マガジンのカバー画像

その他の製作

20
趣味で製作したものをまとめています。
運営しているクリエイター

#つくってみた

手編みのミトン

手編みのミトン(2014年) 中学生以来の友、Threeさんが、しばらく会わないうちに「仕事でラトビアと日本とを行き来している」というのを知ったのは、私がラトビアミトンを編んで愛用し始めてから数年たった後のことでした。 そうか…だから自然と編んでみようと思ったのかな、いつの間にか私も見えない糸に引き寄せられてラトビアのものに心惹かれていたのかも。と稀有な偶然に想像が膨らんだりして、編んだ当時よりもさらに愛着がわいてきている、この手編みのミトン。 しかし、完成してしばらく

毛糸のくつ下

毛糸のくつ下(2013年) 2013年。この頃、もう周りのみんなはスマホをもっていた。 ポケベル、PHS。いつでもデビューが遅かった私は、スマホのデビューも同じく遅く、ガラケー(パケ放題)のiモードで毎日情報を得ていたっけ。 情報源はまだまだ紙媒体が主流で、毎年、実家に帰る時には、のんびり過ごす年末年始のお供に雑誌を何冊も買っていました。 その中にあった手編みの靴下特集。ノルディック柄のようなパターンがとても可愛く、実家から戻ると、早速編んでみることにしました。 難し

かぎ針で作るブランケット

かぎ針で作るブランケット(2006年) 編んでみようと思ったのは、やっぱり”憧れ”があったから。もうそれだけが理由でした。ブランケットでもなんでもいい。とにかくこれぞという大物を編んで、それを普段使いしてみたい。そして長く愛用してみたい。という憧れから挑戦した、モチーフ繋ぎのブランケット。 第一子妊娠中に、生まれてくるベビー用にと考えていたので、生まれてくるまでにはどうにか編みきって完成させる予定が、あともう少しのところで間に合わず…。産後は目を使う作業はしてはいけないと

ポーセラーツ

ポーセラーツ(2015年) ポーセラーツを習っているという友人のマーシュさんに誘われて、ポーセラーツ体験をしました。 先生は、以前ドライフラワーのコサージュを作った時にもお世話になった、とても女性らしい華やかな先生。 用意されているシートの中から好きなデザインを選んで、切り取って食器に貼ると、先生がそれを焼き上げてくださり、ポーセラーツ作品が仕上がります。 シートはとても素敵なデザインがたくさん用意されていて、どれにしようかととても悩みました。せっかく作るのだから、や

ヒンメリ

ヒンメリ(2015年) ある日「百貨店のディスプレイに使った後の麦があるんだけど。どうかな。」と声をかけてくれたのは、いつもさりげなくおしゃれで、スタイルもよくて、指先も美しい、そして気さくな友人のスワローさん。 麦からストローを切り出してヒンメリ(フィンランドの伝統的な装飾)が作れるということで、スワローさんのお家にお邪魔して、基本の三角形、そこから8面体の作り方を教えてもらいました。 ストローの穴にたこ糸を通し、何本ものストローを繋いでいくことで、立体的な形をつくり

手鞠

手毬(2014年) 子どものころ、母方の祖母がよく手毬を作っていました。 様々な柄の手毬を作る祖母に、「すごいね、それどうやって作ってるの?」と聞くと、「先生に習って作っているだけで、すごいことはないよ。」と笑っていました。 祖母によると、生徒さんの中には、柄を考案して自分だけの手毬を作ってしまう器用な方もいたんだとか。「そういう人は本当にすごい。」と祖母はとても感心しながら、お教室の様子を話してくれました。 大人になってから、フェリシモさんのシリーズ「日本の花々 手のひ

貼り箱

貼り箱(2014年) 友人の間で、カルトナージュがはやっていました。先生について習っている友人もいて、それはとても本格的でした。 子どものころ、気に入った紙で張り箱(…のような箱)を工作して遊んでいた記憶があった私は、どうにか気張らずに、でも、見栄えのする、きれいな箱を作ることができないかなと考えていました。 そんなある日、ふとお店で目に留まった張り箱がありました。 富山市の伝統工芸、八尾和紙の「桂樹舎」さんのその貼り箱は、平面に型染め和紙が使われていて、無地の下地の紙が

レース編み

レース編み(2006年) レース編みを編んでみたいと思ったのは、雑誌で見たフェリシモさんのキットがとてもかわいかったから。 キットを購入したのは確か、第一子の息子ができる少し前でした。 息子ができて妊娠初期の頃、なぜかこみ上げてくる「塩味の揚げ物が食べたい。」という欲求と毎日付き合っていた私は、家からほど近いモスバーガーでまずポテトを買い、その足で、この辺りの街並みが見渡せる高台の神社に上がり、境内のベンチに座って景色を眺めながらレース編みをする、ということが、いつのま