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不安や恐れを軽減するために・・

「新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!~負のスパイラルを断ち切るために~」(※)
この日本赤十字社の記事は、知人に紹介してもらったのですが、
非常に分かり易く、大事なことが書かれているので共有します。
そして、この記事を読んで私が思ったこと『不安や恐れのコントロール』について書き留めておきます。

3つの感染症と負のスパイラル

新型コロナウィルスには、3つの感染症という顔があるとのことです。
・第1の感染症「病気そのもの」
感染すると風邪症状や重症化して肺炎を引き起こします。

・第2の感染症「不安と恐れ」
ウィルスに関して分からないことが多い為、不安や恐れを感じ、
それが積み重なり、気づく力・聴く力・自分を支える力を弱め、
多くの人に伝染していきます。

・第3の感染症「嫌悪・偏見・差別」
不安や恐れは人間の生き延びようとする本能を刺激します。
ウィルス感染に関わる人や対象を日常生活から遠ざけたり、
差別するなど、人と人との信頼関係や社会の繋がりが壊されてしまいます。

そして、これらの感染症は繋がっており、一人ひとりが気をつけないと、
負のスパイラルに陥り、感染が更に拡がっていきます。
各感染症の対応方法、3つの関連の詳細については、リンク先(※)を読んでください。

不安とは

不安というのは、実態が見えないモノ、先行きが分からないモノ、自分がコントロールできないモノに対して抱く感情です。
新型コロナウィルスの対処方法や終息時期は不明で、世界の至る所で日々感染者や死亡者が増えています。経済への打撃もリーマンショック以上となり、先行き不透明な状況で、多くの人々が不安や恐れを感じられています。

私がいる研修業界においても、3月・4月の集合研修やワークショップは、キャンセル、或いは(時期未定の)延期となり、大きな打撃を受けています。
一部オンライン研修に切り替わっているとはいえ、正直厳しい状況です。
いつこの状況から脱せるのか私自身も不安な気持ちになっています。

この不安や恐れの感情を持ち続けていると、上記の第3の感染症「嫌悪・偏見・差別」にもなりますし、メンタル不調、体調不良に繋がることもあります。
この不安と恐れの感情を軽減する方法をお伝えします。

不安を軽減するために

結論から言うと、不安を軽減するためには、自分がコントロールできるものを増やしていってください。
目の前で起きている出来事や事実は変えることは出来ませんが、思考(出来事の捉え方)や行動は自らコントロールし変えられます。
この思考と行動をコントロールすることによって、不安や恐怖の感情を軽減出来るようになります。
ただ、思考のコントロールに関して、私はネガティブな思考を単に前向きな思考に変えてくださいとは言いません。仮にそうやったとしても、一時的な対処で、本人は苦しくなります。
自分自身が楽になり、かつ3つの感染を回避するための思考・行動をとってみてください。

例えば、リンク先の記事にも書かれていますが、
・第1の感染症「病気そのもの」に対する行動としては、
手洗い、咳エチケット、密集/密着/密閉を避ける、
自らソーシャルディスタンスを確保する、等
自分の為だけでなく、周りの人達のための行動を意識してみてください。

・第2の感染症「不安と恐れ」に対しては
「気づく力」「聴く力」「自分を支える力」を高めるための行動をとってみてください。(※具体的な行動は、リンク先の記事を参照してください)

・第3の感染症「嫌悪・偏見・差別」に対しては、
確かな情報を選択する(裏付けをとる)、差別的な意見に同調しない 等の
行動をしてみてください。

最近私が意識してやっていること

最後に、最近私が意識してやっていることを紹介します。
これらは、自分のコントロール感が増す行動・思考であり、結果的に第2の感染症、第3の感染症の予防にも繋がっています。

・5分~10分間の瞑想をする (朝・昼・晩 リフレクションと感謝のため)
・読書の時間を以前より長めにとる(ネット環境から自分を遠ざけるため)
・テレビを付けっ放しにしない(主体的に観るのはOK)
・ストレッチ(簡単なものから本格的なストレッチまで)
・ランニング(あえて体を疲れさせ熟睡できるようにする)
・人とつながる(オンラインも含め対話する)そして応援する

この他、何か問題が起きた時には、様々な視点で捉え方を考えてます。
今の私自身のビジネスについても「新型コロナウィルスは、ビジネスのやり方を更に良い方向へ見直す機会だ」と捉えています。

この記事が、皆さんの不安や恐怖の解消に少しでも役に立てればうれしいです。ともにがんばりましょう。

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