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くぬぎ染め
栃渋を作ってもまだ少し
殻斗が残っていますので
煮出して染料としました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122601906/picture_pc_193635f721820ee7399a4930e9a7e56d.jpg?width=1200)
くぬぎで染めた色を
橡(つるばみ)色
と呼びます。
古代日本においては
もともと身分の低い者の衣類を染めるのに
使われていましたが
平安中期からは貴族、法衣や喪服などにも使われました。
アルミ媒染で黄橡(きつるばみ)
鉄で黒橡(くろつるばみ)
とその色を呼んだそうです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122602522/picture_pc_18b7b8709b62611b1081693c9fe39742.png?width=1200)
上から綿、麻、絹。
左から無媒染、明礬、鉄
です。
ちなみに明礬の礬の字、書けません。
あとよく見えません。
小さ過ぎるものは
もう最近は見えないのです。
老眼なのです。
ハロー マイネーム イズ ローガン。
イエス。
サンキュー。
他にも
赤白橡、青白橡などもありますが
こちらはくぬぎの実の色を表したもので
実際にはくぬぎを使用していません。
赤白は櫨に茜を重ねて赤みのある白茶系、
青白は紫根に刈安で灰がかった黄緑系
でそれぞれを表現したようです。
くぬぎの花言葉は『おだやかさ』です。
確かにこの優しい色相はしっとりと
心に語り掛けてくる穏やかさがあります。
穏やかで人の心にそっと寄り添う、
そう言う人に私はなりたい。
と言う事で
「変身!くぬぎマーーーーンッ!!」
とやってみましたが(心の中でです)
変身出来ませんでした。
おかしい?
なんで出来ない?
動揺して泳ぐ目。
その視線の先にカレンダーが。
!
あ!そっか、そっか
そうでした、そうでした。
なんだ今日はノー変身デーじゃないか!
どうりで変身出来ないはずだよ。
と言う事で
明日から頑張りたいと思ったのです。
(了)
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