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精一杯生きること、について考えてみた。

今からちょうど9年前。
オノヨーコさんに質問をした。Twitterで。

Twitterの存在を知った頃だった。
有名人とやりとり出来るらしい。へー凄いね!
どんな人がいるんだろう、と見ていたら

オノヨーコさんが出て来た。

オノヨーコってあのオノヨーコ?本物?
ま、いいか、面白そうだからちょっと質問してみよう。

”ヨーコさんにとっての『本物』とは何ですか?”

その頃の私のテーマが、
『本物』とは?だったからだ。

どうして、それがテーマだったかは
よく覚えていないけど(笑)

2、3日してから返信が来た。

”精一杯生きているということです”

精一杯生きることって何だろう?

明治から昭和初期にかけて
活躍した女性達に興味がある。

作品や伝記などを読んでいて
共通して言えることは、彼女達が
夢中になるものを持っていた、ということだ。

もうもうもう、当たり前すぎることだけど。

そうせずにはいられないような
欲求、渇望感に駆り立てられながら
時には、野蛮人にさえ見えるくらいに
なりふり構わず夢中になっている。

大恐慌があろうと、大震災があろうと
戦争があろうと、関係あらへん!
というぐらいのエネルギー。

自分に与えられた生命を
最期の最期の瞬間まで使い切る。

無我夢中でのめり込んでいる人からは
ダイアモンドのような発光物質が
溢れ出していて

年月が経っても、活字になっても
キラキラと輝いている。

精一杯とは、努力じゃなくて
生命が発する光だ。

もし彼女達が
今の時代を生きていたとしても

ネットニュースを見て
遠い世界の不幸を、ただ嘆いて感傷的になる
なんていう時間の使い方はしないだろう。


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