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どうも、「ally人口爆上げ計画」カナダ支部長のたいせいです!!
今回の記事も僕の留学先であるカナダ・バンクーバーからお届けしています。allyという生き方を選択した僕についての記事はこちらからどうぞ!!

※この記事は3〜4分程度で読むことができます(1420字)


矯正治療


LGBTQは病気なのでしょうか。
世界には「コンバージョン・セラピー(転向療法)」が存在しています。これはおもに同性愛者を異性愛者に矯正や転換させるために行う一連の行為で、治療では電気ショック療法をはじめ、会話療法や嫌悪療法といった方法があります。LGBTQの人たちが持つ多様な性的指向性自認を、異性愛者に向けることがこの治療の目的です。

この治療は主に親や親族に受けさせられる場合がほとんどで、矯正的に施設に入れられ長期的に治療を受けさせられる場合もあります。自分自身に対して嫌悪感を抱かせる治療であるため、治療の過程において心身を病んでしまいうつ病になってしまったり、自殺したりする人もいます。

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カナダと世界での治療


こうした治療については、医療機関や医学会からも

「医学的な正当性を欠いており、倫理的に受け入れられない」

といった批判が寄せられていますが、依然として多くの国々で行われています。

私の住むカナダにおいては、こうした転向療法を廃止する動きが続いていました。そして異性愛者に矯正する治療を禁止する法案が可決させました。
しかし、可決されたのは2021年12月とごく最近のことです。
カナダに続いて、フランスでも2022年1月25日に禁止する法案が可決されました。
LGBTQ先進国と言われるこの2カ国でも法律として、禁止されたのは最近のこととなります。


映画で描かれるLGBTQ治療


わたしがこの治療を初めて知ったのは映画がきっかけでした。
「ある少年の告白」という2018年に公開されたアメリカ映画で、ここでは同性愛者の少年少女を矯正し異性愛者に向けるという「救済プログラム」。そこでゲイの少年や少年の両親の葛藤を描いた作品です。この作品は2016年に出版されたベストセラー本を原作としています。そして著者の実話をもとに作られています。

ネタバレになってしまうので内容に触れることは控えますが、この映画との出会いがわたしの価値観に影響を与えたことは間違い無いでしょう。
また見た人にallyになるきっかけをこの作品は与えてくれるのではないかと。

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おわりに

今回紹介した「ある少年の告白」が作られたアメリカでは、映画の完成時に36州が未成年の強制治療を認可、LGBTQのアメリカ人70万人が強制治療の影響を受けていました。現在でも禁止としている州はわずかで現在進行形でこの問題は起きています。
この問題には宗教的な背景もあり、それが問題をさらに根深いものにしています。

しかし性的指向性自認は矯正されて良いものではなく、そしてアルコール依存や薬物中毒のように治療されるべきものでは無いとわたしは考えます。

ここまで読んで下さってありがとうございました。他の記事も、よかったら読んでいただけると嬉しいです。

今回紹介させていただいた「ある少年の告白」はAmazon Prime、U-NEXT、RakutenTV、d TVなどで視聴することができます。(4月10日現在)よろしければ、感想等をコメント欄でシェアしてください!!お待ちしています。

以上、「ally人口爆上げ計画」カナダ支部長のたいせいでした!


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