いとしい時間
人が好き。人といることで元気になれることって、たくさんある。たくさんの人に支えられて、わたしは生きている。
でも、たまに、人に疲れることもある。相手が悪いわけじゃない、たぶんわたしが悪いわけでもない。なんとなく、人といるのがしんどくなる。
定期的にやってくる、よくわからない疎外感。感じてしまうじぶんに、いつも嫌気がさす。
そんなときは、ひと肌ぐらいの甘酒をちびちび飲みながら、ひとり静かにもの思いにふける。
離れて暮らす家族のこと、遠い未来のこと、行ったこともない異国のこと。そうしているうちに、じわじわと心の底から、書きたいことがわいてくる。
それはきっと、すっぴんのじぶんとちょっとつながれた証拠。あてもなく、書きなぐり、誰にも理解されないかもしれないあたまのなかの声を綴っていく。
愛想笑いなんてしなくていい、じぶんだけの時間が、なにより愛しい。
誰にも理解されなくても、わたしがちゃんと、その声を受け止めてやる。
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