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武田友紀著「繊細さん」の本

先日呟いた
繊細さんの本が届いたので
早速読んでみました。

繊細さんとは、人並み以上に
周囲の変化を感じとってしまう人。

生まれつき五感が敏感なタイプ
5人に1人の割合で存在するらしい。

繊細さんじゃない人
非繊細さんとはもともと
脳の神経システムが違うだけで
病気ではない。

本書では、繊細さんが
生きやすくなる対処法を具体的に
紹介してくれています。

文章もイラストもとても優しく
手に取っただけも癒されそうな本です。


⒈物理的な対処法

気持ちで頑張るのではなく
物理的に五感のストレスを防ぐ方法です。

視覚
メガネをかけて視野を狭くする

聴覚
耳栓を持ち歩く

触覚
肌の露出を減らす
心地よい素材を身につける

嗅覚
マスクをする
気に入った香りを持ち歩く

味覚
刺激の強いものをさける

⒉身体を休める方法

部屋の灯り音を徹底的に遮断して
フワフワの布団で眠る。
アロマを炊く。

⒊仕事を楽にする方法

とりあえずを合言葉にする。
細かいことに気がつく繊細さんは
気がついたこと全てに反射的に
対応してしまうので、時間がかかる。

ベストを求めすぎて
逆に身動きがとれなくなるので
とりあえず目の前のことを
一つ一つやってみる。

苦手な事を自分に鞭打って頑張るより
得意なことをのばしてみる。

⒋人間関係が楽になる対処法

自分と相手は
感じる深さが違うと認識する。

第一印象を信じて、人を嫌ってもいい。
嫌いな人から離れてよい。

離れられない時は、相手との間に
ボールペン1本でも良いから
物を置いて境界線を作る。

不機嫌な人が周囲にいて気なるときは、
あれこれ想像せずに、相手に聞いてみる。

1人になりたいときは
不機嫌じゃないことを家族に伝えてから
引きこもる。

素を出してみると
自分と似た人が集まってきて
心地よい人間関係が作れる。

何でも自分でやろうとせずに
小さいことからでもいいから
人に頼る練習をしてみる。
ちょっとそのお醤油とってもらえるかな?とか。

先回りして人を助けない
相手から頼まれたら助ける。

お気に入りのカフェなど
自分のいいなセンサーを働かさせる。
心地よい空間を見つけると
気の合う人との出会いがある。

自分軸を大切にする。

周囲に意図的に反応しないでみる。


⒌絶対にやってはいけないこと

感情を閉ざして麻痺させること。
人生を楽しめなくなるのは勿体ない。

繊細さんは
日常の些細な幸せも見つけやすい。
幸せで満たして、心を伸び伸びさせる。

疲れたという言葉を
よく頑張ったに変換する。


**私の周りにもいるなぁ、繊細さん。

と思っていたけど。**

読んでみて驚いた。
この本に書かれている対処法
普段、私がやっていることばかりだった。

最近一番欲しいものは
ノイズキャンセリング機能付きの
ワイヤレスイヤホンでした(笑)

年齢とともに
すっかり厚かましくなっちゃってさ
とかよく言ってたけど。

生きる為の対処法を
知らず知らず身につけていたんですね。



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