「C」を探す、秩父の旅
10月29日に、deleteCとクラブツーリズムがコラボした日帰りバスツアーに参加してきました。この企画は、旅を通して、deleteCの活動を応援するというもので、旅行代金の一部がdeleteCに寄付されます。
私がdeleteCについて知ったのは、1年ほど前。SNSで流れてきた「がんを治せる病気にする」というコンセプトに、「え!なにそれ?」と思ったのがきっかけでした。deleteCがコラボしたオリジナル商品を購入したり、サービスを利用すると、その金額の一部がdeleteCに送られ、がん研究支援金の一部となる仕組みで、直接、寄付をすることもできます。
「C(cancer:がん)をdelete(消す)」の発想で、商品の「C」の文字を消した写真をSNSでアップすると、投稿数に応じて参加企業からがん治療研究に寄付される「#deleteC大作戦」なども展開されていました。
(C.C.レモンのCとか、CampusノートのCとか。Cの部分を隠したり消したりして、SNSに投稿されている写真をたくさん見かけました)
誰でも気軽に、がん治療の研究を応援できるところがいいなと思っていました。そんなわけで参加した、秩父で食べ歩きをするバスツアー。
朝、8時20分に新宿に集合。
参加者の中には、deleteCの活動については知らずに、ご友人との旅行で申し込んだという方も。かく言う私も、deleteCの活動は知っていたものの、たまたま目にしたSNSでの告知を見て、「秩父で食べ歩き、面白そう!」と勢いで申し込んだのでした。活動を知っていても、知らなくても、ふらっと参加できるのもツアーの魅力です。
いざ、出発進行!
バスが走り出すと、deleteCの活動について、代表の小国さんから説明がありました。活動で大事にしているのは「普段の暮らしの中で、自分たちにできることで、がん治療研究を応援すること」なのだそう。
そして、このツアーのミッションも発表されました。
――「C」を探して、写真を撮る。
旅の途中で見つけた「C」をみんなで共有しましょう。
その呼びかけに、車内でもさっそく「C」探しが始まります。
旅の最初の目的地は、秩父神社。
バスを降りて、ここからは自由行動です。
次の予定までの約3時間を、参加者が思い思いに過ごします。
秩父神社からまっすぐに伸びる番場通り。
ここで楽しみにしていたのが、レトロなお店めぐりと食べ歩きです。
まずは昔ながらの洋食屋さん、パリーへ。
店内に流れるのは、美空ひばりの「愛燦燦」。
いま、自分はどこにいるのか??
一瞬分からなくなるようなトリップ感を味わえます。
お腹いっぱいになって店を出ると、通りに行列が。安田屋のメンチカツに並ぶ人々。
それを見て、思わず並ぶ……(お腹いっぱいじゃなかったのか)。
もうこれ以上は食べられない、というくらいの満腹感。腹ごなしに、1駅先の西武秩父駅まで歩く。
この後、再びツアー参加者の皆さんと合流して、秩父鉄道の秩父駅からSL列車「パレオ」に乗車。30分のSLの旅です(意外と住宅地を走っていた)。ほんの一瞬見えた、橋梁からの荒川の流れが美しかったです。
車中で、deleteCの広報をされている方と一緒になり、「活動の幅がどんどん広がっている」というお話を聞きました。ボランティアとして参加されている皆さんは、あくまでも「自分にできることをする」というスタンスを大切に、自分たちの身の回りから変えていこうと発信を続けられているのだそう。「楽しいから参加している」とおっしゃっていたのも印象的でした。
旅の最後は、花園フォレストへ。
お土産をしこたま買い込んで、帰路へつきます。(ここで買った豆腐が絶品でした)
帰りの車内では、「Cを探して、写真に撮る」のミッションの結果報告。小国さんからベスト写真賞の発表がありました。たくさんの「C」の写真を見ながら、車中は大盛り上がり。なんと全部で107枚の写真が集まったそうです!
旅の間、よく見かけたのが、「Cがあった!」「こっちに見つけた!」と走っている子どもたちの姿。ボランティアや寄付といった活動を知るきっかけが、「楽しい」からなのが、すごく素敵だなと思ったのでした。そうやって一歩踏み出すハードルをどんどん下げていくことが、deleteCの目指しているところなのかもしれない。
私も、「C」を探す一日、楽しかったです。
そういえば……
実はツアーに参加した日の朝、空を見上げると虹が。あれも「C」だったのでは? とふと思った帰り道でした。
しばらくは「C」探しが続きそうです。
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