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20220521

去年息子が小学生になったことを
きっかけに音楽教室を始めて一年。

お陰様で沢山のご縁をいただき、
平日の夕方はピアノレッスンさせてもらってます。

私は学生時代から音楽を教えることを
頑なに拒否してきました。

でも今はそれは何だったんだろう?
と思えるほど子供と音楽をすることが楽しいです。

息子ということもあって、生徒さんは男の子も多く
女の子と同じ割合なのも嬉しい!

先日、楽器店で楽譜を選んでいたところ、
定番のバイエル、ハノンをめくってすぐ閉じました(笑)

もちろん私もやってきたけど、
こんなにつまんない楽譜だったっけ??
率直に思った感想です。

決してこの本をけなしているのではなく、
基礎トレーニングとしては通るべき必要な教本です。

でも、教える側に得意不得意があるなら
私が教えたいことはここではないな、
と思ったのが素直な気持ち。

先日のレッスンのこと。
もうじき終わる教本の次について
生徒さんと話しをしました。

ピアノを弾くことが好きで、
宿題以外もどんどん弾いてきてくれる。

もしかしたら、少しレベルを上げた教本を
選んでも良いのかな?と思い、
本人に相談したところ、
それは嫌だ!と返事がありました。

「自分のペースでピアノを弾いていきたいから
このままの感じで次のステップが良い」
そう自分の意見を言ってくれました。

うん、そうだね。
私は生徒さん本人の音楽に対する気持ち、
やっていきたいことを大事にしていきたい。

その子なりの音楽の楽しさ、
難しい曲にチャレンジした時の楽しさを
感じながら音楽に触れ合ってほしい。

それは他の先生達からみたら
邪道かもしれないし、
遠回りをさせてるのかもしれない。

でも私ができる音楽教室、音楽の楽しさは
自信をもって伝えていきたい。

だからそのままの教本で進めるこにしました。

この先、みんなが音楽を好きでいた先に
バイエルやハノンに出会う時、
私も一緒に挑戦できたら嬉しいな。

そんなことを思った一週間でした。