#8 新しい環境を受け入れるために
「新しい環境を受け入れるときの、心構えを教えてください」
ある学生から聞かれたことがある。
新しい環境には、不安や期待が入り混じる。
自分で積極的に選んだ道、消去法的に選んだ道、様々な要因から選ぶことを余儀なくされた道。
その子の場合は、選ぶことを余儀なくされた道で、そもそも今いるところは期限付きだった。
今いるところに居心地の良さを感じるからこそ、次の道に進むことに不安や躊躇が生じるのだろう。
積極的に選んでいなくても、時は訪れる。
そんなとき、環境の変化から生じる感情や体調の変化をそっと見つめてあげることがまず第一だと思う。大丈夫、きっと前に進んでいるから。
今、私はアグレッシブに、
自分で積極的に選んだ道を歩み出そうとしている。
でもいくら積極的に選んだ道とはいえ、迷いがないわけじゃない。
選ばないことを決めた場所でもやりたいことがたくさんあり、素敵な人たちに囲まれていた。
なぜ辞める決断をしたのか、後悔しそうになることもある。お別れの挨拶を繰り返すたびに、とても苦しくなる。私はすぐ、ここに戻ってきたくなるのかもしれないな、とも思う。
次の場所で経験したいことがある。それは、元いた場所ではできなかった。
次の場所でどれだけできるかは、自分次第。
環境の変化から生じる感情や体調の変化をそっと見つめてあげよう。大丈夫、きっと前に進んでいるから。
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