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いくつになっても大好きです。

やっとこさの更新ですっ。なにせ気まぐれなので…。

『万葉集』をめくっていると、学生時代に端を折ったり付箋をつけたりしているページがチラホラ。どの和歌のどこに惹かれてそうしたのか、今では??なところもあるけれど、あー!これこれ!と懐かしくなるときもしばしば。

そんな中から、何年経っても変わらない愛をうたった和歌を一首。

百年(ももとせ)に
老舌(おいした)出でて よよむとも 
我れはいとはじ 恋ひは増すとも

(巻4・764)

あなたが100歳になり、
口元がおぼつかなくなって
歩くのもままならず
よろけるようになっても、
私は嫌いになんてなりませんよ。
ますますあなたを
好きになることはあってもね。

若き大伴家持(おおともの やかもち)が、10歳以上年上の紀女郎(きの いらつめ)に贈った歌です。
年老いてどんな姿になっても、わたしはあなたを変わらず愛している。そんな一途な思いがうたわれていて、なんだかきゅう~んと愛しくなります。

と言いつつも、実は家持さんプレイボーイでして、いろんな女性に目移りしちゃうのですが…(あらら汗)

でも、歌はほんとに素敵だなあ。こんなこと、ちょっと言われてみたいですよね (あっ、わたしおひとりさまだったわ 笑) 。

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