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アンドエトの読書記録

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気ままに読んだ本の感想、それにまつわることを書いていきます。 難解な本は少なめ。心が休憩したい時に読みたくなる本が多いです。
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記事一覧

読書記録19 新聞記者、本屋になる

また久しぶりの読書記録となりました。 時の流れが早すぎます。 この本を購入してからすでに…

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読書記録18 生き物の死にざま

久しぶりの読書記録となってしまいました。 時の流れが早すぎます。 生き物の死にざま、…

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読書記録17 デフ・ヴォイス

久しぶりの小説です。 この本はアンドエトが昨年12月に出版した、是枝裕和監督映画 ”真実La …

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読書記録16 ルリユールおじさん

古くなった本を修理するお仕事、パリの製本職人のおじさんのお話。 他の手仕事をと同様、…

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読書記録15 あつかったら ぬげばいい

行ったことのない本屋さんに行ってみよう!と出かけ、そこで見つけた絵本。 最近、読書記録と…

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読書記録14 ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集

私は斎藤倫さん(にわか)ファンだ。 『どろぼうのどろぼん』、『はるとあき』と読んで3冊目…

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読書記録13 のほほんと暮らす

この本は私のバイブルに近い。 時折開いては、そうだ、そうだった、と思い出す。 日々労働。 人生の虚しさ、目を覆いたくなる現実、人が近寄らないものに接する日々。 そんな現実から離れ、さて、のほほんと過ごそうかと思っても、今度は、さあ、OO差別だ、偏見だ、戦争だ、貧困だ、といろんなところから、いろんな人が問題を投げつけてくる。 許してください、少しのほほんとさせて下さい、と心の中で。 この本は大変真面目にかつ分かりやすく”のほほん”について書かれている。 疲れた時には必

読書記録12 はるとあき

この絵本のタイトル『はる』と『あき』は、季節の春と秋のこと。 長年生きてきたけど、全く気…

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読書記録11 パリのおばあさんの物語

ユダヤ人おばあさんが、自分の人生を振り返りつつ、今に感謝し生きていく話。 おばあさんの声…

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読書記録10 本の逆襲

久しぶりにこの本を読み返してみた。 本がこれからどんな広がりを持っていくのか、が熱く語ら…

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読書記録9 どろぼうのどろぼん

よぞら。 なんて素敵な名前だ。 私はこれから、夜空を見上げるたび、この本を思い出すのだろう…

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読書記録8 海賊 Le Corsaire

熊川哲也Kバレエカンパニーで上演された『海賊 Le Corsaire』の世界を粟津泰成さんの絵画を中…

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読書記録7 70歳からの世界征服

この本で言われていることは私の死生観に近い。 ・死とは、生きている間に手に入れたものの一…

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読書記録6  差別の近現代史

「差別」のようなテーマを、現代的でオープンな雰囲気の中で語る本よりも、これくらい薄暗い雰囲気を残し地味に語る本が好み。差別に対する主観的な思い出に基づく主観的な考えを語られるよりも、これくらい客観的な事実で固めた情報を読むのが好き。 この本は、近現代の被差別部落、宗教、障がい者、人種といった「ちょっと気軽に触れると火傷しそうなテーマ」を取り上げて、日本の近現代史の中での差別をQアンドA形式で紐解いてくれる。 当たり前だけど、昔は今よりずっと差別が横行していた。そして、間違いな