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3.11 今、思うこと。

東日本大震災から10年。
あの日、私は大学の先輩の卒業式でした。
電車が止まってしまって帰れなくなり、部活の仲間たちと大学の演習室に泊まった記憶があります。
私の住む地域はライフラインもまずまず保たれていたし、大きな被害もなかったけど、翌日なんとか電車が動き出して皆それぞれに帰りはじめる時、この先もう大きな地震が来ませんように、皆とまた会えますように、って祈るような思いでした。

あれから10年。
私は2児の母になりました。
守るものが増えて、やはり災害への意識は高まりました。
頭のどこかで常に、今大きな地震が来たら、って思いがあります。
食糧や日用品のストック。
携帯の充電器はいつも持ち歩く。
子どもたちを幼稚園や習い事に送る時は直前までどんなにイライラしていても、「いってらっしゃい」って笑顔で送り出す...

小さいことだけど、できることはやっておきたい、って思います。

今、大きな悲しみを抱えつつも、前を向いて歩き出している東北の方々。
あぁ、強いな、って思います。

何度も心が折れただろう。
何度も怒り、悲しみ、やりきれなさに途方に暮れただろう。
きっとそんな想像すら越えるつらさがあっただろうと思うけど、それでも前を向いて生きている。

そこにあるのは人と人とのつながりなのかな、と思います。

震災に限らず。
どんな時も人の心を救うのは人なんだよね。
いろんなものが機械化しても、やっぱり人はひとりでは生きていけないと思う。

人が人を想い、つながって、支え合う。
そうやって自分もこれまで生きてきたと思うし、キレイゴトではなく人間ってそういうものなんだと思う。

ハンドメイドを始めて、ハンドメイドの良さって何かなって考えた時に、

「人が人を想って作ること」
そこにいちばんの価値があると思うようになりました。

自分が作ったものが、いつか誰かの手に渡った時、その人がいつもより少しハッピーな気持ちになる。
作品を通じて、人と人の心がつながる。

見えない心のつながりこそ、大切にしていきたいなと思います。

なんか話ズレちゃったかな??
長くなりましたが、
亡くなった方のご冥福をお祈りするとともに、
今生きている私たちが10年前の出来事を忘れずに、人とのつながりを大切にしていくことができますように。


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