言ってもいいだろうと考えています笑

もし「エストリンクスってどんなもんなのよ?」という方がいらっしゃったら、以下のページもあわせてご覧ください。


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